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ドヴォルザークの名曲。人気のクラシック音楽

『新世界』、『スラヴ舞曲』といえばチェコの作曲家、アントニン・レオポルト・ドヴォルザークです。

ドヴォルザークはクラシック作曲家の中ではベートーヴェンやモーツァルトのように当たり前のように名前が出てくる有名な作曲家で、そのはず弦楽四重奏曲『アメリカ』のヴィオラのソロや新世界の2楽章は日本では『家路』などで親しまれ、新世界の4楽章は作曲家の名前がわからなくてもメロディは知っていわれるほどクラシック屈指のメロディメーカーとしても知られています。

そんなドヴォルザークの作品の魅力を世界各地の奏者の名演とともに紹介します。

ドヴォルザークの名曲。人気のクラシック音楽(6〜10)

チェロ協奏曲 第1楽章Antonín Dvořák

Dvorak Cello Concerto mvt 1 (1st part) -Julian Steckel
チェロ協奏曲 第1楽章Antonín Dvořák

チェロ協奏曲として有名な作品といえばこのアントニン・ドヴォルザークの「チェロ協奏曲 ロ短調 作品104」があげられます。

ドヴォルザークはボヘミアの民俗音楽を取り入れた作品を多く残し、スメタナの民族主義的な手法を受け継ぎました。

この曲は1894年から1895年にかけて作曲され、ナイアガラの滝からインスピレーションを得たとも言われています。

ボヘミアの民族舞曲や黒人霊歌の要素が融合され、独特の雰囲気を醸し出しています。

若い頃に想いを寄せた女性への思いも込められ、深い哀愁と個人的な感情が反映されています。

チェロ協奏曲の中でも最高傑作の一つとされ、チェリストにとって重要なレパートリーとなっています。

ドヴォルザークの豊かなメロディーメーカーとしての才能が存分に発揮された名曲です。

交響曲第1番 より第1楽章Antonín Dvořák

Antonín Dvořák – Symphony No. 1 “Zlonické zvony”, Martin Mazánek, O.M
交響曲第1番 より第1楽章Antonín Dvořák

アントニン・ドヴォルザークは、チェコのロマン派音楽を代表する作曲家です。

民族音楽を活かした独自のスタイルで、世界中の音楽ファンを魅了してきました。

本作は、ドヴォルザークの最初の交響曲で、若き日の情熱が溢れています。

序奏に続く弦楽器の主題は、ドヴォルザークらしいの豊かな旋律美とリズム感を持ち、後の名作の萌芽が感じられます。

1865年2月から3月にかけて書かれた本作は、ドヴォルザークの才能の片鱗を垣間見られる貴重な1曲です。

クラシック音楽の奥深さや、若き天才の成長過程に興味がある方におすすめです。

弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 1楽章Antonín Dvořák

チェコが誇る音楽家ドヴォルザークは、ユーモアと民族性が豊かな名曲を数多く残しました。

1893年6月、アメリカ滞在中に完成した『弦楽四重奏曲第12番』は、まさにその代表する作品です。

1楽章は軽やかで親しみやすい旋律が印象的です。

本作はアメリカの民謡やインディアンの音階を巧みに取り入れつつ、作曲家の故郷ボヘミアの香りも感じさせる、まさに東西融合の傑作。

ドヴォルザークが黒人霊歌から直接インスピレーションを得たエピソードも興味深いですね。

クラシック音楽をあまり聞くことがない方でも、爽やかな気分になれる1曲です。

交響曲第9番 ホ短調 作品95, B. 178『新世界より』 4楽章Antonín Dvořák

ドヴォルザーク: 交響曲第9番「新世界より」第4楽章 Dvorak Symphony No.9 4th movement
交響曲第9番 ホ短調 作品95, B. 178『新世界より』 4楽章Antonín Dvořák

言わずと知れたチェコの作曲家、アントニン・レオポルト・ドヴォルザークの作品『新世界より』4楽章です。

ストリングスの強烈なイントロに迫力があるホルンとトランペットのメロディは一度聴いたら忘れられません。

それくらいインパクトがあるクラシックの名曲です。

ドヴォルザークがアメリカ滞在中(1892年~1895年)に作られた作品で、アメリカという「新世界から」故郷ボヘミアへ向けて作られた作品だと言われています。

ベートーヴェンの『交響曲第5番 ハ短調《運命》』、シューベルトの『交響曲第7番(旧第8番)ロ短調《未完成》』と並んで「3大交響曲」と呼ばれ、クラシック音楽を代表とする交響曲です。

スラブ舞曲第1集より第7番Antonín Dvořák

A. Dvorak: Slavonic dances No.7, Skocna, c moll, Sawallisch
スラブ舞曲第1集より第7番Antonín Dvořák

チェコが誇る作曲家ドヴォルザークの作品の中でも、特に親しみやすい曲といえばこの曲ではないでしょうか。

1878年に作曲された本作は、ボヘミアの民族舞踊「スコチナー」を基にした2拍子の躍動感があふれる舞曲です。

カノンのように複数の旋律が追いかけるように展開される明快な主題が印象的で、聴く人を魅了します。

ドヴォルザークは6歳でバイオリンを学び始め、その才能を開花させていきました。

ドヴォルザークの音楽には民族的な要素が色濃く反映されており、この曲もその一つです。

チェコの民族精神を感じられる本作は、クラシック音楽に興味のある方や、心が踊る軽快な曲を求めている方におすすめです。