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【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション

ジャズという音楽ジャンルに対して、皆さまはどのような印象をお持ちでしょうか?

何となくオシャレ、もしくは敷居が高そうといったイメージがあるかもしれませんね。

多くのサブ・ジャンルも存在するジャズの歴史は簡単に語れるものではありませんし、もちろん古い時代だけの音楽というわけでもないのです。

今回は、興味はあるけど何から聴いていいのか分からないといった方に向けて、まずはこの1枚、といったジャズ史に残るスタンダードな名盤の数々をピックアップしてみました。

ぜひ、チェックしてみてくださいね!

【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション(66〜70)

Lonely WomanOrnette Coleman

Ornette Coleman – Lonely Woman (1959)
Lonely WomanOrnette Coleman

最も過激なジャズであるフリージャズは、まったく決め事を作らずにすべてインプロヴィゼーション(そっきょうえんそう)で演奏されるものから、現代音楽のようなまったく新しい作曲を行ったものまでさまざまです。

その中で、曲としてもっとも有名なものが、このロンリー・ウーマンではないでしょうか。

Relaxin’ at CamarilloCharlie Parker

Charlie Parkerが、カリフォルニア州ベンチュラ郡のカマリロ州立病院で過ごした時期について書いた曲。

彼は麻薬とアルコールで心身の健康を損ない、何度も精神病院に入院していました。

退院後の1947年、彼がロサンゼルスに戻ったときにレコーディングされた楽曲です。

Just The Two Of UsGrover Washington Jr. & Bill Withers

Grover Washington Jr & Bill Withers “Just The Two Of Us”
Just The Two Of UsGrover Washington Jr. & Bill Withers

1999年に心臓発作で亡くなったGrover Washingtonは、非常に尊敬されたジャズ・サクソフォン・プレイヤーです。

また、Bill Withersは「Lean On Me」や「Is not No Sunshine」などの作品で知られるシンガーソングライターです。

ウィル・スミスは1998年に、この曲のラップ・バージョンを制作しています。

Brilliant Corners

Brilliant CornersThelonious Monk

どの音楽ジャンルにおいても、活動していた時期にはあまり知られることがなく、後に再評価されるアーティストというのはいるものです。

現在ではジャズ・ピアニストの巨人として高く評価されているセロニアス・モンクさんも、そういったミュージシャンの1人でしょう。

名俳優にして名監督、大のジャズ・ファンとしても知られているあのクリント・イーストウッドさんが、モンクさんのドキュメンタリー映画『ストレート・ノー・チェイサー』を1988年に制作しているという事実だけ見ても、その影響力の大きさが理解できますよね。

そんなモンクさんは従来の音楽理論から外れたような独特のプレイ・スタイルが特徴的で、当時は正統派のジャズ・ファンには理解されなかった面もあったようです。

モンクさんの代表作と呼ばれる、1957年にリリースされた『ブリリアント・コーナーズ』を聴けば、不思議な不協和音の使い方やテンポ・チェンジ、唐突とも感じられる楽曲展開で織り成す楽曲群の数々を前にして、圧倒的な個性を体感できるはずです。

作曲家としても優れた才能を持っていたモンクさんの先進的なスタイルは、ジャズを聴き始めた方には少し難しく感じられるかもしれませんが、本作で繰り広げる自由な音楽そのものを、先入観を捨てて楽しんでみることをオススメします!

Autumn Leavesjim hall

Jim Hall & Ron Carter – Autumn Leaves
Autumn Leavesjim hall

ジャズの和声楽器ではピアノとともにギターが使用される事があります。

ピアノの3倍は難しいと言われる楽器であるギターの、ジャズの世界での達人のひとりが、ジム・ホールです。

和音とメロディを同時に、しかもアドリブで奏でる技術は、ジャズギターの魅力のひとつです。