高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス
一口に「ハイトーンボイス」と言っても、地声で突き抜けるようなハイトーンからミドルボイスやファルセット(裏声)を効果的に使った柔らかいオトナな雰囲気のハイトーンまで、その表現方法はさまざま。
今回のトピックでは、いろいろなハイトーンボイスの魅力を感じられる楽曲を最新の話題曲から定番の名曲までバラエティ豊かに揃えてみました。
ただ聴いているだけでも心地のいいハイトーンボイスですが、ご自身でも気持ち良く高音を歌えるようになると、もっと楽曲の楽しみ方が広がると思います。
高音による歌唱を習得してみたい方の練習素材、参考材料としてもご活用いただけると幸いです。
高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(61〜80)
ヒカリへmiwa

日本のシンガーソングライター、miwaさんの9枚目のシングルで2012年8月リリース。
フジテレビ系月9ドラマ『リッチマン、プアウーマン』主題歌。
miwaさんの明るくかわいく、そして透き通るようなハイトーンボイスが存分に楽しめる楽曲で、メジャーキーでリズムも軽快な楽曲が、その声の特徴をより際立たせていますね。
楽曲そのものはとても親しみやすくポップな楽曲に聞こえますが、その実、歌メロの音飛びも多く、実際に歌うとなるとそれなりの難曲になるのではないかと思います。
もしカラオケ等で歌う場合は、メロディや歌詞をしっかりと覚えた上で、どの部分でどんな発声法を使うのか等、事前に歌唱計画を立てておく必要があるかもしれないですね。
DOLLSJanne Da Arc

Janne Da Arc、19枚目のシングルで2004年5月リリース。
ハイトーンでは定評のあるyasuのボーカルが堪能できるミドルテンポのポップな曲で、少々、V系バンドの歌特有のクセはあるものの、とても透明感のあるボーカルが楽しめる一曲です。
もしこの曲をカラオケ等で歌われる場合、この独特の歌い回しは極力マネしない方がいいでしょう(笑)。
PretenderOfficial髭男dism

ピアノPOPバンド、Official髭男dismの2作目のシングルで、2019年5月15日リリース。
とても彼ららしいメジャーキーの爽やかなポップソングで、ボーカルの藤原聡さんの明るいハイトーンボイスが、楽曲の爽やかさをより強調して演色しています。
また彼の歌唱をよく聴くと、ただ単に高音を張り上げて歌っているだけではなく、曲のパートや歌詞のワードに対して適切に発声を使い分けて楽曲を表現していることにお気づきになると思います。
そんな意味でも、男性がハイトーンで歌うことを学ぶための素材としても最適な一曲と言えるでしょう。
これを歌う時には、喉を締め上げて高音を出そうとしないようにご注意くださいね。
粉雪レミオロメン

レミオロメン、7枚目のシングルで2005年11月リリース。
少々ぶっきらぼうに歌われるヒラ歌部分(サビ以外の部分)から一転して、タイトルを含む歌詞をサビの高音で声を張り上げて歌う、という、この手の曲の王道の作りがされていますが、このサビでの場面転換感の演出は非常に素晴らしく、ボーカル藤巻の表現力の高さをうかがい知れる一曲です。
ミックスボイスを使うなどテクニカルな方向に走らず、地声の高音を張り上げて歌い上げているところに好感を覚えますね。
私は最強Mrs. GREEN APPLE

Adoさんの11作目のデジタル配信シングルとしてMrs. GREEN APPLEの大森元貴さんによって書き下ろされた楽曲ですが、今回ここでご紹介するのは、そのセルフカバーバージョンでMrs. GREEN APPLEの10作目のシングル『Sorange』のカップリング曲として収録されています。
Adoさんのよるバージョンもとてもステキな楽曲に仕上げられていますが、こちらのセルフカバーバージョンもボーカルの大森元貴さんのステキなハイトーンボイスが存分に楽しめる一曲となっています。
サビパートでタイトルが歌われる箇所、ファルセットボイスを使いながらも決して声のパワフルさを失わない歌唱がとても秀逸な一曲ですね。