1990年代の洋楽シーンといえば、アメリカではオルタナティブロックやグランジといった新たなムーブメントがロックの価値観をひっくり返し、同時にヒップホップやR&Bが飛躍的な進化を遂げて多くのクラシックな作品が生まれた時代。
イギリスに目を向ければアメリカのオルタナブームへのカウンターのようにブリットポップが勃発、オアシスやブラーといった世界的なバンドが誕生しましたね。
もちろんメジャーなポップスでも特大ヒットが次々と生まれ、アンダーグラウンドのシーンも大いに盛り上がった1990年代の洋楽をすべて紹介するのは不可能ですが、今回は「大ヒットした洋楽」というテーマで初心者向けの90年代洋楽ヒットをお届けします!
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【初心者向け】90年代を代表する洋楽ヒット曲・人気曲まとめ(1〜10)
Smells Like Teen SpiritNirvana

90年代の音楽シーンを変えてしまった、世界中を席巻したグランジの代表曲と言えるでしょう。
イントロのシンプルなパワーコードのリフ一発で、聴く者の心を掴んでしまう威力を持った名曲中の名曲です。
アメリカのニルヴァーナによるこの楽曲は、1991年9月にリリースされ、アルバム『Nevermind』からの先行シングルとしてチャートを席巻しました。
改めて聴いてみると、カート・コバーンさんのソングライティング・センスと歌声の素晴らしさ、メロディの良さ、強力なリズム・セクションが支えるシンプルながらもしっかり考えられているバンド・アンサンブルの妙が際立った曲であることを再認識します。
売れるべくして売れた曲と言えますし、ストレートにカッコいいと感じるナンバーですよ。
Basket CaseGreen Day

90年代のオルタナティブロック・シーンで一躍脚光を浴びたグリーン・デイ。
カリフォルニアのパンクシーンから飛び出した彼らの代表作は、ビリー・ジョー・アームストロングさんの不安障害との闘いを赤裸々に描いた楽曲です。
1994年11月にリリースされたこの曲は、ビルボード・ホット100で2位を記録。
精神疾患に対するタブーに挑戦し、多くの人々の共感を呼びました。
MVは実際の精神病院で撮影され、1995年のMTVビデオミュージックアワードで9部門にノミネート。
パンクロックの枠を超えて多くの人々の心に響く、90年代を代表する1曲と言えるでしょう。
WonderwallOasis

90年代を代表するブリットポップの名曲というだけでなく、世界中の音楽ファンに愛され続けている楽曲です。
イギリスのロックバンド、オアシスによって1995年にリリースされ、アルバム『(What’s the Story) Morning Glory?』からのシングルとしてグローバルなヒットとなりました。
ライブにおけるオーディエンスの大合唱はまさに壮観の一言。
メロディも素直で歌いやすく、1996年にはBRIT Awardsで最優秀英国シングル賞を受賞。
モノクロのミュージックビデオも印象的ですよね。
2024年にとうとう再結成のニュースが駆け巡ったオアシスの名曲を、改めてチェックしてみてください!
Doo Wop (That Thing)Lauryn Hill

ローリン・ヒルさんの大ヒット曲は、1990年代を代表するR&Bクラシックとして今なお色あせることはありません。
ローリンさんはフージーズのメンバーとして頭角を現し、その後ソロ・デビューを果たしました。
1998年8月にリリースされたこの楽曲は、ビルボードHot 100チャートで1位を獲得。
自尊心と自己尊重の大切さを訴える歌詞は、多くのリスナーの心に響きました。
本作は、ヒルさんのソロ・デビューアルバム『The Miseducation of Lauryn Hill』からのリード・シングルとしてリリースされ、グラミー賞を2部門で受賞しています。
R&Bファンはもちろん、90年代の音楽に興味がある方にもおすすめの1曲です。
Common PeoplePulp

ブリットポップを代表するバンド、パルプの名曲として知られるこの楽曲は、階級格差や貧困という社会問題を鋭く切り取った歌詞が特徴です。
1995年10月にリリースされた5枚目のアルバム『Different Class』からの先行シングルとして発表され、UK2位という大ヒットを記録。
同年のグラストンベリー・フェスティバルでのパフォーマンスは伝説と化しました。
ジャーヴィス・コッカーさんの体験を元に書かれた歌詞は、上流階級の人間が下層階級の生活を軽視する姿勢を痛烈に批判しています。
社会への鋭い洞察と、キャッチーなメロディの融合が魅力的な1曲で、90年代の空気を感じたい方にぜひおすすめです。
Say My NameDestiny’s Child

アメリカを代表する女性ボーカルグループ、デスティニーズ・チャイルドが1999年にリリースした大ヒット曲です。
90年代後半のR&Bシーンを代表する作品の一つで、恋人への疑念と裏切りをテーマにした歌詞が印象的です。
グラミー賞で2部門を受賞し、全米Billboard Hot 100でも1位を獲得。
ミュージックビデオは、カラフルなセットで繰り広げられるダンスパフォーマンスが話題を呼びました。
ビヨンセさんのことは知っていてもデスティニーズ・チャイルドは知らない……という若い世代の方もぜひチェックしてみてください。
Baby One More TimeBritney Spears

アメリカ出身の歌姫、ブリトニー・スピアーズさんのデビュー曲は、90年代ポップスの金字塔と言えるでしょう。
1998年10月にリリースされたこの楽曲は、20か国で1位を獲得する大ヒットとなりました。
失恋の悲しみと後悔をテーマにした歌詞は、多くのリスナーの共感を呼び、特にサビの印象的なフレーズは世界中で口ずさまれました。
本作は、ティーンポップの復活に大きな影響を与え、スピアーズさんのキャリアを象徴する曲となっています。
Rolling Stone誌が2020年に選んだ「史上最高のデビューシングル100」でトップに選ばれるなど、今も高い評価を受けている名曲です。







