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入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ

「ジャズはちょっと敷居が高そう…」「どの曲から聴き始めたらいいかわからない」そんな声をよく耳にします。

実は誰もが一度は耳にしたことがある名曲がたくさんあるのをご存知ですか?

映画やカフェ、テレビCMなど、私たちの身近なところで流れているスタンダードナンバーこそ、ジャズの入門にぴったりなんです。

この記事では、誰でも気軽に楽しめる親しみやすい曲を中心に、ジャズの魅力をたっぷりとご紹介します。

これを読めば、あなたもきっとジャズの虜になるはずです!

入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ(11〜20)

The Girl From IpanemaStan Getz & Joao Gilberto

ブラジルの心地よい風を感じさせるような軽やかなギターで始まるこの作品は、Stan Getz & Joao Gilbertoの共演盤『Getz/Gilberto』の中でも特に有名な一曲です。

イパネマの美しい少女への憧れを歌ったロマンティックな内容は、ジョアン・ジルベルトさんのささやくようなポルトガル語と、アストラッド・ジルベルトさんの英語ボーカルで甘く切なく響きます。

本作は1965年の第7回グラミー賞で最優秀レコード賞を獲得し、2016年のリオ五輪開会式でも演奏されました。

スタン・ゲッツさんのクールで艶やかなサックスソロは、ジャズとボサノヴァが融合した気怠くもお洒落な雰囲気と相性抜群!

休日の午後にゆったりと聴きたい名曲です。

MistySarah Vaughan

Sarah Vaughan – Misty (Live from Sweden) Mercury Records 1964
MistySarah Vaughan

恋に落ちたときの、幸福感と不安が入り混じった捉えどころのない気持ちを「霧」に例えて歌い上げた、ロマンティックなジャズ・バラード。

Sarah Vaughanさんの豊かで深みのある歌声が、まるで木の上の子猫のように無力になってしまう主人公の繊細な感情を見事に表現しています。

本作はもともと1954年に作曲された器楽曲で、1958年にSarah Vaughanさんのバージョンが録音されました。

1971年には映画『恐怖のメロディ』のタイトルに起用されたことでも知られています。

静かな夜に一人でじっくりと音楽に浸りたいときにぴったりではないでしょうか?

恋の甘美さと切なさを同時に味わえる美しいメロディが、大切な誰かを想うひとときを、より特別なものにしてくれるでしょう。

My Funny ValentineChet Baker

「プリンス・オブ・クール」の愛称で親しまれたチェット・ベイカーさんによる珠玉のバラードは、ジャズの名曲としてあまりにも有名な作品です。

少し変わった恋人の見た目や癖もすべてが愛おしい、という逆説的な愛情を歌った歌詞の世界観が、彼の物憂げで繊細な歌声と見事に調和しています。

本作は、1954年5月に彼の歌声を初めて本格的に収めた名盤『Chet Baker Sings』に収録された一曲です。

後には映画『Sharky’s Machine』のサウンドトラックにも起用されました。

静かな夜、一人でじっくりと音楽の世界に浸りたい時にぴったりの、心に深く染みわたる名演と言えるでしょう。

A Night in TunisiaDizzy Gillespie

ビバップの創始者として知られるディジー・ガレスピーさん。

彼が手掛けた、アフロ・キューバン・リズムが印象的な作品は、ジャズのスタンダードナンバーとして幅広く愛されています。

複雑なリズムと独特の浮遊感を持つハーモニーが、聴く人を一気にエキゾチックな世界へ誘います!

もとは『Interlude』と題されていましたが、後に現在の形になりました。

ガレスピーさん自身による1946年2月の録音は、グラミー・ホール・オブ・フェイムに選ばれるなど高く評価されています。

アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズも名盤『A Night in Tunisia』で取り上げています。

日常から離れて、情熱的な気分に浸りたい夜におすすめの1曲です。

DjangoThe Modern Jazz Quartet

夭折した天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトへ捧げられた追悼曲として知られるThe Modern Jazz Quartetの代表作です。

静かで哀愁漂うメロディから始まるこの楽曲は、各楽器のソロがドラマティックに展開する構成が魅力。

まるで一篇の物語を聴いているかのような気分に浸れますよ!

本作は1955年のアルバム『The Modern Jazz Quartet, Vol. 2』に収録されたのち、翌年には名盤『Django』の表題曲となりました。

マイルス・デイヴィスさんが「史上最高の作品のひとつ」と称賛したことでも知られています。

じっくりと音楽の世界に浸りたい夜はもちろん、クラシックのような気品も感じられるので、知的な時間を過ごしたい時にもオススメです!