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【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション

ジャズという音楽ジャンルに対して、皆さまはどのような印象をお持ちでしょうか?

何となくオシャレ、もしくは敷居が高そうといったイメージがあるかもしれませんね。

多くのサブ・ジャンルも存在するジャズの歴史は簡単に語れるものではありませんし、もちろん古い時代だけの音楽というわけでもないのです。

今回は、興味はあるけど何から聴いていいのか分からないといった方に向けて、まずはこの1枚、といったジャズ史に残るスタンダードな名盤の数々をピックアップしてみました。

ぜひ、チェックしてみてくださいね!

もくじ

【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション(1〜20)

Heavy Weather

BirdlandWeather Report

ジャズという音楽の中でも、さまざまな音楽の要素を融合させたフュージョンと呼ばれるジャンルにおいて、最も重要なアルバムの1つと言えるのではないでしょうか。

1977年にリリースされた本作『Heavy Weather』は、70年代のジャズ・シーンをけん引し、多くの後続のアーティストやバンドに影響を与えたグループ、ウェザー・リポートにとって最大のヒットを記録した作品です。

伝説的なベーシスト、ジャコ・パストリアスさんが加入してからは2枚目となるアルバムで、先進的なバンドのスタイルにポップかつファンキーなフィーリングがより強調されるようになり、フュージョンはもとよりジャズをあまり聴いたことがない方であっても、すんなり耳になじむ楽曲が並ぶ名盤となっています。

ジョー・ザヴィヌルさんが作曲を手掛けた、スタンダード・ナンバーとして歴史に残るオープニング曲の『Birdland』はとくに有名で、ドラマティックな楽曲展開と心に残るメロディ、ジャコさんの印象深いフレットレス・ベースなど、どれをとっても完ぺきなクオリティを誇る名曲ですよ。

ジャズはあまり……というロック・ファンの方にもオススメです!

We Get Requests

The Days of Wine and RosesOscar Peterson Trio

あまたのジャズ・ピアニストの中でも屈指の技術を持ち、それでいて小難しさよりもハッピーな音楽の喜びを教えてくれるのが、カナダはモントリオール出身のオスカー・ピーターソンさんです。

長いキャリアの中で数え切れないほどの作品を発表し、7回のグラミー賞受賞、第11回高松宮殿下記念世界文化賞の受賞など、輝かしい経歴を持つピーターソンさんは、モダン・ジャズの歴史において独自の立ち位置にいると言えます。

多くの天才や鬼才がジャズという音楽の可能性を広げるために試行錯誤する中で、ピーターソンさんは自身の王道のスタイルを基本的には変えることはなく、スウィングとバップを融合させたゴキゲンなサウンドで、ジャズの楽しさを伝えるような演奏を続けたのです。

アルバム・ジャケットだけ見ても、なんだか演奏者が3人とも楽しそうで思わず笑顔になってしまう『We Get Requests』は、ピーターソンさんの代表的なアルバムの1つ。

1964年にリリースされ、映画音楽家として著名なヘンリー・マンシーニさんの作曲した『酒とバラの日々』など、有名曲が収められた名盤です。

スウィングするジャズの心地良さや楽しさを、心ゆくまで味わいたい方であれば必聴ですね。

【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション(21〜40)

RiseHerb Alpert

Herb Alpertの甥であるRandy Badazz AlpertとAndy Armerによって書かれた曲。

Alpertの2番目の、チャートでNo.1を獲得した楽曲です。

Notorious BIGのヒット曲「Hypnotize」でサンプリングされたことでも知られています。

Work SongCannonball Adderley

Cannonball Adderley Sextet – Work Song (Jazz Scene, 1962)
Work SongCannonball Adderley

緻密(ちみつ)なアンサンブルと洗練されたサウンドを聴かせる西海岸に対し、東海岸はチャーリー・パーカー以降のアドリブ演奏の技術を進化させ、プレイヤーの個人プレイの魅力に磨きがかかります。

圧倒的な表現力を持つキャノンボール・アダレイは、それを代表するサックス奏者のひとりです。

ChameleonHerbie Hancock

Herbie Hancock – Chameleon (FULL VERSION)
ChameleonHerbie Hancock

ハービー・ハンコックとサックス奏者のベニー・モーピン、ベースギタリストのポール・ジャクソンとドラマーのハーベイ・メイソンによるコラボレーション。

ファンク・ビートに設定されたジャズベースラインを特徴としている楽曲です。

Moonlight SerenadeGlenn Miller & His Orchestra

大編成の迫力をもつビッグバンド・ジャズですが、白人ビッグバンドの中からは、クラシック音楽の影響を受けた優雅なアンサンブルを作り出すものもありました。

グレン・ミラーのビッグ・バンドが奏でる「ムーンライト・セレナーデ」はその代表的な曲です。