高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス
一口に「ハイトーンボイス」と言っても、地声で突き抜けるようなハイトーンからミドルボイスやファルセット(裏声)を効果的に使った柔らかいオトナな雰囲気のハイトーンまで、その表現方法はさまざま。
今回のトピックでは、いろいろなハイトーンボイスの魅力を感じられる楽曲を最新の話題曲から定番の名曲までバラエティ豊かに揃えてみました。
ただ聴いているだけでも心地のいいハイトーンボイスですが、ご自身でも気持ち良く高音を歌えるようになると、もっと楽曲の楽しみ方が広がると思います。
高音による歌唱を習得してみたい方の練習素材、参考材料としてもご活用いただけると幸いです。
高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(121〜130)
最高到達点SEKAI NO OWARI

SEKAI NO OWARIの通算6作目の配信限定シングルで、2023年9月リリース。
フジテレビ系列『ONE PIECE』のオープニングテーマとして書き下ろされたそうです。
このSEKAI NO OWARIでボーカルを務めるFukaseさん、ちょっと少年っぽさも感じさせてくれる、軽やかな歌声が魅力のシンガーさんですが、その歌声の魅力はこの軽快な楽曲の中でも最大限に活かされていて、聴いているだけでとても爽やかな気分にさせてくれる一曲に仕上げられています。
透明感あふれる歌声をお楽しみください!
祝福YOASOBI

小説を原作とすることで生まれる独創的なストーリー性を感じさせる歌詞と、透明感のある歌声で国内外から高い評価を得ている音楽ユニット、YOASOBI。
テレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のオープニングテーマとして起用された2ndシングル曲『祝福』は、スリリングなシンセサウンドをフィーチャーした疾走感のあるビートがテンションを上げてくれますよね。
地声とファルセットを行き来しながらも張りを失わないハイトーンボイスは、ずっと聴いていたくなる心地よさを感じられるのではないでしょうか。
歌いこなせれば注目を集めることまちがいなしの、爽快なポップチューンです。
One Last Kiss宇多田ヒカル

ハスキーな高音で、忘れられない恋を歌っているのが宇多田ヒカルさんの『One Last Kiss』です。
この曲は、2021年に公開された映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の主題歌として書き下ろされました。
宇多田ヒカルさんは息を多めに吐きながら出す裏声、ファルセットを使って歌っています。
感覚的には、ため息を吐きながら、軽く声を出すことに近いです。
地声で歌うよりも、息の消費が激しくなるので、いつもより、頻繁にブレスを取るよう意識しましょう。
ミックスナッツOfficial髭男dism

ピアノポップバンド、Official髭男dismの7作目のデジタル配信シングルで2022年4月15日リリース。
テレビアニメ『SPY×FAMILY』のオープニングテーマとして書き下ろされたそうです。
とても彼ららしいオシャレな雰囲気の漂うアップテンポの心地いい楽曲に仕上げられていますね。
一筋縄ではいかないリズムアレンジも特徴的でクールだと思います。
ボーカルメロディも、魅力的な高次倍音成分を多く含んだ藤原聡さんの歌声が存分に楽しめるものとなっており、男性のハイトーンボイスがお好みの方にはとても魅力的な一曲なのではないでしょうか。
なかなか一般の人がカラオケで歌うには難しい楽曲だと思いますが、もし歌われるときは、できるだけ喉を締め上げないようにご注意くださいね!
高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(131〜140)
怪物さん feat.あいみょん平井堅

平井堅とあいみょんという豪華コラボ楽曲で、2020年3月に配信スタート。
男女のデュエット楽曲の場合、女性が男性キーの低音を出すのは比較的難しいことからか、女性シンガーのキーに合わせてキー設定されることが多いですが、この曲もそのようにキー設定されていると感じます。
そんな「女性キー」寄りの楽器を難なく歌いこなしている平井堅のハイトーンボイスは「さすが!!」の一言ですね。
平井堅、単独の楽器に比べると少しロック寄りなアレンジのされているところを違和感なく歌っているところも、彼のシンガーとしての幅の広さを感じられる曲ですね。
New meYOASOBI

YOASOBIの新曲『New me』。
YOASOBIというとキラキラとしたポップチューンが印象的ですが、本作はそういった要素を残しつつも、シティポップのエッセンスを取り入れたスムーズなボーカルが特徴です。
音楽的な特徴でいえば、転調とファルセットが多く、音程の上下も激しめです。
力強いボーカルを必要とはしませんが、ボーカロイドのような正確無比なピッチコントロールが求められます。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
夏のどこかへWANIMA

のっけから思わず画面の前でクラップをしてしまいそうになる、WANIMAらしさが全開の「夏のどこかへ」。
CMソングにもなっているので耳にしたことがある方も多いのではないしょうか?
夏をたっぷりと感じられる、そしてWANIMAらしいノリのよさと軽快な日本語の歌詞、そして何かにチャレンジしてみたくなるような一曲です。