高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス
一口に「ハイトーンボイス」と言っても、地声で突き抜けるようなハイトーンからミドルボイスやファルセット(裏声)を効果的に使った柔らかいオトナな雰囲気のハイトーンまで、その表現方法はさまざま。
今回のトピックでは、いろいろなハイトーンボイスの魅力を感じられる楽曲を最新の話題曲から定番の名曲までバラエティ豊かに揃えてみました。
ただ聴いているだけでも心地のいいハイトーンボイスですが、ご自身でも気持ち良く高音を歌えるようになると、もっと楽曲の楽しみ方が広がると思います。
高音による歌唱を習得してみたい方の練習素材、参考材料としてもご活用いただけると幸いです。
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高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(201〜210)
君をこえる日布施明

角松敏生が布施明に提供した楽曲で、1996年リリース。
AOR調のメロディがとても美しいバラード曲ですね。
布施明のちょっとカンツォーネ風?な朗々と響き渡る高音が存分に楽しめる楽曲で、もともとの声が太い方がハイトーンを練習するための素材としても最適なものの一つになるでしょう。
高い音でも喉を締め付けずに喉を開いて、いわゆる「喉声」にならないように注意して歌うようにして練習してみてください。
角松本人の歌うバージョンと聴き比べてみるのもいいかもしれないですね。
いとしき日々よ平井堅

平井堅さんの通算34作目のシングルで2011年5月4日リリース。
TBSテレビ開局60周年記念番組『JIN-仁-』の主題歌に起用されていました。
楽曲としては、平井堅さんのとても繊細な歌声の魅力をたっぷりと味わえる美しいバラードソングに仕上げられています。
この繊細な歌唱表現に必要不可欠とも言えるのが、平井堅さんのとても魅力的なハイトーンボイス!
魅力的な高次倍音成分を多く含む地声はもちろん、ミックスボイスやファルセットも的確に使うことで、この美しい楽曲の魅力を最大限に表現されています。
ミックスボイスやファルセットの練習曲としても最適だと思いますので、彼のようなシンガーを目指す方はぜひご参考にしてみてくださいね。
With幾田りら

音楽ユニット、YOASOBIのシンガー、ikuraとしてもご活躍中の幾田りらさんの通算10作目の配信限定シングルで、2023年10月リリース。
楽曲冒頭からとても綺麗なファルセットボイスが楽しめる美しいスローバラードソングに仕上げられていますね。
サビパート等での優しいハイトーンによる歌唱も見事です。
YOASOBIでは、ボーカルパートにボカロ的な機械的な処理がされていることが多いですが、こちら、ソロ作品では、とてもオーガニックなボーカルが楽しめるものになっていますから、YOASOBIの楽曲と合わせて、そんな対比を楽しむのもいいかもしれませんね。
百花繚乱幾田りら

困難を乗り越えた先にある希望を力強く歌い上げた、幾田りらさんによる魂のこもった1曲です。
アニメ『薬屋のひとりごと』第2期のオープニングテーマとして、2025年1月にリリースされました。
華やかでありながら陰謀渦巻く後宮……そんな場所で生きる主人公、猫猫の内面を見事に落とし込んでいます。
ドラマチックな展開と幾田さんらしい透明感のある歌声が相まって、物語への没入感を高めてくれるんです。
人生に迷いを感じている人の背中を押してくれる、そんな作品です。
蒲公英幾田りら

YOASOBIのボーカル、ikuraさんとしても活躍中の幾田りらさんの通算8作目の配信限定シングルで、2023年1月リリース。
ちなみにタイトルの『蒲公英』は「タンポポ」と読みます。
かねてから、その魅力的なハイトーンボイスには定評のある幾田りらさんですが、その魅力はこの楽曲でも健在!! しっかりと高次倍音成分を響かせた地声とソフトなファルセットボイス(裏声)を巧みに切り替えて使いこなすことで、見事な歌唱を聴かせてくれています。
一般の皆さんがこれをカラオケで再現できれば、きっと周囲からの賞賛を浴びることができるでしょう。
でも、くれぐれも喉を締め付けて無理に高音を出そうとはしないでくださいね。
真実を知っていく物語摩天楼オペラ

ヴィジュアル系HM/HRバンド、摩天楼オペラの通算9作目のフルアルバム『真実を知っていく物語』のリードトラックで、アルバムのリリースは2022年6月。
摩天楼オペラのサウンドは、HM/HRとヴィジュアル系ロックの要素を組み合わせた独自のもので、その特徴は、今回ここでご紹介するこのアップテンポで疾走感あふれる楽曲の中で最大限に活かされているように感じます。
ボーカルのソウさんの歌唱は、いわゆる典型的なV系バンドのボーカルスタイルなので、聴く人によって好みははっきりと分かれてしまうかもしれませんが、メタリックでシンフォニックなバックトラックとソウさんのハイトーンボイスが絶妙に融合した一曲だと思います。
カムパネルラ米津玄師

米津玄師の楽曲で2020年8月リリースのアルバム『STRAY SHEEP』収録曲。
その歌唱力には定評のある米津玄師さん、この曲でもミックスボイス、ファルセットを絶妙に使いこなした見事な歌唱を披露してくれています。
Dメロパートではシャウトに近いような地声の高音も使われていて、ただ高音が得意というだけではなかなか歌うのが難しい楽曲だと思いますが、それだけにチャレンジしてみる価値があるのではないでしょうか。
基本的には刺激的にならないやわらかいハイトーンを中心に歌えるように心がけることが重要だと思います。
猟奇的なキスを私にしてゲスの極み乙女。

ゲスの極み乙女のメジャーデビューシングルで、2014年8月6日リリース。
バンド名や楽曲タイトルとは裏腹に、曲そのものはとても正統派なポップソングに仕上げられているところがとてもおもしろいと個人的に思いました。
このゲスの極み乙女のボーカル、川谷絵音さんも、高次倍音成分を多く含んだ歌声が魅力的なシンガーさんですね。
決して圧倒的なハイトーンボイス というわけではありませんが、少年っぽい素朴な歌唱がいい感じで楽曲になじんでいる秀作だと思います。
僕のことSuperfly

Superflyといえば高音曲の代表アーティストではないでしょうか?
こちらの曲は、Mrs. GREEN APPLEの『僕のこと』を原曲キーそのままでカバーされていて注目を浴びているそうです。
Mrs. GREEN APPLEだと切なさやはかなさが伝わってきますが、Superflyだと前向きさやまっすぐ強い思いが伝わるように感じるのがカバー曲のおもしろいところですね。
この曲のサビでD5に上がる伸びやかな高音、G5の裏声は今回のこのテーマにピッタリで、聴いていてとても気持ちいいです!
日常Official髭男dism

Official髭男dismの6作目のシングルで、2023年9月リリース。
CDシングルとしては約2年半ぶりとなる作品で、『Chessboard』との両A面シングルとしてリリースされました。
ミドルテンポのとても爽やかな楽曲に仕上げられていますね。
この楽曲の爽やかをとても引き立てているのが、ボーカルの藤原聡さんのさまざまなハイトーンボイスを巧みに使い分けた歌唱!
どこまでも伸びるようなハイトーンボイスを存分に楽しめる一曲です!
もし、カラオケで歌われる時は、できるだけ喉を締め付けないように、また声を上顎に当てるようにして歌ってみてください。
高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(211〜220)
紙一重Uru

Uruさんの配信限定シングルで2023年4月リリース。
アニメ『地獄楽』エンディングテーマになっています。
とても美しいバラードソングですが、この楽曲を歌う上で重要なポイントは、楽曲冒頭部分をはじめ、バックのアレンジが静かなところでのささやくような歌声とサビをはじめとしたリズムインした部分の歌唱表現のコントラストをいかに再現できるかではないかと思います。
サビパートのハイトーンは、高音が得意な方の見せ場になると思いますが、力強く、そして、それでも歌、歌声が粗雑にならないように注意してチャレンジしてみてください。
New meYOASOBI

YOASOBIの新曲『New me』。
YOASOBIというとキラキラとしたポップチューンが印象的ですが、本作はそういった要素を残しつつも、シティポップのエッセンスを取り入れたスムーズなボーカルが特徴です。
音楽的な特徴でいえば、転調とファルセットが多く、音程の上下も激しめです。
力強いボーカルを必要とはしませんが、ボーカロイドのような正確無比なピッチコントロールが求められます。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
Ain’t Nobody Know星野源

トム・ミッシュさんとの共同プロデュースが実現した星野源さんの楽曲は、艶めかしいソウルミュージックの要素を色濃く感じさせます。
淡々としたビートと美しいメロディの中で、二人の親密な関係性をつづった歌詞が心に響きます。
小松菜奈さんが出演したミュージックビデオも、二人の音楽性が融合したセンシュアルな世界観を見事に表現しています。
2019年10月に配信限定EP『Same Thing』の収録曲として発表された本作は、星野源さんの新たな音楽的挑戦として注目を集めました。
二人のアーティストがお互いの大切なものをさらけ出し合う、エロティックな表現の交歓とも言える1曲です。
大人な落ち着いた雰囲気が色気のある1曲です。
AutomaticDef Tech

爽やかなサウンドで人気を集め続けるデュオ、Def Tech。
2000年代から活躍を続けており、いまだにコンスタントに名曲やヒットソングを量産していますね。
そんなDef Techの楽曲のなかでも、特に高音が気持ち良い作品としてオススメしたいのが、こちらの『Automatic』。
サビのファルセットが印象的な作品で、全体的に爽快感がただよっています。
激しい高音も良いのですが、こういうスムーズな高音パートは特に聴き心地が良いのではないでしょうか?
紫の夜を越えてスピッツ

日本のロックバンド、スピッツの44作目のシングルで2021年3月25日に配信限定でリリース。
この楽曲、スピッツのデビュー30周年記念作になるそうですが、ボーカルの草野マサムネさんの、スピッツのデビュー当時からまったく衰えを感じさせないハイトーンボイスによる歌唱は、とても素晴らしく、透き通るような、かつパワフルな高音が存分にお楽しみいただける楽曲に仕上げられていると思います。
この衰えないハイトーンをキープするには、常日頃からの声や喉に対するケアや鍛錬が必須と思われますので、この歌声は同氏のプロ意識の賜物と尊敬の念を禁じ得なくなります。
ポップな曲調と心地いいハイトーンの楽しめる佳作だと思います。
ぜひお楽しみください。
高音に自信のある方はカラオケでもお楽しみくださいね!
サイカフレデリック

日本のロックバンド、フレデリックの楽曲で2021年10月6日配信リリース。
アニメ『さんかく窓の外側は夜』のオープニング・テーマにもなっています。
このフレデリックのボーカルの三原健司さん、とても魅力的な高次倍音成分を多く含んだ、すてきなハイトーンボイスの持ち主ですね!
楽曲のメロディやアレンジも彼の声や歌唱の魅力を最大限に伝わるように作られている秀作だと思います。
聴いているだけで爽やかな気持ちにされてくれる楽曲に仕上げられています。
この曲を歌う時には、喉を締めた高音で歌ってしまうと曲の雰囲気が台無しになってしまうので、できるだけ喉は開いた状態で、鼻腔や上顎洞の共鳴をうまく活用して歌うように心がけてくださいね。
声を上顎に当てることを意識するのがきれいに高音を響かせるコツになるでしょう。
Wave清水美依紗

次世代のR&Bシンガーとして注目されている女性シンガー、清水美依紗さん。
歌手としては珍しいホイッスルボイスを使いこなすシンガーで、その歌唱力の高さから業界でも話題を読んでいます。
そんな清水美依紗さんの楽曲のなかでも、特に高音が気持ち良い作品としてオススメしたいのが、こちらの『Wave』。
本作ではホイッスルボイスを多く用いるようなことはありませんが、それでも全体を通してハイトーンが何度も登場します。
R&Bの持ち味であるオシャレな雰囲気もただよっているので、そういった作品が好みの方は必聴の一曲と言えるでしょう。
ENDLESS RAINX JAPAN

X Japan(本曲リリース当時はX)のメジャー2作目(通算では4作目)のシングルで、1989年12月リリース。
これがバンドにとっては初のバラードナンバーだったそうです。
ピアノとゴージャスなストリングスアレンジが特徴的なバラードナンバーですね。
これを歌うボーカルのToshiさん、そのハイトーンボイスには定評のあるシンガーさんですが、その歌声の魅力は、この美しいバラードナンバーでも存分に楽しむことができます。
ちょっとハスキーな成分も含んだハイトーンボイスを堪能できる一曲です。
ボーカルメロディの最高音のところでも、ファルセットを使わずに歌っているところもステキですね。
MAKAFUKARADWIMPS

RADWIMPSの2021年11月23日リリースのアルバム『FOREVER DAZE』収録曲で、スマートフォン向けアプリ・ゲーム「グランサガ(Gran Saga)」のテーマ・ソング。
このRADWIMPSのボーカル、野田洋次郎さんも、とてもやわらかいハイトーンボイスが魅力のシンガーさんですが、その歌声は、今回ご紹介するこの『MAKAFUKA』でも存分に楽しめます。
こういうドラマティックなバラード調の曲にはとてもよく合うボーカルスタイルだと思います。
彼のようなシンガーを目指している方は、曲の中でのブレスの入れ方や発声の切り替えなんかにも注目して聴いてみてくださいね。
世界はファンシーUNISON SQUARE GARDEN

超人的な滑舌の良さと、歌声のコントロールの良さで圧倒的な存在感を放つUNISON SQUARE GARDEN。
バンドとしての独創的でセンスのいい楽曲が魅力的なのはもちろんですが、彼らを語る上で重要になってくるのはボーカルの歌唱力ですね。
2020年にリリースされた楽曲『世界はファンシー』でも、ボーカル斎藤さんのテクニックがさく裂しています。
彼らの曲を歌いこなすためには、滑舌良く、勢いよく、高音を出す練習が必要です。
声量を出しすぎるとコントロールがしづらくなってしまうので、あくまでも少し軽めに歌うのを意識すれば、いつもよりうまく歌えるかもしれませんよ!


