高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス
一口に「ハイトーンボイス」と言っても、地声で突き抜けるようなハイトーンからミドルボイスやファルセット(裏声)を効果的に使った柔らかいオトナな雰囲気のハイトーンまで、その表現方法はさまざま。
今回のトピックでは、いろいろなハイトーンボイスの魅力を感じられる楽曲を最新の話題曲から定番の名曲までバラエティ豊かに揃えてみました。
ただ聴いているだけでも心地のいいハイトーンボイスですが、ご自身でも気持ち良く高音を歌えるようになると、もっと楽曲の楽しみ方が広がると思います。
高音による歌唱を習得してみたい方の練習素材、参考材料としてもご活用いただけると幸いです。
高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(211〜220)
一途King Gnu

King Gnuの4作目のCDシングルで、2021年12月29日リリース。
2021年12月24日劇場公開予定のアニメ映画『劇場版 呪術廻戦 0』主題歌にも採用されており、CDリリースより前に先行配信されています。
アップテンポのロックナンバーですが、ここで聴けるハイトーンボイスは、いわゆるロックによくあるような突き抜けるようなハイトーンボイス ではなく、ファルセットやミックスボイスを巧みに使ったソフトなハイトーンが楽しめる楽曲となっています。
少し激し目のバックトラックのサウンドとソフトなハイトーンの対比が楽しめる楽曲ですね。
1995平井堅

平井堅さんのアルバム『あなたになりたかった』収録曲で、2021年5月21日リリース。
ソフトなハイトーンボイスが平井堅さんですが、このアップテンポのノリのいい楽曲でも、その魅力は存分に味わえます。
とくにBメロのパートで聴けるミックスボイスを巧みに使った歌唱表現は特筆に値するでしょう。
それをこのアップテンポで早口で詰め込まれた歌詞の中で見事に歌い切っているところは「さすが!!!」と言わざるを得ません。
ミックスボイスでの歌唱の習得のための練習曲としても秀逸だと思いますので、ぜひ彼の歌唱を参考に研究してみてください!
クリスマスキャロルの頃には稲垣潤一

稲垣潤一さんの通算27作目のシングルで、1992年10月リリース。
これはもう細かい説明は不要なぐらい、J-POPのクリスマスソングの名曲ですね!
きっとお耳にされたことのない方はおられないのではないでしょうか。
事実、2023年12月現在で稲垣さん最大のヒット曲となっています。
その大ヒットの要因には、もちろん楽曲そのものがとても魅力的なメロディと、多くの方の共感を呼ぶ歌詞で作られているということもありますが、その楽曲の魅力を決定づけているのは、なんと言っても稲垣さんのソフトかつ力強いハイトーンボイスにある気がします。
特にサビパートでの高音による多彩な歌唱表現に注目してお聞きください。
高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(221〜230)
うるうびとRADWIMPS

RADWIMPSの楽曲で、2022年3月4日に公開された映画『うるうびと』のサウンドトラックアルバムに収録されています。
とても美しいバラード楽曲で、その楽曲の中で、ボーカルの野田洋次郎さんのとても魅力的な高次倍音成分を多く含んだ優しい歌声を存分に楽しむことができる楽曲に仕上げられています。
本稿執筆の2022年6月現在では、まだこの楽曲はシングルカットされていないようですが、とても魅力的な優しいバラード楽曲なので、ぜひシングルカットもしてほしい一曲ですね。
皆さんがカラオケで歌われるときは、高音の発声が雑にならないように、また喉を締め上げた発声にならないように十分にご注意して歌ってみてください。
声を上顎に当てるように心がけて歌うのが、ご本人のような輝きのある高音を出すためのコツになってくると思います。
ぜひお試しください!
おわりに
いかがだったでしょうか? 気持ちのいいハイトーンボイスをビシッとキメてくれるアーティストの歌声、聴いてるだけでもワクワクしますよね!
今回は高音ボイスに興味をお持ちの皆さんにカラオケでご自身で歌って楽しんでいただけることも考慮して選曲してみましたが、「もっとこんな曲が聴きたい!」みたいなご意見あれば、ぜひ編集部までご意見くださいね。
この記事で高音ボイスの魅力にあらためて魅せられた方は、ご自身でも歌えるようにボイトレ教室等に通ってみるのもいいかもしれないですね!