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【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選

交響曲と宗教音楽の大家と知られた、オーストラリアの作曲家兼オルガニスト、アントン・ブルックナー。

本記事では、重厚感のある曲調や、敬けんなカトリック教徒であったことがうかがえる宗教色の強い作風で知られる彼の作品の中でも、名曲として幅広く知られている作品をご紹介します。

オーストリアの豊かな自然と荘厳なバロック建築の教会を思わせる優雅で壮大な風景が見え隠れする、ブルックナーらしい深みのある作品の数々を、動画と解説あわせてお楽しみください。

【おすすめ】交響曲&宗教曲の大家・ブルックナーの名曲を厳選(46〜50)

カドリール 長ズボン:アンダンテ コン モート WAB.121Anton Bruckner

アントン・ブルックナーといえば、交響曲の巨匠として知られていますが、実は彼もピアノ曲を残しているのです。

『カドリール』と題された一連の舞曲の中の1曲である『アンダンテ コン モート』は、落ち着いた速度で演奏される小品です。

ブルックナーらしからぬ軽快で明るい雰囲気を持っており、クラシック初心者の方にもおすすめできる1曲です。

全6曲から成るこの舞曲は、1854年に29歳の時の作品で、各楽章は1分30秒以内という短い演奏時間ながら、それぞれ個性的な表情を見せてくれます。

気軽に楽しめるブルックナーの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

カドリール 雌鶏:アマービレ WAB.121Anton Bruckner

交響曲や宗教音楽の大家として知られるアントン・ブルックナーですが、数は少ないながらもピアノ曲もいくつか手掛けています。

1854年頃に作曲された『カドリール』は、とても親しみやすい楽曲で、6つの部分から成るこの作品は、ブルックナーが自身の生徒のために書き下ろしたこともあって演奏技術を磨くのに最適ですね。

特に「雌鶏:アマービレ」の楽章は、愛らしい雰囲気が印象的。

難解な作品が多いブルックナーですが、この曲は初心者にもオススメできる1曲です。

シュタイアーマルクの人びと WAB.122Anton Bruckner

Bruckner, Anton (c. 1850): Steiermärker, WAB 122 — Francesco Pasqualotto
シュタイアーマルクの人びと WAB.122Anton Bruckner

後期ロマン派の巨匠アントン・ブルックナー。

交響曲やミサ曲の大作で知られる彼ですが、実は親しみやすい響きのピアノ小品も残しているんです。

1850年頃に作曲された『シュタイアーマルクの人びと』は、オーストリア南部の民謡をモチーフにした性格的な作品。

軽快でフォークロア調の旋律は、ブルックナーの故郷への愛着を感じさせます。

シンプルな構造ながら温かみのある音楽性は、彼の大作とはまた違った魅力。

クラシック初心者の方にもおすすめしたい、ブルックナーの隠れた名曲です。

幻想曲 ト長調 WAB.118Anton Bruckner

Anton Bruckner – Fantasie in G Major, WAB 118. {w/ score.}
幻想曲 ト長調 WAB.118Anton Bruckner

オーストリアの作曲家にしてオルガニスト、アントン・ブルックナーは後期ロマン派を代表する巨匠の一人です。

交響曲や宗教音楽の大家として知られるブルックナーですが、実は非常に個性的で感情的なピアノ曲も少ないながらも残しています。

1868年に作曲された『幻想曲 ト長調 WAB.118』は、そんなブルックナーのピアノ作品の中でも珍しい存在。

二部構成のこの作品は、穏やかでリリカルな第一部と、活動的で力強い第二部から成り、わずか3分半ほどの演奏時間の中に作曲家の内面が凝縮されています。

ブルックナーの新たな一面を発見したい方にぜひおすすめしたい名曲です。

槍騎兵のカドリーユ WAB.120 第2番Anton Bruckner

アントン・ブルックナーによる初心者にもオススメのピアノ作品『槍騎兵のカドリーユ』。

後期ロマン派の代表的な作曲家で知られるブルックナーですが、実は短めの親しみやすいピアノ曲も残しており、本作もその一つ。

1850年代に自身の生徒向けに書かれた、4つのパートで構成されるコンパクトなダンス曲で、オーストリアの民俗舞踏を思わせる軽快な響きが魅力です。

それぞれのパートで独自の旋律とリズムが展開され、重厚な交響曲とは一味違った表情を感じられるでしょう。

ブルックナー初心者の方にこそ、ぜひ触れていただきたい作品です。