洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】
この記事では、2025年6月の洋楽リリース情報を紹介していきますね。
アメリカのラッパー、カーディ・Bさんの赤裸々な心境を綴った話題作から、イギリスのウェット・レッグによる意外性に満ちたラブバラード、さらにはゲーム音楽という新たな舞台で輝くキャロライン・ポラチェックさんの運命的な楽曲まで。
それぞれが異なる魅力を放ちながらも、聴く人の心に深く刻まれる力強さを秘めています。
音楽が持つ無限の可能性を感じられる、珠玉の作品群をじっくりとご堪能ください。
洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】(141〜150)
Where To LookNilüfer Yanya

ロンドン・チェルシー出身、多様なジャンルを巧みに織り交ぜるニルファー・ヤンヤさん。
その表現力豊かなボーカルとギターで注目を集める彼女が、2025年7月リリースのEP『Dancing Shoes』より先行して2025年6月に一曲を公開しています。
本作は、一度はアルバム『My Method Actor』収録を見送られたものの、ツアー後に改めて向き合い完成させた、彼女自身もメロディがお気に入りという楽曲なのですね。
持ち味のギターサウンドに内省的な言葉が乗り、後半のギターリバーブが感情を揺さぶるインディーロックとなっていますよ。
EPタイトルとは異なり、じっくりと物思いにふける夜に寄り添ってくれるような一曲と言えそうです。
Virginia TechPanda Bear

実験的ポップバンド、アニマル・コレクティヴの共同創設者としても知られるアメリカ出身のミュージシャン、パンダ・ベアさん。
2025年2月リリースのアルバム『Sinister Grift』は高い評価を得ましたが、そのリードシングル『Defense』のB面として、当初は限定7インチレコードでのみ入手可能だったナンバーが2025年6月にリリースされ、広く聴かれるようになりました。
アニマル・コレクティヴのバンドメイトであるディーキンさんと共同で制作され、さらにワントリックス・ポイント・ネヴァーさんが追加プロダクションを手掛けています。
シンセサイザーやパーカッションが織りなす音像に、パンダ・ベアさんならではの多層的なボーカルが重なり、夢幻的で催眠的なサウンドスケープが広がりますね。
終盤に現れるシタールのような音色がサイケデリックな雰囲気をさらに深めており、感情の深淵を探求するような本作は、パンダ・ベアさんのキャリアの中でも屈指の美しさと評されています。
彼の音楽的探求心に触れたい方や、じっくりと音の世界に浸りたい時にぴったりの一曲と言えそうです。
DoraSainté

イギリス・レスター出身、UKラップシーンで注目を集めるサンテさんの新作が2025年5月にリリースされています。
ジンバブエで生まれ、COVID-19のロックダウンを機に本格的に音楽制作を開始した彼は、2020年リリースのシングル『Champagne Shots』がSpotifyで1億回以上再生されるなど、そのメロウで洗練されたサウンドで人気を博しています。
本作はTrapやFuture Bassの要素を取り入れた滑らかなビートと、サンテさんの落ち着いたフロウが見事に融合し、リスナーにリラックスした雰囲気を提供。
自信に満ちたパフォーマンスと洗練されたスタイルが光る、UKラップの新たな波を感じさせる楽曲となっていますね。
2024年のミックステープ『Calm & Collected』に続くこの楽曲は、彼の音楽的進化を示す一作。
ドライブやチルアウトしたい時にぴったりのサウンドと言えそうです。
Clouded Retinas (feat. Will Ramos)Signs of the Swarm

アメリカ、ペンシルベニア州にて2014年に結成されたデスコアの雄、サインズ・オブ・ザ・スウォーム。
彼らは獰猛なリフと変幻自在のボーカルで、アンダーグラウンドシーンを席巻し続けてます。
そんな彼らが提示する渾身の一作は、ボーカリスト、デヴィッド・シモニッチさん自身の進行性の眼疾患との闘いという、極めて個人的な体験から生まれたメッセージ性の強い楽曲です。
この楽曲では、ローナ・ショアのウィル・ラモスさんを迎え、二人の絶叫が凄まじい化学反応を引き起こしています。
本作は、2025年8月にリリースされる彼らの6枚目のアルバム『To Rid Myself of Truth』に収録される予定で、この作品を通して退行性疾患への理解を深めてほしいという願いが込められています。
ヘヴィミュージックファンのみならず、困難に立ち向かう人々の背中を押してくれるような、魂を揺さぶるナンバーと言えそうです。
Girls Like YouSofia Camara

カナダはトロントを拠点に活動する、ソフィア・カマラさん。
SNSでのカバー動画がマイリー・サイラスさん本人からも称賛され注目を集め、2022年にUniversal Music Canadaと契約した実力派シンガーソングライターです。
彼女が2025年5月にリリースしたシングルは、従来のバラード路線から転換したアップテンポなサマーポップ。
過去の経験から学んだはずなのに、同じパターンに陥ってしまう人間の心の葛藤や、危険な魅力に引かれる感情の機微を描き出しています。
本作は、2025年2月、Dean Lewisさんのツアーで初披露され、ティーザー映像はSNSで1,440万回以上再生されるなど話題を呼びました。
気分を高めたい時や、少し大胆になりたい時に聴きたくなる一曲ですね。