RAG Music
素敵な音楽
search

高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス

一口に「ハイトーンボイス」と言っても、地声で突き抜けるようなハイトーンからミドルボイスやファルセット(裏声)を効果的に使った柔らかいオトナな雰囲気のハイトーンまで、その表現方法はさまざま。

今回のトピックでは、いろいろなハイトーンボイスの魅力を感じられる楽曲を最新の話題曲から定番の名曲までバラエティ豊かに揃えてみました。

ただ聴いているだけでも心地のいいハイトーンボイスですが、ご自身でも気持ち良く高音を歌えるようになると、もっと楽曲の楽しみ方が広がると思います。

高音による歌唱を習得してみたい方の練習素材、参考材料としてもご活用いただけると幸いです。

高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(181〜200)

君をこえる日布施明

角松敏生が布施明に提供した楽曲で、1996年リリース。

AOR調のメロディがとても美しいバラード曲ですね。

布施明のちょっとカンツォーネ風?な朗々と響き渡る高音が存分に楽しめる楽曲で、もともとの声が太い方がハイトーンを練習するための素材としても最適なものの一つになるでしょう。

高い音でも喉を締め付けずに喉を開いて、いわゆる「喉声」にならないように注意して歌うようにして練習してみてください。

角松本人の歌うバージョンと聴き比べてみるのもいいかもしれないですね。

With幾田りら

幾田りら「With」Official Music Video
With幾田りら

音楽ユニット、YOASOBIのシンガー、ikuraとしてもご活躍中の幾田りらさんの通算10作目の配信限定シングルで、2023年10月リリース。

楽曲冒頭からとても綺麗なファルセットボイスが楽しめる美しいスローバラードソングに仕上げられていますね。

サビパート等での優しいハイトーンによる歌唱も見事です。

YOASOBIでは、ボーカルパートにボカロ的な機械的な処理がされていることが多いですが、こちら、ソロ作品では、とてもオーガニックなボーカルが楽しめるものになっていますから、YOASOBIの楽曲と合わせて、そんな対比を楽しむのもいいかもしれませんね。

蒲公英幾田りら

幾田りら「蒲公英」Official Music Video
蒲公英幾田りら

YOASOBIのボーカル、ikuraさんとしても活躍中の幾田りらさんの通算8作目の配信限定シングルで、2023年1月リリース。

ちなみにタイトルの『蒲公英』は「タンポポ」と読みます。

かねてから、その魅力的なハイトーンボイスには定評のある幾田りらさんですが、その魅力はこの楽曲でも健在!! しっかりと高次倍音成分を響かせた地声とソフトなファルセットボイス(裏声)を巧みに切り替えて使いこなすことで、見事な歌唱を聴かせてくれています。

一般の皆さんがこれをカラオケで再現できれば、きっと周囲からの賞賛を浴びることができるでしょう。

でも、くれぐれも喉を締め付けて無理に高音を出そうとはしないでくださいね。

真実を知っていく物語摩天楼オペラ

摩天楼オペラ / 真実を知っていく物語【Music Video】
真実を知っていく物語摩天楼オペラ

ヴィジュアル系HM/HRバンド、摩天楼オペラの通算9作目のフルアルバム『真実を知っていく物語』のリードトラックで、アルバムのリリースは2022年6月。

摩天楼オペラのサウンドは、HM/HRとヴィジュアル系ロックの要素を組み合わせた独自のもので、その特徴は、今回ここでご紹介するこのアップテンポで疾走感あふれる楽曲の中で最大限に活かされているように感じます。

ボーカルのソウさんの歌唱は、いわゆる典型的なV系バンドのボーカルスタイルなので、聴く人によって好みははっきりと分かれてしまうかもしれませんが、メタリックでシンフォニックなバックトラックとソウさんのハイトーンボイスが絶妙に融合した一曲だと思います。

カムパネルラ米津玄師

米津玄師 – カムパネルラ Kenshi Yonezu – Campanella
カムパネルラ米津玄師

米津玄師の楽曲で2020年8月リリースのアルバム『STRAY SHEEP』収録曲。

その歌唱力には定評のある米津玄師さん、この曲でもミックスボイス、ファルセットを絶妙に使いこなした見事な歌唱を披露してくれています。

Dメロパートではシャウトに近いような地声の高音も使われていて、ただ高音が得意というだけではなかなか歌うのが難しい楽曲だと思いますが、それだけにチャレンジしてみる価値があるのではないでしょうか。

基本的には刺激的にならないやわらかいハイトーンを中心に歌えるように心がけることが重要だと思います。

猟奇的なキスを私にしてゲスの極み乙女。

ゲスの極み乙女。 – 猟奇的なキスを私にして
猟奇的なキスを私にしてゲスの極み乙女。

ゲスの極み乙女のメジャーデビューシングルで、2014年8月6日リリース。

バンド名や楽曲タイトルとは裏腹に、曲そのものはとても正統派なポップソングに仕上げられているところがとてもおもしろいと個人的に思いました。

このゲスの極み乙女のボーカル、川谷絵音さんも、高次倍音成分を多く含んだ歌声が魅力的なシンガーさんですね。

決して圧倒的なハイトーンボイス というわけではありませんが、少年っぽい素朴な歌唱がいい感じで楽曲になじんでいる秀作だと思います。