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エルガーの名曲。人気のクラシック音楽

エドワード・エルガーはイギリスを代表とする作曲家で『威風堂々』や『エニグマ変奏曲』はあまりにも有名で、よくオーケストラのコンサートでも演奏されています。

また、エルガーの妻キャロライン・アリス・ロバーツへ贈った『愛の挨拶』もあり、エルガーの名前を聞いたことがなくてもこのメロディは聴いたことがある、という方も多いはず。

今回はそのエルガーの魅力に迫るため、多くの名曲をリストアップしてみました!

エルガーの魅力とかっこよくて楽しめるクラシック音楽の世界に入り込んでいけると幸いです。

もくじ

エルガーの名曲。人気のクラシック音楽(41〜60)

『エニグマ変奏曲』より「ニムロッド」Edward Elgar

エルガー/エニグマ変奏曲 ~ニムロッド Elgar: Nimrod
『エニグマ変奏曲』より「ニムロッド」Edward Elgar

『威風堂々』といった作品でも知られるイギリスの作曲家、エドワード・エルガーの代表的な作品の1つである『エニグマ変奏曲』。

正式名称『独創主題による変奏曲』と呼ばれるこちらの作品は管弦楽のための変奏曲として作曲され、エルガーが友人たちを思い浮かべながら即興風の変奏を弾き、管弦楽曲へと発展させたというユニークな過程を経て作曲されたことでも知られています。

本作は14の変奏曲で構成されているのですが、特に有名なパートが第9変奏『ニムロッド』です。

単独での演奏や『ニムロッド』のみを独立させて編曲されたバージョンも存在しており、壮大でいてどこか哀愁を帯びた美しい旋律が理由なのか、本国イギリスでは葬送や追悼といった場面で使われる機会が多いというのも特徴です。

実際にそういった意図で作曲された作品ではないにもかかわらず、確かにこちらの楽曲を聴いているとまるで映画や式典のクライマックスの場面が頭に浮かんできてしまうというのが、音楽のおもしろみの1つと言えるかもしれませんね。

『エニグマ変奏曲』第9変奏「ニムロッド」Edward Elgar

「エニグマ」はギリシア語で、「なぞなぞ」「謎かけ」「謎解き」という意味で、作者のエルガーはこの変奏曲に2つのエニグマを込めたとしています。

「ニムロッド」は、楽譜出版社に勤める親しいドイツ人にエルガーが付けた愛称で、彼の人柄や、2人でベートーヴェンについて散策しながら論じた一夜を表したようです。

こだまの踊りEdward Elgar

Peter Bradley-Fulgoni plays Elgar: Echo’s Dance Op.81
こだまの踊りEdward Elgar

実のところ純粋なピアノ曲は数えるほどしか存在しないイギリスの偉大な作曲家のエドワード・エルガーですが、バレエ音楽「The Sanguine Fan」の一部として書かれた『こだまの踊り』は注目すべき作品です。

優美なメロディと洗練された音楽性が魅力的な、彼らしいロマンティックなピアノ曲に仕上がっています。

ピアノならではの表現力を存分に楽しめる1曲で、アマチュアからプロまで幅広い演奏家に親しまれているのも頷けますね。

クラシック音楽に馴染みのない方にもおすすめの名曲です。

スケッチEdward Elgar

エドワード・エルガーは19世紀後期から20世紀初頭にかけて活躍したイギリスの作曲家で、『威風堂々』などの名曲で知られています。

彼のピアノ曲の中でも特に印象的なのが『スケッチ』です。

この曲は1901年に作曲され、エルガーの友人に捧げられました。

ロマンティックなスタイルを示す本作は、短い旋律と情緒的な演奏が特徴的で、作曲家の自然への愛や故郷の風景からインスピレーションを得た深い感動が込められています。

『スケッチ』は映画やドラマの背景音楽としても使用され、クラシック音楽ファンから高い評価を受けています。

繊細で哀愁を帯びた旋律は、音楽の美しさを味わいたい方におすすめの一曲です。

スミュルナにてEdward Elgar

Edward Elgar: “In Smyrna” (1905) (Luca Moscardi, piano)
スミュルナにてEdward Elgar

エルガーの異国情緒溢れるピアノ曲が聴ける一品。

イギリスの作曲家エドワード・エルガーは、『威風堂々』や『エニグマ変奏曲』などの管弦楽曲で広く知られていますが、実はピアノ曲の作品数は多くないんです。

その中でも異色な存在といえるのが、地中海への旅行中にインスピレーションを得た『スミュルナにて』。

東洋的な雰囲気を持ちつつ、エルガー特有の音楽性が感じられるロマンティックな佳曲に仕上がっています。

普段クラシックをあまり聴かない方にもぜひ味わっていただきたい、旅情を誘う一曲ですね。

セレナードEdward Elgar

エドワード・エルガーはイギリスを代表する作曲家の一人で、『威風堂々』などの有名な作品を生み出しました。

彼の室内楽曲の中でも、弦楽のための『セレナード』は優美で詩的な旋律が印象的な名曲です。

3つの楽章から成るこの作品は、エルガーの初期の代表作として知られ、彼の作風の様々な側面を垣間見ることができます。

特に第2楽章の情感豊かなメロディは聴く者の心に訴えかけ、クラシック音楽の名品として広く親しまれてきました。

『セレナード』は、弦楽合奏の美しさを味わいたい方にぜひおすすめしたい1曲です。