平成を彩った秋ソングのJ-POP名曲まとめ。心に染みる秋うたを聴こう!
季節の移ろいを美しく歌い上げた楽曲の中でも、秋をテーマにした曲は格別な魅力を持っています。
平成という時代、日本の音楽シーンからは色とりどりの秋の情景を描いた名曲が生まれました。
切ない恋の物語から紅葉狩りの情景まで、さまざまな秋の表情を音楽で表現しているんですよね。
この記事では、1989年から2019年まで続いた約30年に渡る平成時代に生まれた秋の雰囲気たっぷりのJ-POPの名曲をご紹介します。
懐かしい思い出と共に、心に響く秋の名曲の数々をじっくりとお楽しみください。
平成を彩った秋ソングのJ-POP名曲まとめ。心に染みる秋うたを聴こう!(1〜10)
あの秋とスクールデイズおいしくるメロンパン

スリーピースロックバンド、おいしくるメロンパンによる、平成後期にリリースされた秋の情景が目に浮かぶような一曲です。
過ぎ去った学生時代へのかすかな郷愁をかき立てますよね。
歌詞では、青春の悩みや葛藤が、はかなく咲く花になぞらえられており、その繊細な言葉選びが胸に響きます。
アンニュイな雰囲気からサビで感情がほとばしるような展開は、甘酸っぱいだけでなく、少しほろ苦い記憶をも思い出させてくれるのではないでしょうか。
本作は、2017年9月に公開されたミニアルバム『indoor』に収録されています。
校舎の屋上で演奏する姿が印象的な映像も、楽曲の世界観をより一層深めています。
秋の夕暮れ、少し感傷的な気分になった時に聴くと、心にじんわりと染みわたるはずです。
輝かしいばかりではない青春の記憶を持つ人にも、きっと寄り添ってくれるでしょう。
秋の香りビッケブランカ

圧巻のピアノプレイと、心に染みるファルセットボイスが魅力的なビッケブランカさんの一曲。
歌詞には、終わった恋にとらわれ踊らされるような切なさと、それを乗り越えようとする強さが描かれています。
この甘くもほろ苦い感情の交錯が、秋という季節の持つセンチメンタルな雰囲気と見事に重なりますよね。
本作は2014年10月に発表されたデビューミニアルバム『ツベルクリン』に収められた作品で、FM802のヘビーローテーションに選ばれたことで注目を集めました。
夏の喧騒が過ぎ去り、ふと人恋しくなる瞬間に聴くと、そのドラマチックなメロディーがよりいっそう胸に響くのではないでしょうか。
言い訳MaybeAKB48

夏の終わりが近づき、少し肌寒さを感じる季節に聴きたくなるのがAKB48の名曲ですよね。
この楽曲は、9月を舞台として好きな人への確信が持てない、甘酸っぱい恋心を歌っています。
疾走感あふれるメロディーが、体育祭や文化祭といった学校行事で揺れ動く気持ちを後押ししてくれるようで、とてもいい雰囲気なんですよね。
自分の本当の気持ちに気づかないふりをする、そんなもどかしい感情が、秋のセンチメンタルな空気感と見事に重なって胸に響きます。
本作は2009年8月に発売され、初の「選抜総選挙」で選ばれたメンバーが歌唱したことで大きな話題となりました。
日本テレビ系『AKBINGO!』などのエンディング・テーマとして親しまれ、後にベスト盤『神曲たち』にも収録されています。
夏の思い出を胸に、少し切ない気分に浸りたいときに聴いてみてはいかがでしょうか?
YELLいきものがかり

秋の澄んだ空気に、どこか切なくも力強いメロディが聴きたくなりますね。
いきものがかりが放つこの名バラードは、そんなセンチメンタルな気分にぴったりの一曲です。
この楽曲は2009年9月発売のシングルで、NHK全国学校音楽コンクール中学校部門の課題曲に起用されたことでも知られています。
卒業の歌として定着していますが、歌詞を読んでみると秋を舞台にしていることが分かりますね。
別れは終わりではなく、新たな未来への始まりなのだと教えてくれるようです。
不安を抱えながらも仲間との絆を胸に前へ進む姿は、物思いにふける秋の夜に、温かい勇気を与えてくれますよ。
少女時代原由子

秋が深まると、ふと口ずさみたくなるのが原由子さんのこの名曲ですよね。
大人になってから過ぎ去った日々を愛おしく思う、そんなノスタルジックな気持ちが丁寧につづられています。
茜色の夕日や風にそよぐ花など、歌詞から浮かぶ情景が聴く人の心にある思い出と重なり、温かくもどこか切ない気持ちにさせてくれますね。
この楽曲は、もともと斉藤由貴さんへ提供された作品で、1991年11月に発売されたシングル『負けるな女の子!』に収録されたセルフカバー。
人気アニメ『YAWARA!』のエンディング曲としてもおなじみで、懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか。
センチメンタルな気分にそっと寄り添ってくれる一曲です。
秋がくれた切符Mr.Children

長年にわたりJ-POPシーンをけん引し続けているMr.Childrenの、平成ラストを彩る隠れた名曲のひとつですね!
本作は、秋を舞台に少し冷めてしまった二人の静かな時間を描いた物語が歌詞につづられています。
鍵盤や木管楽器が織りなすアコースティックで優しい音色は、まるで一本の短編映画を観終えた後のような余韻を残すんですよね。
この楽曲は、2018年10月に発売されオリコン週間チャート1位に輝いたアルバム『重力と呼吸』に収められています。
桜井和寿さんが西野カナさんへの提供をイメージして書いたという逸話も、楽曲の繊細な世界観をより深く感じさせてくれるのではないでしょうか。
秋の夜長に、過ぎ去った日々に思いを馳せながら聴きたくなる、心にそっと寄り添う一曲です。
オレンジSMAP

夕暮れの景色が目に浮かぶような、切なくも温かいピアノの旋律が心に染み渡る、秋に聴きたい名バラードの一つです。
SMAPの楽曲には名曲がたくさんありますが、本作を特別な1曲として挙げる方も多いかもしれませんね。
描かれているのは恋人との別れの場面なのですが、ただ悲しいだけではないのが魅力的なんです!
別れの言葉をあえて感謝の言葉に置き換えて締めくくる構成には、共に過ごした日々への深い愛情が感じられて、思わず胸が熱くなりますよね。
この歌詞は、2000年8月のレコーディング時に木村拓哉さんの提案で変更されたというエピソードも有名です。
シングル『らいおんハート』のカップリング曲ながら、その人気からベストアルバムにも収録された、まさに珠玉のバラードなんです。