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【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選

交響曲と宗教音楽の大家と知られた、オーストラリアの作曲家兼オルガニスト、アントン・ブルックナー。

本記事では、重厚感のある曲調や、敬けんなカトリック教徒であったことがうかがえる宗教色の強い作風で知られる彼の作品の中でも、名曲として幅広く知られている作品をご紹介します。

オーストリアの豊かな自然と荘厳なバロック建築の教会を思わせる優雅で壮大な風景が見え隠れする、ブルックナーらしい深みのある作品の数々を、動画と解説あわせてお楽しみください。

【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(41〜50)

シュタイアーマルクの人びと WAB.122Anton Bruckner

Bruckner, Anton (c. 1850): Steiermärker, WAB 122 — Francesco Pasqualotto
シュタイアーマルクの人びと WAB.122Anton Bruckner

後期ロマン派の巨匠アントン・ブルックナー。

交響曲やミサ曲の大作で知られる彼ですが、実は親しみやすい響きのピアノ小品も残しているんです。

1850年頃に作曲された『シュタイアーマルクの人びと』は、オーストリア南部の民謡をモチーフにした性格的な作品。

軽快でフォークロア調の旋律は、ブルックナーの故郷への愛着を感じさせます。

シンプルな構造ながら温かみのある音楽性は、彼の大作とはまた違った魅力。

クラシック初心者の方にもおすすめしたい、ブルックナーの隠れた名曲です。

【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(51〜60)

幻想曲 ト長調 WAB.118Anton Bruckner

Anton Bruckner – Fantasie in G Major, WAB 118. {w/ score.}
幻想曲 ト長調 WAB.118Anton Bruckner

オーストリアの作曲家にしてオルガニスト、アントン・ブルックナーは後期ロマン派を代表する巨匠の一人です。

交響曲や宗教音楽の大家として知られるブルックナーですが、実は非常に個性的で感情的なピアノ曲も少ないながらも残しています。

1868年に作曲された『幻想曲 ト長調 WAB.118』は、そんなブルックナーのピアノ作品の中でも珍しい存在。

二部構成のこの作品は、穏やかでリリカルな第一部と、活動的で力強い第二部から成り、わずか3分半ほどの演奏時間の中に作曲家の内面が凝縮されています。

ブルックナーの新たな一面を発見したい方にぜひおすすめしたい名曲です。

槍騎兵のカドリーユ WAB.120 第4番Anton Bruckner

こちらの作品は1850年に書かれたアントン・ブルックナーによるピアノ独奏曲で、演奏時間は4分10秒ほど。

交響曲などの大作を主戦場とするブルックナーらしからぬ軽快でダンサブルな舞曲で、当時の社交的な雰囲気が感じられます。

ピアノを通して表現される華やかさと優雅さは、クラシック音楽初心者の方にもおすすめできる1曲です。

ピアノ曲にあまり馴染みのない方はもちろん、ピアノを練習されている方もぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

秋の夕べの静かな想い WAB.123Anton Bruckner

Anton Bruckner – Stille Betrachtung an einem Herbstabend, WAB 123
秋の夕べの静かな想い WAB.123Anton Bruckner

ロマン派時代を代表するオーストリアの作曲家ブルックナーの珍しいピアノ曲『秋の夕べの静かな想い』は、初級から中級レベルの演奏者にもオススメできる親しみやすい作品です。

約4分の曲の中には、秋の夜にふさわしいしっとりとした情感が凝縮されており、どこかショパンを彷彿とさせるニュアンスも感じられます。

楽曲自体は比較的アクセスしやすいものの、右手のメロディと左手の伴奏を巧みに織り交ぜながら演奏するには一定の技術も必要とされるでしょう。

交響曲の大家として知られるブルックナーのピアノ曲は非常に貴重であり、彼の知られざる一面を味わえる魅力に溢れています。

このところは神によって作られたAnton Bruckner

1869年に作曲された宗教音楽で、スコアにつけられた日付から新リンツ大聖堂の献堂式で歌われたとされています。

混声4部合唱で構成されたこの曲は、優れた宗教音楽または合唱曲として知られ、ヨーロッパの教会や合唱団によって今も歌われています。

透明感あふれるハーモニーが魅力的な1曲です。

ランシェ=カドリーユ ハ長調Anton Bruckner

ブルックナー:ランシエ=カドリユ 第1~4番(1850頃)白神 典子 2000
ランシェ=カドリーユ ハ長調Anton Bruckner

「ブルックナーといえば荘厳で重厚な曲調」というイメージを良い意味で裏切る、軽やかで明るいピアノ曲。

カドリーユとは男女4組が四角に並んで踊るダンスを指し、音楽のスタイルとしても確立されています。

楽しく、うきうきとした気分にさせてくれる魅力的な1曲です。

カドリール フィナーレ:ポコ アニマート WAB.121Anton Bruckner

後期ロマン派を代表するオーストリアの作曲家アントン・ブルックナーは、重厚で壮大なスケールの交響曲で知られていますが、実はピアノ作品も残しているのです。

『カドリール』は1854年頃に作曲されたピアノ四手のためのダンス音楽で、6つの異なるセクションから成り立っています。

各部分は特定のダンス形式に基づいており、クラシックなダンスのリズムとメロディーが印象的。

ブルックナーの他のピアノ作品同様、初期作品群に属し、オーケストラ作品とは一味違う軽快で親しみやすい魅力があります。

ピアノを学ぶ方はもちろん、ブルックナーをもっと身近に感じたい方にもおすすめの作品です。