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入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ

「ジャズはちょっと敷居が高そう…」「どの曲から聴き始めたらいいかわからない」そんな声をよく耳にします。

実は誰もが一度は耳にしたことがある名曲がたくさんあるのをご存知ですか?

映画やカフェ、テレビCMなど、私たちの身近なところで流れているスタンダードナンバーこそ、ジャズの入門にぴったりなんです。

この記事では、誰でも気軽に楽しめる親しみやすい曲を中心に、ジャズの魅力をたっぷりとご紹介します。

これを読めば、あなたもきっとジャズの虜になるはずです!

入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ(1〜10)

My One and Only LoveJohn Coltrane & Johnny Hartman

深く温かい歌声と、それに寄り添うように奏でられるサックスが織りなす珠玉のジャズ・バラード。

John ColtraneさんとJohnny Hartmanさんによる奇跡的な共演として知られています。

かけがえのない人へ捧げる、ひたむきで献身的な愛情が歌われており、そのロマンティックな世界観に誰もが引き込まれるはずです。

本作は1963年に公開された名盤『John Coltrane and Johnny Hartman』に収録されている作品で、驚くべきことにこのセッションは1963年3月にたった一日で録音されました。

一人で静かに過ごす夜や、大切な人と特別な雰囲気を楽しみたい時にピッタリ!

ジャズの持つ奥深い魅力をじっくりと味わうことができますよ。

One O’Clock JumpCount Basie and his Orchestra

カウント・ベイシー・オーケストラのテーマ曲としてあまりにも有名な、スウィング・ジャズを象徴する作品です。

もともとは深夜のリハーサルから生まれたリフが元になっており、ラジオ放送をきっかけに現在のタイトルが付いたという逸話も知られています。

カウント・ベイシーさんの小粋なピアノから始まり、各ソリストの情熱的な即興演奏へと展開していく構成は、演奏者も聴衆も一気にテンションアップ!

器楽曲ですが、後に作られた歌詞付きのバージョンもあり、ジャズの楽しさや高揚感をストレートに伝えてくれます。

ジャズの持つ底抜けに明るいエネルギーを浴びたい、そんな時にぴったりの1曲です。

It Don’t Mean a Thing (If It Ain’t Got That Swing)Duke Ellington

Ella Fitzgerald and Duke Ellington “It Don’t Mean A Thing (If It Ain’t Got That Swing)”
It Don’t Mean a Thing (If It Ain’t Got That Swing)Duke Ellington

「スイングしなけりゃ意味がない」という、ジャズの真髄を射抜く言葉から生まれた名曲。

Duke Ellingtonさんが手掛けた本作は、聴くだけで自然と体が揺れてしまう、底抜けに明るいリズムが特徴です。

難しいことは考えず、ただ音楽の心地よさに身を任せる楽しさを教えてくれます。

1932年2月に初録音されたこの作品は、ジャズの歴史を象徴する一曲として、名盤『The Great Reunion』ではルイ・アームストロングさんとも共演。

近年、トニー・ベネットさんとレディー・ガガさんによるカバーがH&Mのキャンペーンで起用されたのも記憶に新しいですね。

気分を上げたい時や、お部屋を陽気な雰囲気で満たしたい時にぴったりの1曲です。

Infant EyesWayne Shorter

Infant Eyes (Remastered1998/Rudy Van Gelder Edition)
Infant EyesWayne Shorter

ウェイン・ショーターさんの代表作として、今なお多くの人から愛されている幻想的なバラード。

本作は、ご自身の愛娘に捧げられた作品で、その純粋な瞳を覗き込むような、深く温かい愛情がテーマになっています。

霧に包まれた風景やそこに咲く花々を思い浮かべながら、その神秘的で美しいメロディに耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

この楽曲は1966年6月リリースの名盤『Speak No Evil』に収録された一曲。

商業的なタイアップはありませんが、後年多くの奏者にカバーされていることからも、時代を超えた魅力が伝わってきます。

ジャズの叙情的な世界観に触れたい時や、静かな夜にじっくり音楽に浸りたい時にぴったりの名曲といえるでしょう!

All The Things You AreCharlie Parker

「あなたの存在そのものが、私にとって最高の歌なんだ」と語りかけるような、とてもロマンティックなテーマを持つ名曲です。

この甘く美しいメロディを、ジャズの革新者チャーリー・パーカーさんが情熱あふれるサックスで鮮やかに表現しました。

本作は元々1939年のミュージカル『Very Warm for May』のために作られ、映画にも採用されたスタンダードナンバー。

パーカーさんによる演奏は1948年3月録音のライブ音源が有名で、名盤『Summit Meeting at Birdland』などでそのスリリングな即興が楽しめますよ。

ジャズの熱気を肌で感じてみたいという方にピッタリ!

パーカーさんの自由で情熱的な音の世界に、きっと心が躍るでしょう。