秋におすすめのクラシックの名曲
秋をイメージさせる、オススメのクラシックの名曲を紹介!
クラシックのなかには四季をテーマにした作品が多く存在します。
今回は直接「秋」をテーマにしたものから、秋っぽさをイメージさせる曲までをピックアップしてみました!
暗い曲調のものから明るい曲調のものまで、さまざまな曲調からチョイスしているので、お気に入りの雰囲気の曲が見つかると思いますよ!
エピソードやちょっとした豆知識も紹介しているので、クラシックが好きな方は、ぜひ最後までご覧ください!
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秋におすすめのクラシックの名曲(1〜10)
四季より「秋」Joseph Haydn

古典派を代表するオーストリアの作曲家、フランツ・ハイドンのオラトリオ『四季』。
オラトリオとは、宗教的な物語を独唱、合唱、管弦楽のために劇風に構成した楽曲形式を指します。
『四季』は春夏秋冬の4部からなり、農民がぶどうの収穫を喜ぶ秋らしい情景が描かれています。
全曲通して聴くことで、ハイドンが感じていた季節の移り変わりを体感できます。
ぜひ春夏から秋に至るまでや、そこから寒い冬を迎える様子なども含めて、四季を味わいながら聴いてみてはいかがでしょうか?
ピアノ・ソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

ベートーベンが1801年に作ったピアノソナタ第14番『幻想曲風ソナタ』は『月光ソナタ』という通称で親しまれています。
ドイツの音楽評論家であるルートヴィヒ・レルシュタープが残したコメントによりそう呼ばれることになりましたが、本人は意図していなかったようです。
月がタイトルに入っているクラシックの曲はベートーベンのほか、ドビュッシーの『月の光』など他にもあります。
いろいろな作曲家が表現する月の曲を聴き比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2「月光」第1楽章Ludwig van Beethoven

『月光ソナタ』として広く知られている、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2』。
特に、深い悲しみを表すかのようにゆったりと進行していく第1楽章は、「美しいピアノ作品」として必ずといってよいほど名前が挙がる名曲です。
『月光ソナタ』の愛称は、ベートーヴェンの死後、音楽評論家がこの曲に対して述べた言葉からとられたもの。
作曲者本人が何をイメージしていたかは定かではありませんが、『月光』以上にこの曲にふさわしい言葉はないのではないでしょうか?
秋におすすめのクラシックの名曲(11〜20)
四季より秋Antonio Vivaldi

アントニオ・ヴィヴァルディが47歳の時に書いたバイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』。
通称『四季』と呼ばれている曲の中の第3曲目、『秋』がこちらの曲です。
『春』が最も知られている曲ですが、『秋』も聴いたことがある方が多い曲です。
こちらの曲は3楽章に分かれており、第1楽章は農村での収穫祭の踊り、第2楽章は酔った人たちの寝息、第3楽章は狩りの様子を表現しています。
すべての楽章を通して聴いてみても意外な発見があるかもしれませんね。
ノヴェンバー・ステップス武満徹

日本の作曲家、武満徹さんの『ノヴェンバー・ステップス』。
琵琶、尺八とオーケストラのための作品として作曲された本作によって、武満さんは世界的に広く知られることとなりました。
西洋楽器と和楽器の融合という新しい境地を開いたこの作品。
当初は『ウォーター・リング』というタイトルが付けられていましたが、「浴槽」を連想させるとの意見や初演が11月に行われる事情から、11月を意味するタイトルに変更されたそうです。
秋をイメージした作品ではないようですが、尺八のかすれた音が何となく落ち葉のこすれる音に聴こえるような気がしませんか?
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品のなかで、もっとも有名な『月の光』。
静かな夜の空にぼんやりと浮かぶ月と、その光が降り注ぐ神秘的な空間が目の前に浮かぶ、幻想的で美しい作品です。
ピアノ曲集『ベルガマスク組曲』のなかの1曲ですが、単独で演奏されることも多く、この曲に憧れてピアノを習い始める大人の方も多くいらっしゃいます。
テクニック的にはそれほど難しくないものの、曲の世界観を表現するのは至難の業!
月の浮かぶ風景の写真などを見て、具体的なイメージを膨らませて演奏するのもオススメですよ!
前奏曲集 第2集 第2曲「枯葉」Claude Debussy

絵画のような繊細で美しい作品を数多く残したフランスの作曲家クロード・ドビュッシーは、前奏曲として24の作品を残しています。
12曲ずつで構成された2つの前奏曲集のうち、第2集に収録されている『第2曲「枯葉」』は、秋のもの悲しさを感じさせる曲調が特徴的な1曲です。
不安定な印象の和音の連続に、なんとも不思議な気持ちにさせられるこの曲は、まさにフランス印象派のドビュッシーらしい世界観を味わえる作品といえるでしょう。






