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秋におすすめのクラシックの名曲

秋をイメージさせる、オススメのクラシックの名曲を紹介!

クラシックのなかには四季をテーマにした作品が多く存在します。

今回は直接「秋」をテーマにしたものから、秋っぽさをイメージさせる曲までをピックアップしてみました!

暗い曲調のものから明るい曲調のものまで、さまざまな曲調からチョイスしているので、お気に入りの雰囲気の曲が見つかると思いますよ!

エピソードやちょっとした豆知識も紹介しているので、クラシックが好きな方は、ぜひ最後までご覧ください!

もくじ

秋におすすめのクラシックの名曲(1〜20)

四季より秋Antonio Vivaldi

ヴィヴァルディ 「四季」より「秋」 高音質 FULL
四季より秋Antonio Vivaldi

アントニオ・ヴィヴァルディが47歳の時に書いたバイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』。

通称『四季』と呼ばれている曲の中の第3曲目、『秋』がこちらの曲です。

『春』が最も知られている曲ですが、『秋』も聴いたことがある方が多い曲です。

こちらの曲は3楽章に分かれており、第1楽章は農村での収穫祭の踊り、第2楽章は酔った人たちの寝息、第3楽章は狩りの様子を表現しています。

すべての楽章を通して聴いてみても意外な発見があるかもしれませんね。

四季より「秋」Joseph Haydn

古典派を代表するオーストリアの作曲家、フランツ・ハイドンのオラトリオ『四季』。

オラトリオとは、宗教的な物語を独唱、合唱、管弦楽のために劇風に構成した楽曲形式を指します。

『四季』は春夏秋冬の4部からなり、農民がぶどうの収穫を喜ぶ秋らしい情景が描かれています。

全曲通して聴くことで、ハイドンが感じていた季節の移り変わりを体感できます。

ぜひ春夏から秋に至るまでや、そこから寒い冬を迎える様子なども含めて、四季を味わいながら聴いてみてはいかがでしょうか?

ノヴェンバー・ステップス武満徹

日本の作曲家、武満徹さんの『ノヴェンバー・ステップス』。

琵琶、尺八とオーケストラのための作品として作曲された本作によって、武満さんは世界的に広く知られることとなりました。

西洋楽器と和楽器の融合という新しい境地を開いたこの作品。

当初は『ウォーター・リング』というタイトルが付けられていましたが、「浴槽」を連想させるとの意見や初演が11月に行われる事情から、11月を意味するタイトルに変更されたそうです。

秋をイメージした作品ではないようですが、尺八のかすれた音が何となく落ち葉のこすれる音に聴こえるような気がしませんか?

ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2「月光」第1楽章Ludwig van Beethoven

『月光ソナタ』として広く知られている、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2』。

特に、深い悲しみを表すかのようにゆったりと進行していく第1楽章は、「美しいピアノ作品」として必ずといってよいほど名前が挙がる名曲です。

『月光ソナタ』の愛称は、ベートーヴェンの死後、音楽評論家がこの曲に対して述べた言葉からとられたもの。

作曲者本人が何をイメージしていたかは定かではありませんが、『月光』以上にこの曲にふさわしい言葉はないのではないでしょうか?

愛の夢 第3番Franz Liszt

リスト:愛の夢第3番 / 反田恭平
愛の夢 第3番Franz Liszt

ハンガリーが誇る音楽の巨匠、フランツ・リスト。

彼のピアノ曲『愛の夢』の第3番は、多くの人々の心を捉えてきました。

元々は歌曲として1845年に作曲され、1850年にリスト自身によってピアノ独奏版に編曲されたこの作品。

柔らかく、感情豊かなメロディーは、秋の夜長にぴったりです。

フェルディナント・フライリヒラートの詩に基づくこの曲は、愛の尊さとはかなさを表現しています。

結婚式やコンサートで愛され続けるこの曲は、聴く人の心に深い余韻を残します。

秋の夕暮れ時に寄り添う音楽として、ぜひお気に入りの一曲に加えてみてはいかがでしょうか。

ピアノ・ソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン ピアノソナタ 第14番 「月光」
ピアノ・ソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

ベートーベンが1801年に作ったピアノソナタ第14番『幻想曲風ソナタ』は『月光ソナタ』という通称で親しまれています。

ドイツの音楽評論家であるルートヴィヒ・レルシュタープが残したコメントによりそう呼ばれることになりましたが、本人は意図していなかったようです。

月がタイトルに入っているクラシックの曲はベートーベンのほか、ドビュッシーの『月の光』など他にもあります。

いろいろな作曲家が表現する月の曲を聴き比べてみるのも楽しいかもしれませんね。