ドヴォルザークの名曲。人気のクラシック音楽
『新世界』、『スラヴ舞曲』といえばチェコの作曲家、アントニン・レオポルト・ドヴォルザークです。
ドヴォルザークはクラシック作曲家の中ではベートーヴェンやモーツァルトのように当たり前のように名前が出てくる有名な作曲家で、そのはず弦楽四重奏曲『アメリカ』のヴィオラのソロや新世界の2楽章は日本では『家路』などで親しまれ、新世界の4楽章は作曲家の名前がわからなくてもメロディは知っていわれるほどクラシック屈指のメロディメーカーとしても知られています。
そんなドヴォルザークの作品の魅力を世界各地の奏者の名演とともに紹介します。
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ドヴォルザークの名曲。人気のクラシック音楽(81〜90)
ピアノ協奏曲 Op.33Antonín Dvořák

『交響曲 第9番「新世界より」』の作曲家として知られるアントニン・ドヴォルザークのピアノ協奏曲『Op.33』。
従来の協奏曲とは一線を画し、ピアノとオーケストラを対等なパートナーとして扱う意欲作です。
全3楽章を通して、ピアノ独奏が際立つのではなく、オーケストラとの深い結びつきを感じさせるのが特徴的。
特に第2楽章では、リズミカルな要素が少ない静かなテーマが心にしみわたります。
ピアノと管弦楽の音色の融合を楽しみながら聴いてみてはいかがでしょうか。
交響曲第9番「新世界より」第4楽章Antonín Dvořák

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。
タイトルの「新世界」とは、アメリカの事を意味しています。
ニューヨークの音楽院に招かれてアメリカへ渡ったドヴォルザークは、大都会の喧騒に戸惑い、望郷の念に駆られてこの曲を作りました。
交響曲第9番「新世界より」第3楽章Antonín Dvořák

「交響曲第9番より第3楽章」モルト・ヴィヴァーチェ(非常に速く、生き生きと)。
「新世界より」という副題は、新世界アメリカから故郷ボヘミアへ向けてのメッセージといった意味があるそうです。
デリク・グリーソンさん指揮、ダブリン交響楽団の演奏。
おわりに
いかがだったでしょうか。
クラシック界屈指のメロディメーカーと言われる由縁が聞いたら忘れられない、そして覚えやすいことにあると思います。
ドヴォルザークの曲はチェコのボヘミアにゆかりがある曲が多く、同じチェコの作曲家で『連作交響詩「我が祖国」より「モルダウ」』で知られるベドルジハ・スメタナとともにボヘミア楽派という独自の楽派も生み出しました。
スラブ舞曲で有名になり、その名声からアメリカへ渡航します。
そこで生まれたのが『新世界』や弦楽四重奏曲第12番『アメリカ』で、現在もよく知られているドヴォルザークの地位が確かなものになっていきました。
初演もほとんど大成功しているドヴォルザークの音楽は今でも聴く人を魅了します。
ぜひこれからもドヴォルザークの音楽に触れていってクラシック音楽の世界に入り込んで頂けたらと思います。





