【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション
ジャズという音楽ジャンルに対して、皆さまはどのような印象をお持ちでしょうか?
何となくオシャレ、もしくは敷居が高そうといったイメージがあるかもしれませんね。
多くのサブ・ジャンルも存在するジャズの歴史は簡単に語れるものではありませんし、もちろん古い時代だけの音楽というわけでもないのです。
今回は、興味はあるけど何から聴いていいのか分からないといった方に向けて、まずはこの1枚、といったジャズ史に残るスタンダードな名盤の数々をピックアップしてみました。
ぜひ、チェックしてみてくださいね!
【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション(31〜40)
Stormy WeatherLena Horne

ハーレムのCotton Clubで「Stormy Weather(Keeping Rainin ‘All The Time)」というタイトルで、Ethel Watersによって最初に歌われた曲。
このLena Horneによる独特なレコーディングが、最もよく知られたヴァージョンと言われています。
Donna LeeCharlie Parker

プロの演奏する大衆音楽であったジャズは、ひとりの天才の登場とともに、一気にモダン・ジャズへと足を踏み入れました。
アルト・サックス奏者のチャーリー・パーカーです。
彼の登場とともに、ジャズのアドリブ演奏に革命が起き、以降のジャズはソロ演奏者の巧みなアドリブ演奏が見せ場のひとつとなる音楽へとなっていきます。
Georgia On My MindRay Charles

1930年にHoagy CarmichaelとStuart Gorrellによって書かれた曲。
Carmichaelは俳優兼演奏家、そして人気のあるソングライターで、「Stardust」や「Winter Moon」といった作品でも知られています。
レイ・チャールズによるこのヴァージョンは、1960年に4つのグラミー賞を獲得しました。
CherokeeClifford Brown and Max Roach

多くの一流ミュージシャンからその才能を認められ、輝かしい将来が約束されていたにもかかわらず、25歳という若さで事故による急逝したクリフォード・ブラウンさん。
ジャズの歴史の中で、いわゆるハード・バップ期のトランペット奏者であり、その活動歴はたったの5年程度という短いものでしたが、クリフォードさんの残した名演の数々はどれも高く評価され、世界中のジャズ好きに愛され続けています。
今回紹介しているのは、クリフォードさんが名ドラマーのマックス・ローチさんとタッグを組んで1954年にリリースした『Study in Brown』です。
緊張感漂うドラムスとピアノの連打、そこに絡み合うように鳴り響くトランペットというオープニングがあまりにもカッコいい1曲目の『Cherokee』だけでも、メロディアスさとプレイヤーのエモーション、アドリブのセンスなどが高次元で共存したハード・バップの醍醐味が楽しめますね。
クリフォードさん自らが手掛けたジャズ・ブルースの佳曲『Sandu』なども心地良く、全編を通してとにかく聴き応えのある作品となっております。
夭折した天才の輝かしい才能を、ぜひこの1枚で味わってみてください!
Route 66Nat King Cole

もともと、女優のジュリー・ロンドンと結婚したシンガー兼ピアニストのボビー・グループによって書かれ、パフォーマンスされた曲。
コロンビア・レコードからリリースされたThe King Cole Trioのヴァージョンが大ヒットとなり、その後Nat King Coleは、このソロ・ヴァージョンをレコーディングしています。
【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション(41〜50)
In the MoodGlenn Miller

1939年にレコーディングされ、1940年初めに大々的にヒットした曲です。
Joe Garlandによって作曲され、Andy Razafによって作詞されました。
1930年にニューオーリンズのバンドリーダーであったJoseph “Wingy” Manoneによってレコーディングされた「Tar Paper Stomp」という曲にインスパイアされています。
What a wonderful worldLouis Armstrong

Bob ThieleとGeorge Weissによって書かれた、世界で愛されているスタンダード・ソング。
1968年に初めてリリースされ、約20年後の1987年にRobin Williams主演の映画「Good Morning, Vietnam」で使用されました。
イギリスでは、1968年に最大の売れ行きを記録した曲です。