【ハイドン】名曲、代表曲をピックアップ!
古典派時代の偉大な作曲家の一人、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン。
多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲したことで「交響曲の父」、「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれていますが、それだけでなく協奏曲やピアノソナタなども多数書き上げており、クラシック界に多大な影響を与えました。
本記事ではそんなハイドンの名曲、代表曲をピックアップ!
現在のドイツ国歌に用いられている曲もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ハイドンの音楽をお楽しみください。
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【ハイドン】名曲、代表曲をピックアップ!(1〜10)
弦楽四重奏曲第67番ニ長調「ひばり」 Op.64-5 Hob.III-63Franz Joseph Haydn

1790年に作曲された『第3トスト四重奏曲』の中に含まれる弦楽四重奏曲です。
『ひばり』のタイトルはハイドン自身が名付けたものではなく、これは第1楽章において冒頭に現れる旋律がひばりの囀りが似て聴こえるために付けられたものです。
ピアノソナタ第35番ハ長調 Hob. XVI: 35Franz Joseph Haydn

3楽章から成るピアノソナタ。
ピアノ演奏の教材のソナチネアルバムにも収録されており、ハイドンのピアノソナタの中でもよく知られている作品の一つです。
第1楽章は長大なソナタ形式でハイドンらしい明るさが現れています。
交響曲第98番変ロ長調Franz Joseph Haydn

1792年の第1回ロンドン旅行の折りのために作曲したロンドン交響曲の中の1曲です。
民謡など俗謡を自作に挿入することを得意としていたハイドンは、この交響曲の第2楽章の冒頭に、英国国歌である『ゴッド・セイヴ・ザ・キング』を使用してロンドンの聴衆を喜ばせたとされています。
しかしそれだけでなく、その前年である1791年2月に親友であるモーツァルトが亡くなったことで、その哀悼の意が込められているとも言われています。
【ハイドン】名曲、代表曲をピックアップ!(11〜20)
ピアノソナタ第50番ニ長調 Hob.XVI/37Franz Joseph Haydn

1780年に作曲されたピアノソナタは、ハイドンの才能が遺憾なく発揮された作品です。
アウエンブルッガー姉妹という優れたピアニストのために書かれたそう。
3つの楽章からなっており、明るく軽快な第1楽章、内省的で幻想的な第2楽章、そして活発で躍動感あふれる第3楽章と、変化に富んだ構成となっています。
ハイドンの技術的な習得と音楽的な想像力が見事に表現されているこちらの作品は、クラシック音楽を楽しみたい方にぜひオススメの1曲です。
弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」Franz Joseph Haydn

ハイドンが1797年に作曲した弦楽四重奏曲。
全4楽章から成る本作は、ハイドンがロンドン訪問で英国国歌に感銘を受け、オーストリアにも同様の曲が必要だと感じて作曲したものです。
とくに第2楽章に登場する壮大な旋律は、後にオーストリアやドイツの国歌として使用されることになりました。
ハイドンの創造力と音楽的才能の高さを示す本作。
クラシック音楽に興味のある方はもちろん、歴史や政治に関心のある方にもオススメの1曲です。
オラトリオ「四季」Franz Joseph Haydn

ハイドンが晩年に手掛けたこちらのオラトリオは、自然と人間の営みを豊かに描写しています。
『天地創造』の続編として書かれました。
四季の移り変わりと農民の生活を題材にしており、各季節の特徴や自然現象を音楽と歌詞で表現。
春の喜び、夏の暑さ、秋の収穫、冬の寒さなど、季節ごとの情景が生き生きと描かれています。
ハイドンの作曲技法の集大成とも言える本作。
四季の美しさや人々の暮らしに興味がある方にオススメです。
ぜひ『天地創造』の後に聴いてみてください!
オラトリオ「天地創造」Franz Joseph Haydn

ハイドンが1798年に発表したオラトリオは、創世記の物語を壮大な音楽で描いた傑作です。
ハイドンは100曲以上の交響曲を作曲し、「交響曲の父」と呼ばれるほどの功績を残しましたが、本作でも彼の卓越した才能が遺憾なく発揮されています。
3部構成の楽曲は神による天地創造の過程を、オーケストラと合唱、独唱を駆使して表現。
とくに光の誕生を描いた部分は、聴く者の心に深い感動を与えます。
ハイドン自身も「これまでで最も大きな仕事」と語ったこの作品は、自然の神秘と美しさを讃える、荘厳かつ温かみのある音楽となっています。





