高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス
一口に「ハイトーンボイス」と言っても、地声で突き抜けるようなハイトーンからミドルボイスやファルセット(裏声)を効果的に使った柔らかいオトナな雰囲気のハイトーンまで、その表現方法はさまざま。
今回のトピックでは、いろいろなハイトーンボイスの魅力を感じられる楽曲を最新の話題曲から定番の名曲までバラエティ豊かに揃えてみました。
ただ聴いているだけでも心地のいいハイトーンボイスですが、ご自身でも気持ち良く高音を歌えるようになると、もっと楽曲の楽しみ方が広がると思います。
高音による歌唱を習得してみたい方の練習素材、参考材料としてもご活用いただけると幸いです。
高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(131〜140)
New meYOASOBI

YOASOBIの新曲『New me』。
YOASOBIというとキラキラとしたポップチューンが印象的ですが、本作はそういった要素を残しつつも、シティポップのエッセンスを取り入れたスムーズなボーカルが特徴です。
音楽的な特徴でいえば、転調とファルセットが多く、音程の上下も激しめです。
力強いボーカルを必要とはしませんが、ボーカロイドのような正確無比なピッチコントロールが求められます。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
SOULSOUPOfficial髭男dism

Official髭男dismの通算13作目の配信限定シングルで、2023年12月リリース。
同年12月22日に公開されたアニメ映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の主題歌として制作されたそうです。
この髭男のボーカルの藤原聡さんのクリアでハリのあるハイトーンボイスには、すでに定評のあるところですが、その歌声の魅力は、この楽曲の中でも存分に楽しめます。
曲中のパートやフレーズ、歌詞に出てくるワードによっても巧みに発声や表現を使いこなして、決して一本調子にならない歌唱を披露されているところもステキですね!
スリリングなテンポとアレンジのバックトラックとともにお楽しみくださいませ!
愛の才能川本真琴

川本真琴のファーストシングルとして1996年にリリースされました。
岡村靖幸がプロデュースと作曲をつとめた楽曲で、2007年に発表された岡村靖幸のアルバムにも収録されました。
川本真琴の高い声質が存分に生かされた一曲です。
Feel Like danceglobe

高音の歌唱が魅力のKEIKOをボーカルとしたglobeのデビューシングルです。
デビュー曲にして95.2万枚を売り上げるヒットとなりました。
フジテレビ系木曜劇場「ひとりにしないで」の主題歌に起用され、いまも人気のある一曲です。
天国の在る場所摩天楼オペラ

日本のV系メタルバンド、摩天楼オペラの2014年リリースの3rdアルバム『AVALON』収録曲。
プログレ組曲のようなドラマティックな展開を見せる大曲で、そのゴージャスなサウンドメイクに負けない、突き抜けるような朗々と歌うハイトーンボーカルが楽しめる曲ですね。
シンガー、苑(ソノ)の歌唱は、若干、いわゆるビジュアル系っぽいクセはあるものの、バンド名が示すようにどこかオペラティックでもあり、そのドラマティックな楽曲をより特徴づけていますね。
My Sweet Darlin’矢井田瞳

英語の発音がキュートな矢井田瞳が歌う前向きな恋愛ソング。
積極的な女性の強さがわかる曲です。
楽しげに歌うその姿は、こちらまで元気にしてくれます。
前を向いて、自分の心に正直になろう。
そんな前向きなメッセージが込められたパワーソングです。
この曲を聴いて、元気に1日を始めてみるのもいいでしょう。
朝からノリノリになれること間違いなしです。
君がくれた夏家入レオ

家入レオさんの10作目のシングルで2015年8月リリース。
フジテレビ系月9ドラマ『恋仲』の主題歌で、最終話のサブタイトルにもなっていましたね。
家入のボーカルスタイルは、決して頑張ってハイトーンを張り上げるタイプではなく、このミドルボイス、ファルセットを有効に使ったやわらかいハイトーンを主体としたスタイルは聴く人に「暖かさ」と「安心」を与えてくれます。
かと思えばDメロパートなどではパワフルな歌唱も披露してくれており、家入のシンガーとしての高い実力をうかがい知ることのできる一曲ですね。
歌の練習素材としても最適でしょう。