【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選
交響曲と宗教音楽の大家と知られた、オーストラリアの作曲家兼オルガニスト、アントン・ブルックナー。
本記事では、重厚感のある曲調や、敬けんなカトリック教徒であったことがうかがえる宗教色の強い作風で知られる彼の作品の中でも、名曲として幅広く知られている作品をご紹介します。
オーストリアの豊かな自然と荘厳なバロック建築の教会を思わせる優雅で壮大な風景が見え隠れする、ブルックナーらしい深みのある作品の数々を、動画と解説あわせてお楽しみください。
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【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(6〜10)
ヘルゴラントAnton Bruckner

アントン・ブルックナーが生涯最後に完成させた、男声合唱とオーケストラのための作品で、ウィーン男声合唱協会の創立50周年のために作曲されました。
この曲が生まれた当時は、「ヘルゴラン島」が正式にドイツ領として認められたこともあり、ドイツ族主義的色彩がこめられています。
交響曲 第1番 ハ短調Anton Bruckner

1866年に完成しましたが、その後作曲家により何度も改定が重ねられ、複数の稿が存在する作品です。
端正なメロディをもつ第1楽章、美しい風景を思わせる第2楽章、素朴な味わいのある第3楽章へと進み、ドラマティックな第4楽章で締めくくられます。
弦楽五重奏曲 ヘ長調Anton Bruckner

1879年、アントン・ブルックナー55歳のときに作曲された室内楽曲。
当時、ウィーンで著名なバイオリニストであったヨーゼフ・ヘルメスベルガー1世の勧めによるといわれていますが、一部の改作を巡るやりとりが長引き、1881年にようやく初演されました。
バイオリンとビオラ、そしてチェロの音色が響き合う、厚みのある1曲となっています。
デ・テウム ハ長調Anton Bruckner

アントン・ブルックナーの宗教音楽の中でも比較的よく演奏されるのが、この『デ・テウム』です。
「神なる御身を我らはたたえ」という伝統的歌詞から始まる合唱曲で、全5曲から構成されています。
荘厳で力強く、重厚感あふれる曲調が印象的な作品です。
思い出 変イ長調 WAB.117Anton Bruckner

アントン・ブルックナーのピアノ作品『思い出 変イ長調 WAB.117』は、1868年に作曲され、1900年にウィーンで出版されています。
生涯を通じて宗教音楽と交響曲の作曲家として名をはせたブルックナーですが、この作品では彼の別の一面、すなわちオルガニストとしての技術と深い感情表現を垣間見ることができます。
約5分間の演奏で描かれるのは、内省的で情感豊かな一幕。
さりげなく語られる旋律が、聴く者の心に深くしみ入る1曲です。