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高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス

一口に「ハイトーンボイス」と言っても、地声で突き抜けるようなハイトーンからミドルボイスやファルセット(裏声)を効果的に使った柔らかいオトナな雰囲気のハイトーンまで、その表現方法はさまざま。

今回のトピックでは、いろいろなハイトーンボイスの魅力を感じられる楽曲を最新の話題曲から定番の名曲までバラエティ豊かに揃えてみました。

ただ聴いているだけでも心地のいいハイトーンボイスですが、ご自身でも気持ち良く高音を歌えるようになると、もっと楽曲の楽しみ方が広がると思います。

高音による歌唱を習得してみたい方の練習素材、参考材料としてもご活用いただけると幸いです。

高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(201〜210)

真実を知っていく物語摩天楼オペラ

摩天楼オペラ / 真実を知っていく物語【Music Video】
真実を知っていく物語摩天楼オペラ

ヴィジュアル系HM/HRバンド、摩天楼オペラの通算9作目のフルアルバム『真実を知っていく物語』のリードトラックで、アルバムのリリースは2022年6月。

摩天楼オペラのサウンドは、HM/HRとヴィジュアル系ロックの要素を組み合わせた独自のもので、その特徴は、今回ここでご紹介するこのアップテンポで疾走感あふれる楽曲の中で最大限に活かされているように感じます。

ボーカルのソウさんの歌唱は、いわゆる典型的なV系バンドのボーカルスタイルなので、聴く人によって好みははっきりと分かれてしまうかもしれませんが、メタリックでシンフォニックなバックトラックとソウさんのハイトーンボイスが絶妙に融合した一曲だと思います。

カムパネルラ米津玄師

米津玄師 – カムパネルラ Kenshi Yonezu – Campanella
カムパネルラ米津玄師

米津玄師の楽曲で2020年8月リリースのアルバム『STRAY SHEEP』収録曲。

その歌唱力には定評のある米津玄師さん、この曲でもミックスボイス、ファルセットを絶妙に使いこなした見事な歌唱を披露してくれています。

Dメロパートではシャウトに近いような地声の高音も使われていて、ただ高音が得意というだけではなかなか歌うのが難しい楽曲だと思いますが、それだけにチャレンジしてみる価値があるのではないでしょうか。

基本的には刺激的にならないやわらかいハイトーンを中心に歌えるように心がけることが重要だと思います。

猟奇的なキスを私にしてゲスの極み乙女。

ゲスの極み乙女。 – 猟奇的なキスを私にして
猟奇的なキスを私にしてゲスの極み乙女。

ゲスの極み乙女のメジャーデビューシングルで、2014年8月6日リリース。

バンド名や楽曲タイトルとは裏腹に、曲そのものはとても正統派なポップソングに仕上げられているところがとてもおもしろいと個人的に思いました。

このゲスの極み乙女のボーカル、川谷絵音さんも、高次倍音成分を多く含んだ歌声が魅力的なシンガーさんですね。

決して圧倒的なハイトーンボイス というわけではありませんが、少年っぽい素朴な歌唱がいい感じで楽曲になじんでいる秀作だと思います。

日常Official髭男dism

Official髭男dismの6作目のシングルで、2023年9月リリース。

CDシングルとしては約2年半ぶりとなる作品で、『Chessboard』との両A面シングルとしてリリースされました。

ミドルテンポのとても爽やかな楽曲に仕上げられていますね。

この楽曲の爽やかをとても引き立てているのが、ボーカルの藤原聡さんのさまざまなハイトーンボイスを巧みに使い分けた歌唱!

どこまでも伸びるようなハイトーンボイスを存分に楽しめる一曲です!

もし、カラオケで歌われる時は、できるだけ喉を締め付けないように、また声を上顎に当てるようにして歌ってみてください。

紙一重Uru

【Official】Uru 『紙一重』 TVアニメ「地獄楽」エンディングテーマ
紙一重Uru

Uruさんの配信限定シングルで2023年4月リリース。

アニメ『地獄楽』エンディングテーマになっています。

とても美しいバラードソングですが、この楽曲を歌う上で重要なポイントは、楽曲冒頭部分をはじめ、バックのアレンジが静かなところでのささやくような歌声とサビをはじめとしたリズムインした部分の歌唱表現のコントラストをいかに再現できるかではないかと思います。

サビパートのハイトーンは、高音が得意な方の見せ場になると思いますが、力強く、そして、それでも歌、歌声が粗雑にならないように注意してチャレンジしてみてください。

AutomaticDef Tech

Def Tech – Automatic【Official Music Video】
AutomaticDef Tech

爽やかなサウンドで人気を集め続けるデュオ、Def Tech。

2000年代から活躍を続けており、いまだにコンスタントに名曲やヒットソングを量産していますね。

そんなDef Techの楽曲のなかでも、特に高音が気持ち良い作品としてオススメしたいのが、こちらの『Automatic』。

サビのファルセットが印象的な作品で、全体的に爽快感がただよっています。

激しい高音も良いのですが、こういうスムーズな高音パートは特に聴き心地が良いのではないでしょうか?

紫の夜を越えてスピッツ

日本のロックバンド、スピッツの44作目のシングルで2021年3月25日に配信限定でリリース。

この楽曲、スピッツのデビュー30周年記念作になるそうですが、ボーカルの草野マサムネさんの、スピッツのデビュー当時からまったく衰えを感じさせないハイトーンボイスによる歌唱は、とても素晴らしく、透き通るような、かつパワフルな高音が存分にお楽しみいただける楽曲に仕上げられていると思います。

この衰えないハイトーンをキープするには、常日頃からの声や喉に対するケアや鍛錬が必須と思われますので、この歌声は同氏のプロ意識の賜物と尊敬の念を禁じ得なくなります。

ポップな曲調と心地いいハイトーンの楽しめる佳作だと思います。

ぜひお楽しみください。

高音に自信のある方はカラオケでもお楽しみくださいね!