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美しすぎるクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

美しすぎるクラシックを一挙紹介!

クラシックには美しい曲がたくさんありますよね~。

今回は、その中でも特に美しい「美しすぎるクラシック」をピックアップしてみました!

長い歴史をこえて語り継がれる名曲たちがラインナップしていますよ!

美しいクラシックといえば、穏やかで爽やかものをイメージする方は多いと思いますが、ピアノだけではなく声楽やオーケストラで演奏される曲もピックアップしてみました。

それでは、ゆっくりとご覧ください!

もくじ

美しすぎるクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(21〜40)

ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」Ludwig van Beethoven

誰もが「月光」のイメージを持つこの曲ですが、ベートーベン自身はこの曲に「幻想曲風ソナタ」というタイトルを付けています。

「月光」という呼び名が定着したのにはいくつかの説がありますが、音楽評論家として大きな影響力を持っていたドイツの詩人レルシュタープがこの曲の1楽章を聞き、「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と例えた言葉が広まったためとされています。

切なく美しい1楽章、可愛らしい旋律の2楽章、激しく疾走感に満ちた3楽章とさまざまな表情を楽しめる1曲です。

「忘れられた5つの伝説」より「生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌ」Charles-Henry

アルジェリアのオラン出身の作曲家シャルル=アンリさんの作品は、ジャズとクラシックを融合させた独自のスタイルで知られています。

彼の代表作の一つは、『忘れられた5つの伝説』というアルバムに収録された短いピアノ曲です。

約1分25秒の演奏時間ながら、優雅なメロディと独特のハーモニーが魅力的な一曲となっています。

本作は、静かで穏やかな雰囲気を醸し出し、まるで生まれたばかりの王女への祝福や愛情を表現しているかのようです。

クラシック音楽に興味はあるけれど、長い曲は苦手という方にもおすすめの、アクセスしやすい作品となっています。

交響曲第9番「新世界より」第2楽章Antonín Leopold Dvořák

ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」第2楽章 ヘルベルト フォン カラヤン指揮ベルリン・フィル
交響曲第9番「新世界より」第2楽章Antonín Leopold Dvořák

チェコの作曲家、アントニン・レオポルド・ドヴォルザークの代表作として知られる交響曲です。

1893年にアメリカ滞在中に作曲され、同年12月にニューヨークのカーネギーホールで初演されました。

第2楽章は特に有名で、イングリッシュホルンによる美しい旋律が印象的です。

ドヴォルザークは、アメリカの風景や文化、特にアフリカ系アメリカ人の霊歌やネイティブ・アメリカンの音楽から影響を受けたと言われています。

郷愁を誘う旋律は、故郷を思う気持ちや自然の美しさを表現しており、多くの人の心に響きます。

クラシック音楽に興味がある方はもちろん、美しいメロディーを求める方にもおすすめの一曲です。

歌劇「リナルド」より「私を泣かせてください」Georg Friedrich Händel

私を泣かせてください 歌劇「リナルド」  中丸三千繪 0001
歌劇「リナルド」より「私を泣かせてください」Georg Friedrich Händel

ヘンデル作曲のオペラ『リナルド』の第2幕に登場する有名なアリア。

『リナルド』は、ヘンデルがロンドンにやってきて最初に発表したイタリアオペラです。

敵の魔術師に捕らわれた女性アルミレーナが恋人を思って自分の悲恋を嘆くシーンで歌われます。

哀れな境遇を嘆き悲しむような暗さだけでなく、アルミレーナの若さと美しさを象徴するようなとても甘美な旋律を持つ1曲です。

旋律のようにJohannes Brahms

ブラームス:「旋律のように」~アルバム「Poésie 詩(うた)を奏でる」より
旋律のようにJohannes Brahms

ヨハネス・ブラームスの友人クラウス・グロート詩による作品で、包容力がある温かさが特徴的です。

フレーズ内の音程の広さや、巧みな転調が曲に繊細さと深みを与えています。

詩の内容と深く結びついた旋律は、言葉では表現しきれない感情や思考を音楽の力で表現しようとする試みが感じられます。

幅広い分散和音的な進行から始まり、息の長い美しい旋律線を描く本作は、音楽を通じて心の奥底にある感情を探求したい方におすすめです。

1886年に作曲され、1888年に出版されたこの歌曲は、ブラームスが53歳のときに生まれた作品で、多くの演奏家や聴衆に愛され続けています。

ベルガマスク組曲より「月の光」Claude Debussy

「月の光」というタイトルから、幻想的な月夜をイメージするこの曲。

しかし、ドビュッシーが描こうとしたのは、ただの月の光の情景ではありませんでした。

この曲は、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩集『雅なうたげ』に収められた「月の光」からインスピレーションを受けています。

この詩には、楽しいことや悲しいことという相反するものがこん然一体となった、曖昧な世界が描かれています。

この詩にひかれたドビュッシーは言葉を使わずに、曖昧な「月の光」の世界を描きました。