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【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選

交響曲と宗教音楽の大家と知られた、オーストラリアの作曲家兼オルガニスト、アントン・ブルックナー。

本記事では、重厚感のある曲調や、敬けんなカトリック教徒であったことがうかがえる宗教色の強い作風で知られる彼の作品の中でも、名曲として幅広く知られている作品をご紹介します。

オーストリアの豊かな自然と荘厳なバロック建築の教会を思わせる優雅で壮大な風景が見え隠れする、ブルックナーらしい深みのある作品の数々を、動画と解説あわせてお楽しみください。

【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(21〜30)

交響曲 第2番 ハ短調Anton Bruckner

Bruckner – Symphony No. 2 [Stanislaw Skrowaczewski, Saarbrücken Radio Symphony Orchestra]
交響曲 第2番 ハ短調Anton Bruckner

ウィーンでオルガン奏者・教授としての地位を獲得し、ロンドンのオルガンコンクールで1位に入賞するなど、音楽家としての自信をつけたころで着手された作品。

おおらかで明るい弦楽と、野趣あふれるオーボエやクラリネットのソロがところどころに顔を出す魅力的な1曲です。

交響曲 第6番 イ長調Anton Bruckner

Bruckner Symphony No 6 Celibidache Münchner Philharmoniker 1991
交響曲 第6番 イ長調Anton Bruckner

アントン・ブルックナー中期の1881年に完成された交響曲で、ブルックナーの家主だったアントン・エルツェルトに献呈された作品です。

4つの楽章で構成され、大自然を髣髴とさせるのびやかな曲調が魅力的な1曲です。

ベートーヴェンの『交響曲 第6番「田園」』と楽想が似ていることから、『ブルックナーの田園交響曲』とも呼ばれています。

交響曲 第00番 ヘ短調Anton Bruckner

Bruckner – Symphony in F (No. 00) [Stanisław Skrowaczewski, Saarbrücken Radio Symphony Orchestra]
交響曲 第00番 ヘ短調Anton Bruckner

1863年、アントン・ブルックナーが管弦楽法の実習として最初に作曲した交響曲で『習作交響曲』とも呼ばれる作品です。

師からの評価は良くなかったものの、ブルックナーはこの作品を保持し続け、死後に初演も行われることとなりました。

温かみのある聴きやすい1曲です。

エクアーレ ハ短調Anton Bruckner

Anton Bruckner – Aequale No. 1 and 2 for three Trombones (1847)
エクアーレ ハ短調Anton Bruckner

エクアーレとは「同声」という意味で、複数の同じ楽器を用いた作品のことを指します。

アントン・ブルックナーは、1847年に3本のトロンボーンのための『エクアーレ ハ短調』を作曲しました。

疲れた人の心にそっと寄り添うかのような、穏やかで叙情的なメロディが魅力的な1曲です。

交響曲 第8番Anton Bruckner

アントン・ブルックナー 交響曲 第8番 から 「終楽章」
交響曲 第8番Anton Bruckner

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。

オルガン奏者の父の影響で音楽を始めたブルックナーは、マーラーと並び称される巨大な交響曲を書き上げたことにより、後期ロマン派最大の交響曲作曲家として位置づけられました。

交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」第1楽章Anton Bruckner

ブルックナー 交響曲第4番《ロマンティック》 第1楽章 ヴァント NDR
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」第1楽章Anton Bruckner

19世紀に活躍したオーストリアの作曲家、オルガニストであるブルックナー。

彼は絶えず自分の交響曲に手を加えていたため、ほとんどの交響曲には彼自身の手による稿が2つ以上存在します。

「ロマンティック」という標題を持つこの曲の第1楽章は、薄暗い森の中から朝を告げるようにホルンが美しく鳴り響く情緒があふれる音楽です。

小鳥の鳴く声を模した音形が何度も出でくる第2楽章、「狩りのスケルツォ」としても有名な第3楽章も合わせて聴いてみてください!

交響曲第6番第2楽章Anton Bruckner

ブルックナー 交響曲第6番イ長調 第2楽章 チョン・ミョンフン
交響曲第6番第2楽章Anton Bruckner

ただでさえマイナーなブルックナーですが、その中でもこの交響曲第6番は特にマイナーな1曲でしょう。

しかしながら、知る人ぞ知る名曲として、マニア人気の高い交響曲でもあります。

特にこの2楽章は、単純な音階にもかかわらず、どうしてこんなに綺麗なハーモニーが生まれるのだろうと思うはずです。