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秋におすすめのクラシックの名曲

秋をイメージさせる、オススメのクラシックの名曲を紹介!

クラシックのなかには四季をテーマにした作品が多く存在します。

今回は直接「秋」をテーマにしたものから、秋っぽさをイメージさせる曲までをピックアップしてみました!

暗い曲調のものから明るい曲調のものまで、さまざまな曲調からチョイスしているので、お気に入りの雰囲気の曲が見つかると思いますよ!

エピソードやちょっとした豆知識も紹介しているので、クラシックが好きな方は、ぜひ最後までご覧ください!

もくじ

秋におすすめのクラシックの名曲(21〜40)

ピーターと狼Sergei Prokofiev

『ピーターと狼』という邦題で知られるこの作品は、ロシアの作曲家兼ピアニスト、セルゲイ・プロコフィエフさんが子どものために作曲した音楽作品です。

ナレーションと小編成のオーケストラからなっており、物語に登場する動物たちそれぞれがオーケストラの特定の楽器によって表現されています。

日本においても、さまざまな人によるナレーションを担当し、本国のバージョンとは違う日本独自の語りが付けられることもあります。

子どものころに、聴いたことがあるという方も多いでしょう。

1946年には、あのウォルト・ディズニー・カンパニーが本作を基としたアニメーション映画を作成しています。

小さなお子さまがいらっしゃるご家庭であれば、この作品を通してクラシック音楽に親しむ秋を過ごされてみてはいかがですか。

ヴィオラ協奏曲 ト長調Georg Philipp Telemann

あまり詳しくない方にとっては、ヴァイオリンとヴィオラの違いと言われてもよくわかりませんよね。

見た目だけ言えば、ヴァイオリンよりも一回り大きく、音の違いで言えば、ヴァイオリンと比べてやや低い音の出る楽器がヴィオラです。

周りの楽器の音色を引き立てるような役回りが多く、オーケストラにおいて花形とは言えないかもしれませんが、ヴィオラを独奏楽器として演奏した楽曲もちゃんとあるのです。

今回紹介している『ヴィオラ協奏曲 ト長調』は、後期バロック音楽を代表するゲオルク・フィリップ・テレマンによって作曲され、ヴィオラ協奏曲の中では最も有名な楽曲の1つです。

ヴァイオリンとはまた一味違う、ヴィオラの魅力を知る芸術の秋……というのもしゃれているのでは?

ボレロMaurice Ravel

楽曲の主題となっている、あまりにも有名なメロディを聴けば、誰しもが「ああこの曲か」と感じるのでは?

もともとはバレエ曲として、1928年にモーリス・ラヴェルによって作曲された楽曲ですが、バレエ・舞踏の世界という枠内をこえて愛され続けるクラシックの名曲中の名曲です。

全編に渡って同一のリズムが保たれ、2種類のメロディが繰り返されるというシンプルな構成でありながら、豊潤な色合いを表現している見事なアレンジの妙が特徴的で、映画やドラマ、CM曲などでも頻繁に使用されていますよね。

秋の訪れを迎えるに辺り、この『ボレロ』の世界に浸ってみるのもよいかもしれませんね。

Autumn MusicJennifer Higdon

Jennifer Higdon – Autumn Music | McHugh/Koch Tiscione/Rist/Cornelison/Fair | Festival Mozaic 2018
Autumn MusicJennifer Higdon

秋の情景を鮮やかに描く現代クラシック音楽の名作をご紹介します。

ジェニファー・ヒグドンによる木管五重奏のための楽曲は、1995年に作曲されました。

ヒグドンは、アメリカを代表する現代音楽の作曲家として知られており、ピューリッツァー賞やグラミー賞など数々の栄誉に輝いています。

本作は、秋の持つ色彩豊かな風景や、澄んだ空気感、季節の移ろいに伴う感傷的な側面を巧みに表現しています。

楽器の音色やリズムによって、落ち葉が舞い散る様子や、秋の風景の移り変わりを描写し、聴く者の心に深い感動を与えます。

秋の夜長に静かに耳を傾けたい方におすすめの一曲です。

秋におすすめのクラシックの名曲(41〜60)

交響曲第7番Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン 交響曲第七番 小澤征爾 1975ライブ
交響曲第7番Ludwig van Beethoven

音楽史上、最も重要な作曲家の1人であるベートーヴェンは、日本においては「楽聖」と称され、その偉大な功績は言葉に尽くせるものではありません。

交響曲から管弦楽曲、狂騒曲に室内楽曲に至るまで、誰もが耳にしたことのある多くの楽曲の中でも、数々のドラマや映画などに起用され、人気の高い『交響曲第7番』をご紹介します。

古典的な形式でありながらもリズム重視の構成がとても斬新な楽曲で、かのワーグナーからは「舞踏の聖化」という言葉で絶賛される一方、他の作曲家からは非難されることもあったとか。

クラシック初心者にも聴きやすく、初心者にもオススメですよ。

ちなみに他の交響曲には『運命』や『田園』といったタイトルが付いていますが、この第7番は名前のない楽曲、というのもおもしろいですよね。

大序曲「1812年」Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー 1812年(序曲) 小澤征爾
大序曲「1812年」Pyotr Tchaikovsky

ナポレオンのロシア遠征の様子が描かれており、曲の終盤では大砲を使うようにという指示があることで有名です。

現在、吹奏楽やウィンドアンサンブルで演奏する際には、シンバルや大太鼓で演奏するのが一般的ですが、自衛隊の音楽隊の式典では、ごくまれに空砲を使った演出があります。

冒頭はナポレオン出発の様子なのか美しい和音でスタートし、終盤では勝利の鐘や大砲の音が聴こえる……あまりにも美しいこの1曲、ぜひ一度は聴いてみてください。