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【ハイドン】名曲、代表曲をピックアップ!

古典派時代の偉大な作曲家の一人、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン。

多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲したことで「交響曲の父」、「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれていますが、それだけでなく協奏曲やピアノソナタなども多数書き上げており、クラシック界に多大な影響を与えました。

本記事ではそんなハイドンの名曲、代表曲をピックアップ!

現在のドイツ国歌に用いられている曲もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ハイドンの音楽をお楽しみください。

もくじ

【ハイドン】名曲、代表曲をピックアップ!(1〜20)

交響曲第102番変ロ長調Franz Joseph Haydn

Haydn: Symphony No. 102 in B-Flat Major, Hob. I:102: IV. Finale. Presto
交響曲第102番変ロ長調Franz Joseph Haydn

ハイドンが1794年に作曲したこちらの交響曲は、彼のロンドン時代を代表する傑作の一つです。

全4楽章からなっており、ハイドンの円熟期の技巧が存分に発揮された名曲。

初演時には会場のシャンデリアが落下するという事件がありましたが、観客は無事だったそうです。

第1楽章の幽玄な響きから始まり、第2楽章の静謐な旋律、第3楽章の陽気な農民のダンス、そして第4楽章のクロアチア民謡を引用した明るい主題と、変化に富んだ構成が魅力的。

ハイドンの音楽を深く味わいたい方にオススメの1曲です。

交響曲第88番ト長調「V字」Franz Joseph Haydn

J. Haydn – Hob I:88 – Symphony No. 88 in G major (Brüggen)
交響曲第88番ト長調「V字」Franz Joseph Haydn

『V字』の愛称で知られています。

これは、ロンドンの出版社がハイドンの交響曲の選集を出版する際に付けた整理用の番号のことです。

一連の『パリ交響曲』の中でも最もすぐれており、『ザロモン交響曲』と並ぶ傑作とされています。

交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」Franz Joseph Haydn

J. Haydn – Hob I:103 – Symphony No. 103 in E flat major (Brüggen)
交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」Franz Joseph Haydn

イギリス滞在時のハイドンは人生のうちでも実り多い時期を過ごし、ロンドンでこちらの『太鼓連打交響曲』を作曲しました。

初演は大成功。

ハイドンの交響曲のうちでも人気のある曲の一つであり、現在でも頻繁に演奏、録音されています。

弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」Franz Joseph Haydn

ハイドンが1797年に作曲した弦楽四重奏曲。

全4楽章から成る本作は、ハイドンがロンドン訪問で英国国歌に感銘を受け、オーストリアにも同様の曲が必要だと感じて作曲したものです。

とくに第2楽章に登場する壮大な旋律は、後にオーストリアやドイツの国歌として使用されることになりました。

ハイドンの創造力と音楽的才能の高さを示す本作。

クラシック音楽に興味のある方はもちろん、歴史や政治に関心のある方にもオススメの1曲です。

オラトリオ「四季」Franz Joseph Haydn

Joseph Haydn: The Seasons – Nikolaus Harnoncourt (Salzburg 2013, HD 1080p)
オラトリオ「四季」Franz Joseph Haydn

ハイドンが晩年に手掛けたこちらのオラトリオは、自然と人間の営みを豊かに描写しています。

『天地創造』の続編として書かれました。

四季の移り変わりと農民の生活を題材にしており、各季節の特徴や自然現象を音楽と歌詞で表現。

春の喜び、夏の暑さ、秋の収穫、冬の寒さなど、季節ごとの情景が生き生きと描かれています。

ハイドンの作曲技法の集大成とも言える本作。

四季の美しさや人々の暮らしに興味がある方にオススメです。

ぜひ『天地創造』の後に聴いてみてください!

ネルソン・ミサ Hob.XXII: 11Franz Joseph Haydn

HAYDN | Missa in angustiis No. 11 in D minor – Nelson Mass
ネルソン・ミサ Hob.XXII: 11Franz Joseph Haydn

ハイドンが1798年に作曲した宗教曲。

ナポレオン戦争という時代背景の中で生まれたこの作品は、苦難の時代における希望を表現しています。

壮大な合唱とオーケストラの演奏に加え、ソリストの美しい歌唱が特徴的。

とくにクレードやグローリアの部分では、ハイドンの技巧が光る複雑なポリフォニーが展開され、神への賛美が荘厳に表現されています。

また、アグヌス・デイでは深い悲しみの中でも神の恵みを求める姿勢が音楽に反映されており、聴く人の心に深く響きます。

宗教音楽に興味がある方はもちろん、クラシック音楽ファンの方にもオススメの1曲です。