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素敵なジャズ

【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション

ジャズという音楽ジャンルに対して、皆さまはどのような印象をお持ちでしょうか?

何となくオシャレ、もしくは敷居が高そうといったイメージがあるかもしれませんね。

多くのサブ・ジャンルも存在するジャズの歴史は簡単に語れるものではありませんし、もちろん古い時代だけの音楽というわけでもないのです。

今回は、興味はあるけど何から聴いていいのか分からないといった方に向けて、まずはこの1枚、といったジャズ史に残るスタンダードな名盤の数々をピックアップしてみました。

ぜひ、チェックしてみてくださいね!

【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション(81〜90)

Getz/Gilberto

The Girl From IpanemaAstrud Gilberto & Stan Getz

1961年、ブラジルをツアーしたジャズ・ギタリストのチャーリー・バードさんは、テナー・サックス奏者のスタン・ゲッツさんにブラジル音楽のボサノバを伝え、1962年に大ヒット作『Jazz Samba』をリリースしました。

現在では珍しくはないジャズとボサノバとの本格的な出会いは、こういった経緯がきっかけとなっているのですね。

今回紹介する『Getz/Gilberto』は、先述した『Jazz Samba』と並んでジャズとボサノバを融合させたエポック・メイキング的な作品として名高い1枚です。

ゲッツさんがボサノバ歌手にしてギタリストのジョアン・ジルベルトさんと連名で1963年に発表、ビルボード・チャートで2位を記録する大ヒットとなり、グラミー賞受賞を果たしました。

賛否両論あった面も事実ですが、アメリカにボサノバというジャンルを広く認知させた作品でもあります。

ジョアンさんの当時の妻であり、これがブレイクのきっかけっとなったアストラッド・ジルベルトさんが歌うオープニングを飾るあまりにも有名な名曲『イパネマの娘』が始まった途端、知るはずのない南米の空気感を味わっているような気さえしますね。

ジャズとボサノバ、どちらの初心者の方でもオススメの1枚です!

Duke Ellington & John Coltrane

In a Sentimental MoodDuke Ellington & John Coltrane

ジャズの歴史やミュージシャンを知れば知るほど、とんでもない大物がコンビを組んだ豪華な作品が結構な頻度で発表されている事実に驚かされますよね。

本稿で紹介する『Duke Ellington & John Coltrane』は、まさにそういった作品の1つです。

1899年生まれでスウィング・ジャズのブームを巻き起こしたジャズ・ピアニストのデューク・エリントンさん。

そして40歳という短い生涯の中で、ハード・バップからモード・ジャズ、そしてフリー・ジャズにいたるまで、ジャズの変革期を駆け抜けたサックス奏者のジョン・コルトレーンさんという世代の違うジャズの巨人たちが1962年に残した本作は、デュークさんの意向で全曲ワン・テイクで録音されたそうです。

デュークさんが作曲したスタンダードナンバーの『In A Sentimental Mood』を筆頭に、選曲はデュークさんの往年のレパートリーが中心ながらも、お互いがそれぞれの個性に敬意を払いつつ、洗練された大人のジャズを仕上げたという印象の1枚ですね。

双方どちらかでも興味を持っている方であれば、確実に聴いておくべき美しいアルバムですよ。

アルバム・ジャケットのアートワークも最高ですね!

Relaxin’ at CamarilloCharlie Parker

Charlie Parkerが、カリフォルニア州ベンチュラ郡のカマリロ州立病院で過ごした時期について書いた曲。

彼は麻薬とアルコールで心身の健康を損ない、何度も精神病院に入院していました。

退院後の1947年、彼がロサンゼルスに戻ったときにレコーディングされた楽曲です。

Return to Forever

Return to ForeverChick Corea

2021年の2月9日、偉大なジャズピアニストが天国へと旅立ちました。

1941年にアメリカはマサチューセッツ州出身のチック・コリアさんは、圧倒的なスキルと柔軟な姿勢でジャズの可能性を大幅に広げたアーティストです。

幼い頃からピアノに親しみ、名門中の名門ジュリアード音楽院に進学するも、早々に学業は切り上げてプロとして多くの著名なアーティストと共演。

マイルス・デイヴィスさんのグループに参加後はエレクトリック・ピアノ、フェンダーローズを使って野心的な作品を多く発表し、その特異な才能を発揮します。

ジャンルを横断し、50年以上に及ぶキャリアを常に最前線で駆け抜けたチックさんは、エレクトリック・ジャズやフュージョンの立役者でもありますね。

そういった点からやはり挙げておきたいのが、チックさんのソロ名義で1972年にリリース、異例のヒットを記録した名盤『リターン・トゥ・フォーエヴァー』でしょう。

後に同名のバンドを立ち上げるきっかけともなったこの作品は、突出したテクニックを持つプレイヤーたちが作り上げる緻密なバンド・アンサンブルを、あくまでメロディアスに聴きやすい形で曲として昇華した珠玉の1枚です。

ブラジル音楽の香り漂うしゃれた味わいは、カフェ・ミュージックとしても最適ですよ!

おわりに

ジャズは実に奥深く、冒頭で述べましたように、サブ・ジャンルも多く存在する音楽ジャンルです。

一度足を踏み入れたら最後、まさに沼のようにはまってしまうことは間違いありません。

今回は定番中の定番と言えそうな往年の名盤を中心に取り上げましたが、ジャズを好きになれそうだなと感じた方は、現在進行形で進化し続けている今のジャズ・ミュージシャンにもぜひ目を向けてみてくださいね。