【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選
交響曲と宗教音楽の大家と知られた、オーストラリアの作曲家兼オルガニスト、アントン・ブルックナー。
本記事では、重厚感のある曲調や、敬けんなカトリック教徒であったことがうかがえる宗教色の強い作風で知られる彼の作品の中でも、名曲として幅広く知られている作品をご紹介します。
オーストリアの豊かな自然と荘厳なバロック建築の教会を思わせる優雅で壮大な風景が見え隠れする、ブルックナーらしい深みのある作品の数々を、動画と解説あわせてお楽しみください。
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【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(16〜20)
幻想曲 ト長調Anton Bruckner

1868年に作曲されたピアノ曲。
さざなみのような伴奏に明るく叙情的なメロディが重なり、この上ない魅力を醸しだしています。
「ブルックナーといえば荘厳で力強い曲調」というイメージを良い意味で裏切る作品といえるでしょう。
ブルックナーの少し違う側面を見てみたい方におすすめの1曲です。
管弦楽のための3つの小品Anton Bruckner

『行進曲 ニ短調』とともに、アントン・ブルックナーが初めて完成させた管弦楽曲といわれており、『行進曲 ニ短調』とまとめて『4つの管弦楽小品』と呼ばれることもあります。
演奏会で取り上げられることは少ないようですが、初期のブルックナー作品を味わえる貴重な作品集です。
行進曲 ニ短調 WAB.96Anton Bruckner

1862年に作曲された『行進曲 ニ短調 WAB.96』は、アントン・ブルックナーがチェロ奏者オットー・キッツラーに師事していた際に練習のために書かれた作品。
ロマン派のスタイルを特徴とするこの楽曲には、オーストリアの豊かな自然やバロック建築の荘厳さを思わせるブルックナーらしさが詰まっています。
初演はブルックナーの死後の1927年10月12日、フランツ・モイスル指揮の下、クロスターノイブルクで行われたことから比較的知名度は低いものの、彼のオーケストラ作品や交響曲の傑作群の中で重要な位置を占めています。
間奏曲 ニ短調 WAB.113Anton Bruckner

1879年に作曲された『間奏曲 ニ短調 WAB.113』は、本来弦楽五重奏曲のスケルツォ部分として構想された曲が、独立した作品として発表されたものです。
ブルックナーの深い宗教観と彼の音楽に対する情熱が溶け合ったこの作品には、オーストリアの豊かな自然や、荘厳なバロック教会を思わせるような雄大さがちりばめられています。
バルトルディ五重奏団やメロス四重奏団など、さまざまな楽団がそれぞれの解釈によってブルックナーの世界観を再現した名演が残されていますので、聴き比べを楽しむのもオススメです。
行進曲 変ホ長調 WAB.116Anton Bruckner

アントン・ブルックナーの作品で唯一の吹奏楽曲として、ブルックナーの多彩なスタイルを示している『行進曲 変ホ長調 WAB.116』。
1865年に完成したこの曲は、彼の生前にはほとんど演奏されることがなく、初演や出版も彼の死後になされました。
ブルックナーの後期作品を予感させる旋律や和声がちりばめられているものの、形式的にはシンプルであり、楽章間の結びつきも弱いとされています。
演奏や録音は少ないですが、リンツ・ブルックナー管弦楽団による名演の録音が存在し、ブルックナーの作品を深く知る上で貴重な1曲です。
ブルックナーの世界観をもっと知りたい方、または吹奏楽の魅力に触れたい方にオススメします。