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【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション

ジャズという音楽ジャンルに対して、皆さまはどのような印象をお持ちでしょうか?

何となくオシャレ、もしくは敷居が高そうといったイメージがあるかもしれませんね。

多くのサブ・ジャンルも存在するジャズの歴史は簡単に語れるものではありませんし、もちろん古い時代だけの音楽というわけでもないのです。

今回は、興味はあるけど何から聴いていいのか分からないといった方に向けて、まずはこの1枚、といったジャズ史に残るスタンダードな名盤の数々をピックアップしてみました。

ぜひ、チェックしてみてくださいね!

【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション(61〜65)

Straight No ChaserThelonious Monk

Thelonious Monk – Straight,No Chaser /Classic Modern Jazz
Straight No ChaserThelonious Monk

ビバップ時代のもうひとりの天才ピアニストが、セロニアス・モンクです。

演奏中にステージでくるくると回り始めるなど、不思議な行動も目立つ彼は天才肌で、斬新(ざんしん)なリズムを持つ曲や、当時としてはあまりに高度な和声も生み出しました。

Getz/Gilberto

The Girl From IpanemaAstrud Gilberto & Stan Getz

1961年、ブラジルをツアーしたジャズ・ギタリストのチャーリー・バードさんは、テナー・サックス奏者のスタン・ゲッツさんにブラジル音楽のボサノバを伝え、1962年に大ヒット作『Jazz Samba』をリリースしました。

現在では珍しくはないジャズとボサノバとの本格的な出会いは、こういった経緯がきっかけとなっているのですね。

今回紹介する『Getz/Gilberto』は、先述した『Jazz Samba』と並んでジャズとボサノバを融合させたエポック・メイキング的な作品として名高い1枚です。

ゲッツさんがボサノバ歌手にしてギタリストのジョアン・ジルベルトさんと連名で1963年に発表、ビルボード・チャートで2位を記録する大ヒットとなり、グラミー賞受賞を果たしました。

賛否両論あった面も事実ですが、アメリカにボサノバというジャンルを広く認知させた作品でもあります。

ジョアンさんの当時の妻であり、これがブレイクのきっかけっとなったアストラッド・ジルベルトさんが歌うオープニングを飾るあまりにも有名な名曲『イパネマの娘』が始まった途端、知るはずのない南米の空気感を味わっているような気さえしますね。

ジャズとボサノバ、どちらの初心者の方でもオススメの1枚です!

Lush LifeBilly Strayhorn

BILLY STRAYHORN sings and plays LUSH LIFE!
Lush LifeBilly Strayhorn

もともと「Life is Lonely」と呼ばれていたジャズ・スタンダード。

この曲に取り組んだ時、Billy Strayhornは16歳でした。

幼少時から母親によって書籍や楽譜の知識を叩き込まれていたStrayhornは、典型的なティーンエイジャーではなく、クラスメートからは「辞書」というニックネームで呼ばれていた、というエピソードがあります。

What Difference A Day MakesDinah Washington

メキシコ人ソングライターとして初めて成功を収めたマリア・グレバーによって、1934年に書かれた曲。

もとのタイトルは「Cuando Vuelva A Tu Lado」で、Stanley Adamsによって英語のタイトル「What a Difference a Day Makes」が付けられました。

このDinah Washingtonによるヴァージョンは、グラミー賞を受賞しています。

MistySarah Vaughan

ジャズの女性ボーカルはそれだけでひとつのジャンルをなすほどに人気のあるジャンルですが、その中に残る伝説なシンガーのひとりがサラ・ヴォーンです。

ジャズ・スタンダードの名曲「ミスティ」にストリングスを加えたバンドの中で見事に歌いあげます。