【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選
交響曲と宗教音楽の大家と知られた、オーストラリアの作曲家兼オルガニスト、アントン・ブルックナー。
本記事では、重厚感のある曲調や、敬けんなカトリック教徒であったことがうかがえる宗教色の強い作風で知られる彼の作品の中でも、名曲として幅広く知られている作品をご紹介します。
オーストリアの豊かな自然と荘厳なバロック建築の教会を思わせる優雅で壮大な風景が見え隠れする、ブルックナーらしい深みのある作品の数々を、動画と解説あわせてお楽しみください。
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【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(1〜10)
思い出 変イ長調 WAB.117Anton Bruckner

アントン・ブルックナーのピアノ作品『思い出 変イ長調 WAB.117』は、1868年に作曲され、1900年にウィーンで出版されています。
生涯を通じて宗教音楽と交響曲の作曲家として名をはせたブルックナーですが、この作品では彼の別の一面、すなわちオルガニストとしての技術と深い感情表現を垣間見ることができます。
約5分間の演奏で描かれるのは、内省的で情感豊かな一幕。
さりげなく語られる旋律が、聴く者の心に深くしみ入る1曲です。
弦楽五重奏曲 ヘ長調Anton Bruckner

1879年、アントン・ブルックナー55歳のときに作曲された室内楽曲。
当時、ウィーンで著名なバイオリニストであったヨーゼフ・ヘルメスベルガー1世の勧めによるといわれていますが、一部の改作を巡るやりとりが長引き、1881年にようやく初演されました。
バイオリンとビオラ、そしてチェロの音色が響き合う、厚みのある1曲となっています。
デ・テウム ハ長調Anton Bruckner

アントン・ブルックナーの宗教音楽の中でも比較的よく演奏されるのが、この『デ・テウム』です。
「神なる御身を我らはたたえ」という伝統的歌詞から始まる合唱曲で、全5曲から構成されています。
荘厳で力強く、重厚感あふれる曲調が印象的な作品です。
【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(11〜20)
ミサ曲 第3番Anton Bruckner

『ミサ曲 第3番 ヘ短調』は1867~68年に作曲された作品。
彼の深い信仰心と成熟した作曲技法が融合し、荘厳ながらも情感豊かな音楽に仕上げられているこのミサ曲は、ブルックナーの宗教音楽の集大成といっても過言ではありません。
特にベネディクトゥスの部分では、弦楽器の温かみある音色が心に響くでしょう。
ブルックナーの音楽は、複雑ながらも美しい和声で聴く人の心を捉えます。
静寂を求める夜、心を落ち着かせたいときなどに聴いてみてはいかがでしょうか?
交響曲 第0番 ニ短調Anton Bruckner

アントン・ブルックナー初期の筆頭とも言える作品。
第1番より先に着手されたものの、完成は1番より後だったというのが現在における定説です。
演奏会や録音で取り上げられることは少なく、かつては交響曲全集にも含まれなかった作品ですが、ブルックナー交響曲の奔りとして注目されています。
レクイエム ニ短調Anton Bruckner

アントン・ブルックナーが亡き恩人に哀悼の意を示すために作曲したのが、このレクイエムです。
男女の独唱と混声4部合唱、オーケストラとオルガンで構成され、切なくも格調高い曲調の作品として知られています。
1849年、聖フローリアン教会で初演されましたが、晩年の1982年に改定され、現在に残されています。
幻想曲 ト長調Anton Bruckner

1868年に作曲されたピアノ曲。
さざなみのような伴奏に明るく叙情的なメロディが重なり、この上ない魅力を醸しだしています。
「ブルックナーといえば荘厳で力強い曲調」というイメージを良い意味で裏切る作品といえるでしょう。
ブルックナーの少し違う側面を見てみたい方におすすめの1曲です。





