【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選
交響曲と宗教音楽の大家と知られた、オーストラリアの作曲家兼オルガニスト、アントン・ブルックナー。
本記事では、重厚感のある曲調や、敬けんなカトリック教徒であったことがうかがえる宗教色の強い作風で知られる彼の作品の中でも、名曲として幅広く知られている作品をご紹介します。
オーストリアの豊かな自然と荘厳なバロック建築の教会を思わせる優雅で壮大な風景が見え隠れする、ブルックナーらしい深みのある作品の数々を、動画と解説あわせてお楽しみください。
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【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(41〜50)
マニフィカトAnton Bruckner

『マニフィカト』とはキリスト教聖歌の一つで、聖書『ルカによる福音書』の聖母マリアの祈りが歌われています。
特にヨハン・セバスチャン・バッハの作品が有名ですが、アントン・ブルックナーも『マニフィカト』を生み出しています。
男女4声のソロと合唱、オーケストラで構成されており、美しく荘厳な印象の1曲です。
リベラ・メ ヘ短調Anton Bruckner

「リベラ・メ」とは聖書から引用された言葉で、ラテン語で「我を救いたまえ」という意味を持ちます。
男女混声による合唱とトロンボーンの音が重なり合い、荘厳な美しさをかもし出しています。
熱心なカトリック教徒であったアントン・ブルックナーの信仰心を感じさせる1曲です。
カドリール トレニス:パテーティコ WAB.121Anton Bruckner

後期ロマン派の巨匠アントン・ブルックナーが、若き日に作曲したピアノ合奏曲『カドリール トレニス:パテーティコ WAB.121』をご存じでしょうか。
オーストリアの作曲家にしてオルガニストのブルックナーは、重厚で壮大、そして長尺な交響曲の大家として知られていますが、ピアノ曲の作品も残されているのです。
全6つの楽章から成るこの曲は、ロマンティックでありながら軽快で親しみやすい雰囲気を持っています。
特に「トレニス:パテーティコ」の部分は情緒的な深みが感じられ、若きブルックナーの才能の片鱗を感じさせてくれます。
クラシック音楽に馴染みのない方にもおすすめできる作品です。
カドリール 夏:アレグレット WAB.121Anton Bruckner

1854年頃に書かれたピアノ四手のためのダンス音楽『カドリール』は、後期ロマン派の巨匠アントン・ブルックナーが手掛けた全6部構成の親しみやすい作品。
特に「夏:アレグレット」は軽快なリズムが印象的で、ブルックナーのピアノ曲の中でも比較的馴染みやすい一曲と言えるでしょう。
交響曲とは一味違う、家庭的で心温まるブルックナーの一面を味わえる作品です。
クラシック初心者からピアノ愛好家まで、幅広い層に楽しんでもらえそうですね。
カドリール 羊飼いの少女:グラツィオーソ WAB.121Anton Bruckner

重厚で壮大な交響曲で知られるブルックナーですが、意外にもピアノ曲も手掛けていたことをご存知でしたか?
『カドリール 羊飼いの少女:グラツィオーソ WAB.121』は、彼の初期のロマンティックなスタイルを示す作品の1つです。
6つの異なるセクションから成り、特に「パストゥレル」では優雅で軽快なメロディが印象的で、まるで牧歌的な情景が目に浮かぶよう。
ピアノ教育用としても使われることが多いこの曲は、ブルックナーの意外な一面を感じられる作品といえるでしょう。
クラシック初心者の方にもオススメの、親しみやすい魅力に満ちた曲です。
カドリール 長ズボン:アンダンテ コン モート WAB.121Anton Bruckner

アントン・ブルックナーといえば、交響曲の巨匠として知られていますが、実は彼もピアノ曲を残しているのです。
『カドリール』と題された一連の舞曲の中の1曲である『アンダンテ コン モート』は、落ち着いた速度で演奏される小品です。
ブルックナーらしからぬ軽快で明るい雰囲気を持っており、クラシック初心者の方にもおすすめできる1曲です。
全6曲から成るこの舞曲は、1854年に29歳の時の作品で、各楽章は1分30秒以内という短い演奏時間ながら、それぞれ個性的な表情を見せてくれます。
気軽に楽しめるブルックナーの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。
カドリール 雌鶏:アマービレ WAB.121Anton Bruckner

交響曲や宗教音楽の大家として知られるアントン・ブルックナーですが、数は少ないながらもピアノ曲もいくつか手掛けています。
1854年頃に作曲された『カドリール』は、とても親しみやすい楽曲で、6つの部分から成るこの作品は、ブルックナーが自身の生徒のために書き下ろしたこともあって演奏技術を磨くのに最適ですね。
特に「雌鶏:アマービレ」の楽章は、愛らしい雰囲気が印象的。
難解な作品が多いブルックナーですが、この曲は初心者にもオススメできる1曲です。
シュタイアーマルクの人びと WAB.122Anton Bruckner

後期ロマン派の巨匠アントン・ブルックナー。
交響曲やミサ曲の大作で知られる彼ですが、実は親しみやすい響きのピアノ小品も残しているんです。
1850年頃に作曲された『シュタイアーマルクの人びと』は、オーストリア南部の民謡をモチーフにした性格的な作品。
軽快でフォークロア調の旋律は、ブルックナーの故郷への愛着を感じさせます。
シンプルな構造ながら温かみのある音楽性は、彼の大作とはまた違った魅力。
クラシック初心者の方にもおすすめしたい、ブルックナーの隠れた名曲です。
幻想曲 ト長調 WAB.118Anton Bruckner

オーストリアの作曲家にしてオルガニスト、アントン・ブルックナーは後期ロマン派を代表する巨匠の一人です。
交響曲や宗教音楽の大家として知られるブルックナーですが、実は非常に個性的で感情的なピアノ曲も少ないながらも残しています。
1868年に作曲された『幻想曲 ト長調 WAB.118』は、そんなブルックナーのピアノ作品の中でも珍しい存在。
二部構成のこの作品は、穏やかでリリカルな第一部と、活動的で力強い第二部から成り、わずか3分半ほどの演奏時間の中に作曲家の内面が凝縮されています。
ブルックナーの新たな一面を発見したい方にぜひおすすめしたい名曲です。
槍騎兵のカドリーユ WAB.120 第2番Anton Bruckner

アントン・ブルックナーによる初心者にもオススメのピアノ作品『槍騎兵のカドリーユ』。
後期ロマン派の代表的な作曲家で知られるブルックナーですが、実は短めの親しみやすいピアノ曲も残しており、本作もその一つ。
1850年代に自身の生徒向けに書かれた、4つのパートで構成されるコンパクトなダンス曲で、オーストリアの民俗舞踏を思わせる軽快な響きが魅力です。
それぞれのパートで独自の旋律とリズムが展開され、重厚な交響曲とは一味違った表情を感じられるでしょう。
ブルックナー初心者の方にこそ、ぜひ触れていただきたい作品です。
【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(51〜60)
槍騎兵のカドリーユ WAB.120 第3番Anton Bruckner

アントン・ブルックナーが世に残した数少ないピアノ曲の中でも『槍騎兵のカドリーユ』は、1850年頃に書かれた軽快でリズミカルな舞曲集として親しまれている作品です。
特に第3番は約3分20秒の演奏時間を要する作品。
社交ダンスであるカドリーユの特徴を捉えた、繰り返される旋律が印象的。
ブルックナーの交響曲に親しんでいる方には新鮮な魅力が感じられるはず。
気軽に楽しめるピアノ小品を探している方にもおすすめできる1曲です。
槍騎兵のカドリーユ WAB.120 第4番Anton Bruckner

こちらの作品は1850年に書かれたアントン・ブルックナーによるピアノ独奏曲で、演奏時間は4分10秒ほど。
交響曲などの大作を主戦場とするブルックナーらしからぬ軽快でダンサブルな舞曲で、当時の社交的な雰囲気が感じられます。
ピアノを通して表現される華やかさと優雅さは、クラシック音楽初心者の方にもおすすめできる1曲です。
ピアノ曲にあまり馴染みのない方はもちろん、ピアノを練習されている方もぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
秋の夕べの静かな想い WAB.123Anton Bruckner

ロマン派時代を代表するオーストリアの作曲家ブルックナーの珍しいピアノ曲『秋の夕べの静かな想い』は、初級から中級レベルの演奏者にもオススメできる親しみやすい作品です。
約4分の曲の中には、秋の夜にふさわしいしっとりとした情感が凝縮されており、どこかショパンを彷彿とさせるニュアンスも感じられます。
楽曲自体は比較的アクセスしやすいものの、右手のメロディと左手の伴奏を巧みに織り交ぜながら演奏するには一定の技術も必要とされるでしょう。
交響曲の大家として知られるブルックナーのピアノ曲は非常に貴重であり、彼の知られざる一面を味わえる魅力に溢れています。
このところは神によって作られたAnton Bruckner

1869年に作曲された宗教音楽で、スコアにつけられた日付から新リンツ大聖堂の献堂式で歌われたとされています。
混声4部合唱で構成されたこの曲は、優れた宗教音楽または合唱曲として知られ、ヨーロッパの教会や合唱団によって今も歌われています。
透明感あふれるハーモニーが魅力的な1曲です。
ランシェ=カドリーユ ハ長調Anton Bruckner

「ブルックナーといえば荘厳で重厚な曲調」というイメージを良い意味で裏切る、軽やかで明るいピアノ曲。
カドリーユとは男女4組が四角に並んで踊るダンスを指し、音楽のスタイルとしても確立されています。
楽しく、うきうきとした気分にさせてくれる魅力的な1曲です。
カドリール フィナーレ:ポコ アニマート WAB.121Anton Bruckner

後期ロマン派を代表するオーストリアの作曲家アントン・ブルックナーは、重厚で壮大なスケールの交響曲で知られていますが、実はピアノ作品も残しているのです。
『カドリール』は1854年頃に作曲されたピアノ四手のためのダンス音楽で、6つの異なるセクションから成り立っています。
各部分は特定のダンス形式に基づいており、クラシックなダンスのリズムとメロディーが印象的。
ブルックナーの他のピアノ作品同様、初期作品群に属し、オーケストラ作品とは一味違う軽快で親しみやすい魅力があります。
ピアノを学ぶ方はもちろん、ブルックナーをもっと身近に感じたい方にもおすすめの作品です。
アヴェ・マリア ヘ長調Anton Bruckner

1861年に作曲された宗教音楽。
アントン・ブルックナーは『アヴェ・マリア』を3曲残していますが、一般的に知られているのはこの第2作目です。
男女7声が美しく重なり合い、この上なく清らかな印象を与えています。
『アヴェ・マリア』といえばグノーやシューベルトの作品が有名ですが、ブルックナーの作品も優れた曲として国内外の教会でたびたび演奏されています。
おわりに
オーストリアの作曲家、アントン・ブルックナーの名曲をご紹介しました。
ブルックナーは、演奏される機会の多い交響曲や宗教曲以外にも、吹奏楽作品やピアノ曲なども数曲残しています。
これを機に、新たなブルックナーの魅力に触れてみてはいかがでしょうか?