【ハイドン】名曲、代表曲をピックアップ!
古典派時代の偉大な作曲家の一人、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン。
多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲したことで「交響曲の父」、「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれていますが、それだけでなく協奏曲やピアノソナタなども多数書き上げており、クラシック界に多大な影響を与えました。
本記事ではそんなハイドンの名曲、代表曲をピックアップ!
現在のドイツ国歌に用いられている曲もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ハイドンの音楽をお楽しみください。
【ハイドン】名曲、代表曲をピックアップ!(21〜30)
交響曲 第101番 ニ長調 Hob.I:101Franz Joseph Haydn

ウィーン古典派を代表する作曲家フランツ・ヨーゼフ・ハイドン。
彼は交響曲や弦楽四重奏曲の分野で優れた業績を残し、「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」とも称されています。
ハイドンがロンドン滞在中に作曲した『交響曲 第101番 ニ長調 Hob.I:101』は、「ロンドン交響曲」の一つとして知られる傑作です。
本作は各楽章の多様性と独創性が魅力で、特に第2楽章に登場する時計の振り子を思わせるリズムが印象的!
規則正しく刻まれるリズムは、ときの流れの不変性を表現しているかのようです。
また、軽快な旋律が印象的な第3楽章、ソナタ形式の展開部と再現部が融合したような構造の第4楽章など、聴きどころが満載。
古典派音楽の世界を味わいたいすべての方に、ぜひ聴いていただきたい1曲です。
交響曲第101番ニ長調【時計】Franz Joseph Haydn

「交響曲第101番ニ長調【時計】」第1楽章:アダージョ-プレスト、第2楽章:アンダンテ、第3楽章:メヌエット、第4楽章:フィナーレ。
副題は2楽章の伴奏が規則正しさを思わせることから。
演奏アルテフィルハーモニー交響楽団、指揮は田中瑞穂さん。
【ハイドン】名曲、代表曲をピックアップ!(31〜40)
ピアノソナタ 第42番 ト長調 Hob.XVI:27Franz Joseph Haydn

フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが手掛けたピアノソナタの中でも人気の高い『ピアノソナタ 第42番 ト長調 Hob.XVI:27』。
彼のスタイルを象徴する活気に満ちた第1楽章に始まり、華やかな舞曲調の第2楽章、そして迅速な第3楽章へと続く3楽章で構成されたこの作品は、18世紀に主流だったハープシコードからフォルテピアノへの移行期に、新しい楽器の可能性を探る意図で作曲されました。
ハイドンらしい明るく躍動感のある曲調に加え、感情の深みや対話的な要素も織り交ぜられており、彼の音楽的な発展と成熟を感じさせる作品に仕上がっています。
クラシック音楽に親しみたい方や、上級者まで幅広く楽しめるピアノソナタをお探しの方にオススメしたい1曲です。
ピアノソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:52 第1楽章Franz Joseph Haydn

古典派音楽の巨匠フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが晩年に作曲した『ピアノソナタ 変ホ長調』。
第1楽章は力強い和音で始まり、軽やかで優美な旋律が特徴的な第2主題へと展開します。
エネルギッシュで躍動感に溢れる曲調は、ハイドンの人生の喜びや充実感を反映しているようです。
1794年にロンドンで書かれたこの作品は、ハイドンの成熟した作曲技法が感じられる名曲。
音の強弱が絶えず変化し、ダイナミックな活力を与えています。
豊かな音楽性を持つ本作は、多くの演奏者や聴衆に愛され続けています。
交響曲第100番「軍隊」Franz Joseph Haydn

第2楽章は「2つのリラのための協奏曲ト長調」Hob. VIIh-3 をほぼそのまま転用したものですが、最後に軍隊ラッパの模倣と、印象的なティンパニのソロが新しく加えられました。
当時の音楽ではティンパニのソロは異例中の異例でした。
交響曲第105番変ロ長調「協奏交響曲」Franz Joseph Haydn

明るく華やかな感じの曲です。
ロンドンでは協奏交響曲が流行しており、J.S.バッハの息子クリスティアン・バッハも協奏交響曲を作曲しており、ハイドンもこうしたことに刺激を受け協奏交響曲を作曲するのに野心を燃やしていたといわれています。
交響曲第83番ト短調「めんどり」Franz Joseph Haydn

第1楽章の第2主題がニワトリの鳴き声を思わせるようなことから「めんどり」の愛称で親しまれていますが、ハイドン自身がつけた名前ではないそうです。
18世紀末から19世紀初頭にこの愛称で呼ばれるようになっています。