【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選
交響曲と宗教音楽の大家と知られた、オーストラリアの作曲家兼オルガニスト、アントン・ブルックナー。
本記事では、重厚感のある曲調や、敬けんなカトリック教徒であったことがうかがえる宗教色の強い作風で知られる彼の作品の中でも、名曲として幅広く知られている作品をご紹介します。
オーストリアの豊かな自然と荘厳なバロック建築の教会を思わせる優雅で壮大な風景が見え隠れする、ブルックナーらしい深みのある作品の数々を、動画と解説あわせてお楽しみください。
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【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(11〜20)
ミサ・ソレムニスAnton Bruckner

1854年に作曲された『ミサ・ソレムニス』は、アントン・ブルックナーがザンクトフローリアン修道院の強い影響を受け、深い信仰心を音に込めて作曲した全6楽章のミサ曲です。
ソリ、4部混声合唱、オーケストラによって演奏されるこの曲からは、ブルックナーの音楽的な深さと、彼の信仰の深さが感じられます。
宗教色が強い作品ではありますが、敬けんなカトリック教徒だった彼の心情が表れた音楽を耳にすれば、信仰の有無にかかわらず誰もが清々しい気分に浸れることでしょう。
前奏曲 ニ短調Anton Bruckner

アントン・ブルックナーは交響曲や宗教音楽の他、オルガン曲も7曲ほど残しています。
この『前奏曲 ニ短調』は1864年頃に作曲された作品。
3分弱ほどの小品ですが、ブルックナーらしい荘厳さをたたえた曲調と、重厚な和音が魅力的な1曲です。
行進曲 ニ短調 WAB.96Anton Bruckner

1862年に作曲された『行進曲 ニ短調 WAB.96』は、アントン・ブルックナーがチェロ奏者オットー・キッツラーに師事していた際に練習のために書かれた作品。
ロマン派のスタイルを特徴とするこの楽曲には、オーストリアの豊かな自然やバロック建築の荘厳さを思わせるブルックナーらしさが詰まっています。
初演はブルックナーの死後の1927年10月12日、フランツ・モイスル指揮の下、クロスターノイブルクで行われたことから比較的知名度は低いものの、彼のオーケストラ作品や交響曲の傑作群の中で重要な位置を占めています。
管弦楽のための3つの小品Anton Bruckner

『行進曲 ニ短調』とともに、アントン・ブルックナーが初めて完成させた管弦楽曲といわれており、『行進曲 ニ短調』とまとめて『4つの管弦楽小品』と呼ばれることもあります。
演奏会で取り上げられることは少ないようですが、初期のブルックナー作品を味わえる貴重な作品集です。
間奏曲 ニ短調 WAB.113Anton Bruckner

1879年に作曲された『間奏曲 ニ短調 WAB.113』は、本来弦楽五重奏曲のスケルツォ部分として構想された曲が、独立した作品として発表されたものです。
ブルックナーの深い宗教観と彼の音楽に対する情熱が溶け合ったこの作品には、オーストリアの豊かな自然や、荘厳なバロック教会を思わせるような雄大さがちりばめられています。
バルトルディ五重奏団やメロス四重奏団など、さまざまな楽団がそれぞれの解釈によってブルックナーの世界観を再現した名演が残されていますので、聴き比べを楽しむのもオススメです。
行進曲 変ホ長調 WAB.116Anton Bruckner

アントン・ブルックナーの作品で唯一の吹奏楽曲として、ブルックナーの多彩なスタイルを示している『行進曲 変ホ長調 WAB.116』。
1865年に完成したこの曲は、彼の生前にはほとんど演奏されることがなく、初演や出版も彼の死後になされました。
ブルックナーの後期作品を予感させる旋律や和声がちりばめられているものの、形式的にはシンプルであり、楽章間の結びつきも弱いとされています。
演奏や録音は少ないですが、リンツ・ブルックナー管弦楽団による名演の録音が存在し、ブルックナーの作品を深く知る上で貴重な1曲です。
ブルックナーの世界観をもっと知りたい方、または吹奏楽の魅力に触れたい方にオススメします。
【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(21〜30)
交響曲 第9番 ニ短調Anton Bruckner

アントン・ブルックナー最後の交響曲。
作曲家は1896年に他界し、この曲は未完のまま残されました。
現在、完成された3楽章が演奏されることが多いようです。
しかし、後世の作曲家が第4楽章の補完完成を試みたり、ブルックナーの遺言を尊重して第4楽章として「デ・テウム」が用いられるなど、さまざまな解釈で演奏されています。





