【初心者向け】90年代を代表する洋楽ヒット曲・人気曲まとめ
1990年代の洋楽シーンといえば、アメリカではオルタナティブロックやグランジといった新たなムーブメントがロックの価値観をひっくり返し、同時にヒップホップやR&Bが飛躍的な進化を遂げて多くのクラシックな作品が生まれた時代。
イギリスに目を向ければアメリカのオルタナブームへのカウンターのようにブリットポップが勃発、オアシスやブラーといった世界的なバンドが誕生しましたね。
もちろんメジャーなポップスでも特大ヒットが次々と生まれ、アンダーグラウンドのシーンも大いに盛り上がった1990年代の洋楽をすべて紹介するのは不可能ですが、今回は「大ヒットした洋楽」というテーマで初心者向けの90年代洋楽ヒットをお届けします!
【初心者向け】90年代を代表する洋楽ヒット曲・人気曲まとめ(1〜10)
I Will Always Love YouWhitney Houston

ホイットニー・ヒューストンさんによる心揺さぶるバラード。
アメリカが誇る歌姫の圧倒的な歌唱力が、愛と別れの普遍的なテーマを見事に表現しています。
1992年公開の映画『ボディガード』主題歌として大ヒットを記録し、世界中で2400万枚を売り上げる大記録を達成。
ビルボード・ホット100でも14週連続1位を獲得しました。
映画のサウンドトラックには、本作を含むホイットニーさんの歌声が収録されており、こちらも大ヒットを記録。
永遠の愛を歌ったこの曲は、切ない別れの場面や、大切な人への想いを込めたい時にぴったりですね。
ちなみに原曲はるドリー・パートンさんによるもので、1974年にリリースされてカントリーソングとしてヒットを記録しています。
Buddy HollyWeezer

痛快な爆音ギターと、あまりかっこいいとは言えない赤裸々なエモーションを歌い上げる泣きのメロディで、1990年代のオルタナティブロック・シーンに風穴を空けたウィーザー。
中心人物、リヴァース・クオモさんのソングライターとしての才能は枯れることはなく、2020年代においても現役で活躍を続ける人気バンドです。
アメリカのロサンゼルス出身の彼らが1994年9月にリリースしたデビュー作『Weezer』からの楽曲は、キャッチーなメロディとノスタルジックな魅力で音楽史に不滅の地位を確立。
ビルボードのModern Rockチャートで2位を記録し、MTVビデオ・ミュージック・アワードでも複数の賞を受賞しました。
キャッチーなリフレインと過去のアイコンへの言及は、時代を超えた魅力とともに、リスナーに強く訴えかけるのです。
Fire StarterThe Prodigy

イギリスの電子音楽グループ、ザ・プロディジーによる1996年発表の代表曲。
耳を引くギターリフと、刺激的なビートが織りなす攻撃的なサウンドが特徴的です。
バンドのダンサーだったキース・フリントさんが初めてボーカルを務め、その独特な声と過激な歌詞が話題を呼びました。
英国をはじめ多くの国でチャート1位を獲得し、世界的なヒットとなりました。
アルバム『The Fat of the Land』に収録され、同作は16カ国で1位を記録する大ヒットに。
反逆精神あふれる本作は、自分らしさを貫きたい人におすすめです。
【初心者向け】90年代を代表する洋楽ヒット曲・人気曲まとめ(11〜20)
Better Off AloneAlice DeeJay

オランダ出身のユーロダンス・プロジェクト、アリス・ディージェイ。
彼らが送り出した90年代を代表するナンバーは、夏の高揚感と切なさが同居するキラーチューンです。
プロデューサーが恋人との別れから着想を得たとされ、テーマは失恋。
しかし、印象的なシンセリフと疾走感あふれるビートに乗せて「本当に一人で平気なの?」と問いかけるような内容は、聴く者に不思議な勇気を与えます。
この楽曲は1999年当時にリリースされ、全英シングルチャートで最高2位に輝き、120万枚を超えるセールスを記録。
アルバム『Who Needs Guitars Anyway?』にも収録されています。
夏の暑さを吹き飛ばすドライブや、少し元気がない時に聴けば、きっと背中を押してくれるはずです。
No ScrubTLC

アメリカの女性グループ、TLCによる1999年リリースの代表曲。
アルバム『FanMail』に収録され、世界中でヒットを記録しました。
シンセサイザーで作られたスパニッシュギターのビートが印象的な、R&Bとヒップホップの要素を含んだ楽曲です。
自立していない男性を批判する歌詞が議論を呼び、女性の自立を訴えるメッセージとして広く受け入れられました。
2000年のグラミー賞では最優秀R&Bソング賞などを受賞。
90年代を代表する洋楽ヒット曲としてはもちろん、後続のアーティストたちにも多大なる影響を与えた偉大な楽曲なのです。
Song2Blur

90年代のブリットポップシーンを席巻したブラーが1997年にリリースしたこの楽曲は、アメリカでの大ブレイクのきっかけとなった作品です。
デーモン・アルバーンさんの「Woo-hoo」という印象的なフレーズと、グレアム・コクソンさんのノイジーなギターサウンドが特徴的な本作は、元々ジョークとして制作されたものでした。
しかし、その短さとキャッチーさが功を奏し、世界中でヒット。
イギリスのシングルチャートで2位、アメリカのビルボードモダンロックトラックチャートで6位を記録しています。
ソフィー・ミュラー監督によるミュージックビデオも話題を呼び、MTVビデオミュージックアワードでノミネートされました。
エネルギッシュな音楽とアイロニカルな歌詞のバランスが絶妙な本作は、90年代の音楽シーンを象徴する一曲として、今も多くの人々に愛され続けています。
A Whole New WorldPeabo Bryson & Regina Belle

90年代において記録的なヒットとなった洋画の主題歌と言われて、真っ先に思い浮かぶのがペボ・ブライソンさんとレジーナ・ベルさんによる永遠の名曲でしょう。
アメリカ出身の二人が歌うこの楽曲は、1992年のディズニー映画『アラジン』のエンドクレジットで流れる主題歌として起用されました。
この曲はアメリカのBillboard Hot 100で1位を獲得し、世界中で大きな成功を収めています。
まるで魔法の絨毯に乗って未知の世界へと旅立つような、夢と希望に満ちた歌詞と心に響くメロディは、多くの人々の心を掴んで離しません。
新しい世界への冒険と発見、そして自由への渇望を描いたこの楽曲は、恋する二人の心の高まりを見事に表現しており、聴く人を幻想的な世界へと誘います。