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秋におすすめのクラシックの名曲

秋をイメージさせる、オススメのクラシックの名曲を紹介!

クラシックのなかには四季をテーマにした作品が多く存在します。

今回は直接「秋」をテーマにしたものから、秋っぽさをイメージさせる曲までをピックアップしてみました!

暗い曲調のものから明るい曲調のものまで、さまざまな曲調からチョイスしているので、お気に入りの雰囲気の曲が見つかると思いますよ!

エピソードやちょっとした豆知識も紹介しているので、クラシックが好きな方は、ぜひ最後までご覧ください!

もくじ

秋におすすめのクラシックの名曲(61〜80)

オーボエ協奏曲Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルト: オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314:第1楽章[ナクソス・クラシック・キュレーション #元気]
オーボエ協奏曲Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが1777年に作曲したオーボエと管弦楽のための協奏曲がこちらです。

イタリア出身のオーボエ奏者、ジュゼッペ・フェルレンディスの依頼で作られたそうです。

高いテクニックが必要な難曲で、オーボエ奏者のプロオーケストラの入団試験などでよくつかわれるそうです。

漫画、やテレビ番組などで人気だった『のだめカンタービレ』でオーボエ奏者の黒木君が演奏したので、クラシックファンでなくても聴いたことがある方が多いのではないでしょうか。

青く美しきドナウJohann Strauss II

【高音質】『美しき青きドナウ』ヨハン・シュトラウス2世 優雅なクラシック名曲
青く美しきドナウJohann Strauss II

ヨハン・シュトラウス2世が1867年に作曲したウィンナ・ワルツがこちらです。

ウィンナ・ワルツとは19世紀のウィーンで流行したワルツで、3拍の長さが均等ではなく、2拍目をやや早めに演奏されました。

『ウィーンの森の物語』と『皇帝円舞曲』とともにヨハン・シュトラウス2世が作った3大ワルツの一つと称され、オーストリアでは第二の国歌として親しまれています。

もともとは合唱曲としてつくられましたが、歌詞は時代に合わせて新しいバージョンに何度かかきかえられています。

四季 作品67より「秋」Alexander Glazunov

19世紀の中盤辺りから20世紀の前半にかけて活躍した作曲家にして、教育者としての顔も持つロシア出身のアレクサンドル・グラズノフ。

幼少期から神童と呼ばれるほどの才能を発揮し、作曲者としてさまざまな作品を残したことはもちろん音楽院長として後進の育成という点においても多くの功績を残したグラズノフですが、こちらの『四季』はロシアの雄大な景色が目に浮かぶようなロマンチックなバレエ音楽で、彼の作品の中でも人気の高い作品です。

吹奏楽としてアレンジされ、好んで演奏されていることでも知られていますね。

そんな『四季』から今回の記事のテーマにふさわしい『秋』を紹介しましょう。

収穫祭をテーマとしているとのことで、繊細な響きを持ち合わせながらも全体的にダイナミックな演奏が楽しめますよ。

物悲しく寂しげな秋といったイメージとはまた違う、ロシアならではの秋の景色を思い浮かべながら聴いてみてくださいね!

交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」Anton Bruckner

ブルックナー 交響曲第4番《ロマンティック》 第1楽章 ヴァント NDR
交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」Anton Bruckner

副題の『ロマンティック』というタイトルでも知られる、オーストリアの作曲家にしてオルガン奏者のアントン・ブルックナーによって書かれた作品です。

ブルックナーといえば、難解かつ長い演奏時間の作品が多く、クラシック愛好者の中でも玄人好みの作曲家というイメージを持たれていますよね。

そんなブルックナーの作品の中では、この『交響曲第4番変ホ長調』は比較的短い演奏時間で親しみやすい旋律があり、ブルックナー初心者にもオススメできる作品です。

また、本人の名声を確立するきっかけとなった作品でもあります。

もちろん短い、といっても1時間弱の演奏時間はありますから、秋の夜長に腰を据えてじっくりと耳を傾けてみてくださいね。

ブルタバ(モルダヴ)Bedrich Smetana

スメタナ『わが祖国』より「ブルタバ(モルダウ)」-プラハの風景- 【字幕ONで説明あり】
ブルタバ(モルダヴ)Bedrich Smetana

民族独立運動にも参加していたチェコを代表する作曲家であるベドルジフ・スメタナが、1874年から1879年にかけて制作した連作交響詩です。

その『わが祖国』の中でもとくに有名な『ブルタバ(モルダウ)』。

曲を詳しく知っていなくてもタイトルは耳にしたという人もいらっしゃるかもしれませんね。

穏やかで軽快にも感じられる短調の始まり、しばらくたつと弦楽器が多重的に折り重なり、厳かかつ緑の風景や川の流れが浮かんでくる音像です。

実際にヴルタヴァ川の流れを描写しているようで、どこか牧歌的なノスタルジックさが感じられるのではないでしょうか。

華やかな後半の長調とそれぞれの色を持つこの曲は、スメタナのチェコへの愛国心がこめられているチェコの第二の国歌ともいえる作品。

秋の美しい風景を思わせるようでじっくりと聴いていたい名曲です。

ベルガマスク組曲 月の光Claude Debussy

ドビュッシー作曲のピアノ独奏曲、『ベルガマスク組曲』の中の第3曲目にあたる曲がこちらです。

こちらの曲はドビュッシーの曲の中でも最もといってもよいほどよく知られており、彼がまだ20代であった1890年ごろに作られました。

ポール・ヴェルレーヌの詩集『艶なる宴』に入っている詩、『月の光』に魅力を感じ歌曲を作った彼は、その8年後にピアノ独奏曲としてこちらの曲を作りました。

それより前に同じ詩集をもとにフォーレも『月の光』という歌曲を作っているので、聴き比べるのも楽しいです。