入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ
「ジャズはちょっと敷居が高そう…」「どの曲から聴き始めたらいいかわからない」そんな声をよく耳にします。
実は誰もが一度は耳にしたことがある名曲がたくさんあるのをご存知ですか?
映画やカフェ、テレビCMなど、私たちの身近なところで流れているスタンダードナンバーこそ、ジャズの入門にぴったりなんです。
この記事では、誰でも気軽に楽しめる親しみやすい曲を中心に、ジャズの魅力をたっぷりとご紹介します。
これを読めば、あなたもきっとジャズの虜になるはずです!
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入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ(1〜10)
All The Things You AreCharlie Parker

「あなたの存在そのものが、私にとって最高の歌なんだ」と語りかけるような、とてもロマンティックなテーマを持つ名曲です。
この甘く美しいメロディを、ジャズの革新者チャーリー・パーカーさんが情熱あふれるサックスで鮮やかに表現しました。
本作は元々1939年のミュージカル『Very Warm for May』のために作られ、映画にも採用されたスタンダードナンバー。
パーカーさんによる演奏は1948年3月録音のライブ音源が有名で、名盤『Summit Meeting at Birdland』などでそのスリリングな即興が楽しめますよ。
ジャズの熱気を肌で感じてみたいという方にピッタリ!
パーカーさんの自由で情熱的な音の世界に、きっと心が躍るでしょう。
DjangoThe Modern Jazz Quartet

夭折した天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトへ捧げられた追悼曲として知られるThe Modern Jazz Quartetの代表作です。
静かで哀愁漂うメロディから始まるこの楽曲は、各楽器のソロがドラマティックに展開する構成が魅力。
まるで一篇の物語を聴いているかのような気分に浸れますよ!
本作は1955年のアルバム『The Modern Jazz Quartet, Vol. 2』に収録されたのち、翌年には名盤『Django』の表題曲となりました。
マイルス・デイヴィスさんが「史上最高の作品のひとつ」と称賛したことでも知られています。
じっくりと音楽の世界に浸りたい夜はもちろん、クラシックのような気品も感じられるので、知的な時間を過ごしたい時にもオススメです!
One O’Clock JumpCount Basie and his Orchestra

カウント・ベイシー・オーケストラのテーマ曲としてあまりにも有名な、スウィング・ジャズを象徴する作品です。
もともとは深夜のリハーサルから生まれたリフが元になっており、ラジオ放送をきっかけに現在のタイトルが付いたという逸話も知られています。
カウント・ベイシーさんの小粋なピアノから始まり、各ソリストの情熱的な即興演奏へと展開していく構成は、演奏者も聴衆も一気にテンションアップ!
器楽曲ですが、後に作られた歌詞付きのバージョンもあり、ジャズの楽しさや高揚感をストレートに伝えてくれます。
ジャズの持つ底抜けに明るいエネルギーを浴びたい、そんな時にぴったりの1曲です。
入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ(11〜20)
The Girl From IpanemaStan Getz & Joao Gilberto

ブラジルの心地よい風を感じさせるような軽やかなギターで始まるこの作品は、Stan Getz & Joao Gilbertoの共演盤『Getz/Gilberto』の中でも特に有名な一曲です。
イパネマの美しい少女への憧れを歌ったロマンティックな内容は、ジョアン・ジルベルトさんのささやくようなポルトガル語と、アストラッド・ジルベルトさんの英語ボーカルで甘く切なく響きます。
本作は1965年の第7回グラミー賞で最優秀レコード賞を獲得し、2016年のリオ五輪開会式でも演奏されました。
スタン・ゲッツさんのクールで艶やかなサックスソロは、ジャズとボサノヴァが融合した気怠くもお洒落な雰囲気と相性抜群!
休日の午後にゆったりと聴きたい名曲です。
My Funny ValentineChet Baker

「プリンス・オブ・クール」の愛称で親しまれたチェット・ベイカーさんによる珠玉のバラードは、ジャズの名曲としてあまりにも有名な作品です。
少し変わった恋人の見た目や癖もすべてが愛おしい、という逆説的な愛情を歌った歌詞の世界観が、彼の物憂げで繊細な歌声と見事に調和しています。
本作は、1954年5月に彼の歌声を初めて本格的に収めた名盤『Chet Baker Sings』に収録された一曲です。
後には映画『Sharky’s Machine』のサウンドトラックにも起用されました。
静かな夜、一人でじっくりと音楽の世界に浸りたい時にぴったりの、心に深く染みわたる名演と言えるでしょう。
Infant EyesWayne Shorter

ウェイン・ショーターさんの代表作として、今なお多くの人から愛されている幻想的なバラード。
本作は、ご自身の愛娘に捧げられた作品で、その純粋な瞳を覗き込むような、深く温かい愛情がテーマになっています。
霧に包まれた風景やそこに咲く花々を思い浮かべながら、その神秘的で美しいメロディに耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
この楽曲は1966年6月リリースの名盤『Speak No Evil』に収録された一曲。
商業的なタイアップはありませんが、後年多くの奏者にカバーされていることからも、時代を超えた魅力が伝わってきます。
ジャズの叙情的な世界観に触れたい時や、静かな夜にじっくり音楽に浸りたい時にぴったりの名曲といえるでしょう!
It Don’t Mean a Thing (If It Ain’t Got That Swing)Duke Ellington

「スイングしなけりゃ意味がない」という、ジャズの真髄を射抜く言葉から生まれた名曲。
Duke Ellingtonさんが手掛けた本作は、聴くだけで自然と体が揺れてしまう、底抜けに明るいリズムが特徴です。
難しいことは考えず、ただ音楽の心地よさに身を任せる楽しさを教えてくれます。
1932年2月に初録音されたこの作品は、ジャズの歴史を象徴する一曲として、名盤『The Great Reunion』ではルイ・アームストロングさんとも共演。
近年、トニー・ベネットさんとレディー・ガガさんによるカバーがH&Mのキャンペーンで起用されたのも記憶に新しいですね。
気分を上げたい時や、お部屋を陽気な雰囲気で満たしたい時にぴったりの1曲です。