秋におすすめのクラシックの名曲
秋をイメージさせる、オススメのクラシックの名曲を紹介!
クラシックのなかには四季をテーマにした作品が多く存在します。
今回は直接「秋」をテーマにしたものから、秋っぽさをイメージさせる曲までをピックアップしてみました!
暗い曲調のものから明るい曲調のものまで、さまざまな曲調からチョイスしているので、お気に入りの雰囲気の曲が見つかると思いますよ!
エピソードやちょっとした豆知識も紹介しているので、クラシックが好きな方は、ぜひ最後までご覧ください!
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秋におすすめのクラシックの名曲(51〜60)
オーボエ協奏曲Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが1777年に作曲したオーボエと管弦楽のための協奏曲がこちらです。
イタリア出身のオーボエ奏者、ジュゼッペ・フェルレンディスの依頼で作られたそうです。
高いテクニックが必要な難曲で、オーボエ奏者のプロオーケストラの入団試験などでよくつかわれるそうです。
漫画、やテレビ番組などで人気だった『のだめカンタービレ』でオーボエ奏者の黒木君が演奏したので、クラシックファンでなくても聴いたことがある方が多いのではないでしょうか。
バレエ「火の鳥」組曲Igor Stravinsky

もともとは法律家を目指していたという異色の経歴を持つロシアの作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーさんは「カメレオン作曲家」と称される異才です。
有名なバレエ3部作を作曲しただけでなく、新古典主義を掲げた作風へと変化し、晩年は古典的な宗教音楽を作曲し続けた、という型にはまらない多彩な作曲家として、20世紀の音楽史に多大なる影響を及ぼしています。
そんなストラヴィンスキーさんによる『火の鳥』は、先述したようにバレエ3部作の一角を占める重要な楽曲。
実は手塚治虫さんの有名な作品『火の鳥』は、このバレエ曲『火の鳥』を手塚さんが実際に見て、作品の着想を得たというエピソードがあるのです。
そんな逸話に思いを寄せながら過ごす芸術の秋……なんともぜいたくな時間ですよね。
青く美しきドナウJohann Strauss II

ヨハン・シュトラウス2世が1867年に作曲したウィンナ・ワルツがこちらです。
ウィンナ・ワルツとは19世紀のウィーンで流行したワルツで、3拍の長さが均等ではなく、2拍目をやや早めに演奏されました。
『ウィーンの森の物語』と『皇帝円舞曲』とともにヨハン・シュトラウス2世が作った3大ワルツの一つと称され、オーストリアでは第二の国歌として親しまれています。
もともとは合唱曲としてつくられましたが、歌詞は時代に合わせて新しいバージョンに何度かかきかえられています。
The Fall of the LeafImogen Holst

イギリスの作曲家イモージェン・ホルストによる作品は、伝統と現代が融合した独特の魅力を持っています。
彼女は、父グスターヴ・ホルストの影響を受けつつも、独自の音楽性を築き上げました。
1963年に親友のチェリストのために書かれた本作は、落ち葉が舞い散る秋の情景を繊細に描き出しています。
16世紀の旋律を基にした3つの短い練習曲からなり、静かな哀愁と活発な中間部が交錯する構成が特徴的です。
チェロの技巧と芸術的表現を兼ね備えた本作は、秋の風景に思いを馳せたい方や、イギリス音楽の新たな一面を発見したい方におすすめです。
秋におすすめのクラシックの名曲(61〜70)
Autumn MusicJennifer Higdon

秋の情景を鮮やかに描く現代クラシック音楽の名作をご紹介します。
ジェニファー・ヒグドンによる木管五重奏のための楽曲は、1995年に作曲されました。
ヒグドンは、アメリカを代表する現代音楽の作曲家として知られており、ピューリッツァー賞やグラミー賞など数々の栄誉に輝いています。
本作は、秋の持つ色彩豊かな風景や、澄んだ空気感、季節の移ろいに伴う感傷的な側面を巧みに表現しています。
楽器の音色やリズムによって、落ち葉が舞い散る様子や、秋の風景の移り変わりを描写し、聴く者の心に深い感動を与えます。
秋の夜長に静かに耳を傾けたい方におすすめの一曲です。
四季 作品67より「秋」Alexander Glazunov

19世紀の中盤辺りから20世紀の前半にかけて活躍した作曲家にして、教育者としての顔も持つロシア出身のアレクサンドル・グラズノフ。
幼少期から神童と呼ばれるほどの才能を発揮し、作曲者としてさまざまな作品を残したことはもちろん音楽院長として後進の育成という点においても多くの功績を残したグラズノフですが、こちらの『四季』はロシアの雄大な景色が目に浮かぶようなロマンチックなバレエ音楽で、彼の作品の中でも人気の高い作品です。
吹奏楽としてアレンジされ、好んで演奏されていることでも知られていますね。
そんな『四季』から今回の記事のテーマにふさわしい『秋』を紹介しましょう。
収穫祭をテーマとしているとのことで、繊細な響きを持ち合わせながらも全体的にダイナミックな演奏が楽しめますよ。
物悲しく寂しげな秋といったイメージとはまた違う、ロシアならではの秋の景色を思い浮かべながら聴いてみてくださいね!
交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」Anton Bruckner

副題の『ロマンティック』というタイトルでも知られる、オーストリアの作曲家にしてオルガン奏者のアントン・ブルックナーによって書かれた作品です。
ブルックナーといえば、難解かつ長い演奏時間の作品が多く、クラシック愛好者の中でも玄人好みの作曲家というイメージを持たれていますよね。
そんなブルックナーの作品の中では、この『交響曲第4番変ホ長調』は比較的短い演奏時間で親しみやすい旋律があり、ブルックナー初心者にもオススメできる作品です。
また、本人の名声を確立するきっかけとなった作品でもあります。
もちろん短い、といっても1時間弱の演奏時間はありますから、秋の夜長に腰を据えてじっくりと耳を傾けてみてくださいね。