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入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ

入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ
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「ジャズはちょっと敷居が高そう…」「どの曲から聴き始めたらいいかわからない」そんな声をよく耳にします。

実は誰もが一度は耳にしたことがある名曲がたくさんあるのをご存知ですか?

映画やカフェ、テレビCMなど、私たちの身近なところで流れているスタンダードナンバーこそ、ジャズの入門にぴったりなんです。

この記事では、誰でも気軽に楽しめる親しみやすい曲を中心に、ジャズの魅力をたっぷりとご紹介します。

これを読めば、あなたもきっとジャズの虜になるはずです!

入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ(1〜10)

Waltz For DebbyBill Evans

Bill Evansさんが愛する姪に捧げたことで知られる優美なワルツ。

カフェや映画などで流れることも多いので、きっと耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

幼い姪の無邪気な姿を映したかのような愛らしい旋律は、聴く人の心を温かく包み込みます。

この楽曲の魅力は、ピアノが主役というだけではなく、ベースとドラムが対等に語りかけるような親密なアンサンブルにあります。

元は1956年にソロピアノ曲として公開された作品ですが、1961年6月のライブ演奏を収めた名盤『Waltz for Debby』でのトリオ演奏は息をのむ美しさです。

静かな夜にじっくり耳を傾けたり、休日の午後にリラックスしたい時にぴったりの一曲。

ジャズの雰囲気が好きという方でも、抵抗なく楽しめるでしょう。

Round MidnightThelonious Monk

Thelonious Monk Quartet – ‘Round Midnight
Round MidnightThelonious Monk

ジャズ界の巨匠、セロニアス・モンクさんが紡ぐメランコリックで美しい旋律は、聴く人の心に優しく寄り添います。

独創的なハーモニーが、その哀愁を一層深みのあるものにしている問答無用のジャズのスタンダードナンバーです!

モンクさん自身による最初の録音は1947年11月の名盤『Genius of Modern Music Vol. 1』で聴くことができ、後に映画『Round Midnight』の題名にもなりました。

静かな夜、一人でじっくりと物思いにふけりたい時にピッタリの1曲です!

What a Wonderful WorldLouis Armstrong

Louis Armstrong – What A Wonderful World (At The BBC)
What a Wonderful WorldLouis Armstrong

ジャズの巨人、Louis Armstrongさんのダミ声が温かく響く、感動的なバラード!

緑の木々や青い空といった日常の風景がいかに美しいものであるかを、優しく教えてくれます。

本作は、社会が混乱していた1967年当時にリリースされた楽曲で、平和への強い願いが込められているといえるでしょう。

イギリスではチャート1位に輝き、その後映画『グッドモーニング, ベトナム』での起用をきっかけに世界中で愛されるようになりました。

日本ではホンダ・シビックなどのCMでもおなじみですね。

心が少し疲れた時に聴けば、その歌声が「世界は素晴らしい」と語りかけてくれる、まさに心のビタミンのような一曲です。

SummertimeElla Fitzgerald & Louis Armstrong

Louis Armstrong, Ella Fitzgerald – Summertime (Audio)
SummertimeElla Fitzgerald & Louis Armstrong

オペラ『Porgy and Bess』の一曲として知られ、ジャズの王様と女王が共演した名デュエット。

夏の気だるい午後に響く子守唄のような、穏やかで心安らぐメロディが特徴です。

Ellaさんの透き通る歌声とLouisさんの温かいだみ声、そして物憂げなトランペットが織りなすハーモニーは、まるで心地よい会話のよう。

二人の息の合った歌唱が、何気ない日常の豊かさを感じさせてくれるのもポイント!

1957年8月に録音された本作は、名盤『Porgy and Bess』に収められています。

映画やCMで夕暮れのBGMとして度々使用されているため、誰もが一度は耳にしたことがあるはずです。

蒸し暑い夏の夜に、ゆったりとくつろぎたい時に聴くのもオススメですよ。

Fly Me to the MoonFrank Sinatra

壮大な宇宙への憧れと、燃え上がるような恋心を重ねて歌い上げる、フランク・シナトラさんによる不朽の名作です。

原曲の優雅なワルツを、編曲家クインシー・ジョーンズさんが躍動感あふれる4/4拍子のスイングへと大胆にアレンジしたことで知られています。

カウント・ベイシー楽団の華麗な演奏に乗せて、シナトラさんの滑らかな歌声が心地よく響き渡ります。

この楽曲は1964年8月発売の名盤『It Might as Well Be Swing』に収録された作品で、1969年にはアポロ11号と共に月へ到達したという夢のあるエピソードも。

アニメ『エヴァンゲリオン』のエンディングとしてもお馴染みですよね。

心が弾むような高揚感を味わいたい時にぴったりの一曲でしょう。