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【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介

ピアノを習い始めたお子さまがピアノへの興味を失うきっかけの一つ、それは「ピアノって難しい……」と感じてしまうこと。

譜読みが難しくなかなか練習が進まなかったり、指が思うように動かず一向に先生から合格をもらえなかったりすると、興味津々で始めたはずのピアノに対してマイナスな感情を抱いてしまいがちです。

そこで本記事では、子供でも弾きやすい簡単なクラシック作品をご紹介します。

難易度の体感や進み具合は必ず個人差がありますが、お子さまが「ピアノって楽しい!」と感じられるよう、その子に合った曲をピックアップしてみてくださいね。

【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(121〜130)

子供のためのアルバム 作品68-10「楽しき農夫」Robert Schumann

「楽しき農夫」弾きました。シューマン作曲「子供のためのアルバムより」(難易度12=ブルグミュラー中頃) Schumann, Robert:Album für die Jugend Op.68-10
子供のためのアルバム 作品68-10「楽しき農夫」Robert Schumann

ロベルト・シューマンによってわずか2週間で作曲して仕上げられた、全43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第10曲目の『楽しき農夫』。

この曲集の中でも、特に知名度が高い作品の一つです。

ポイントは、終始左手がメロディーであること!

メロディーの音が伸びている部分で、合いの手のように右手の刻みが入ります。

はじめは左手をなめらかに演奏するのが難しいと感じるかもしれませんが、弾けるようになってしまえば、陽気なメロディーとリズムを刻む右手のフレーズに、なんともいえない心地よさを感じられるはずです!

子供のためのアルバム 作品68-16「はじめての悲しみ」Robert Schumann

【先生が弾く】シューマン:初めての悲しみ 「子供のためのアルバム」より Schumann ”Erster Verlust” Album für die Jugend Op .68
子供のためのアルバム 作品68-16「はじめての悲しみ」Robert Schumann

静かにポロポロと涙を流すような切ないシーンが思い浮かぶ、『子供のためのアルバム』の第16曲『はじめての悲しみ』。

右手のもの悲しいメロディーを受け止めるように、左手の合いの手が入り、なめらかに進行していきます。

そして最後は、印象的な和音のフレーズで締めくくられます。

短い曲の中で、静かな悲しみと怒りの混じった悲しみ、両方を表現できれば、ワンランク上の仕上がりに!

「こんなことがあって悲しかったな」など、自分の身の回りのことと重ね合わせてみると、表現を付けやすくなりますよ!

小人の踊りAnton Diabelli

「4期のピアノ名曲集 第1巻」ディアベリ/小人の踊り
小人の踊りAnton Diabelli

アントン・ディアベリの名作『小人の踊り』。

小人たちがリズミカルに踊っている様子を表すようなスタッカートの連続や、装飾音符が印象的な作品です。

決してメジャーな楽曲ではありませんが、子供向けの曲集に収録されていることもあり、発表会などでも頻繁に演奏されています。

ピアノ初級レベルの作品で装飾音符が使われているものは、それほど多くありません。

中級レベルの作品に進む前に、この曲で装飾音符をマスターするのもよいのではないでしょうか?

鬼と妖精Catherine Rollin

ピアノを始めたばかりの発表会で使える「ロリン・ピアノ・コース レパートリー1」。オススメの7曲を紹介!
鬼と妖精Catherine Rollin

音楽教育家としても高い評価を集めている作曲家、キャサリン・ロリンさん。

初心者なら一度は彼女の作品に取り組んだことがあると思います。

そんなキャサリン・ロリンさんの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『鬼と妖精』。

ロマン派のエッセンスを感じさせる作品で、非常に聴き映えします。

両手の位置がやや離れているため、4歳児にとってはやや難易度が高いと思いますが、取り組んでみる価値は大いにある作品と言えるでしょう。

アヴェ・マリアCharles Gounod

『アヴェ・マリア』という言葉は多くの方が一度は聞いたことがあるはずですし、あの曲だよねと思われる人も多いでしょう。

とはいえ実際に皆さん思う『アヴェ・マリア』が、実は友だちと話してみたら違う曲だった……という経験はないでしょうか。

『アヴェ・マリア』自体はラテン語のカトリック典礼文における一節であり、そこからインスパイアされた楽曲を『アヴェ・マリア』と呼ぶため、世界中にさまざまな『アヴェ・マリア』が存在するのですね。

その中でも1859年にフランスの作曲家、シャルル・グノーが手掛けた『アヴェ・マリア』は知名度の高い声楽曲で、本稿ではそのピアノアレンジバージョンを紹介しています。

非常にシンプルなアレンジで音数も少なめですから、右手と左手の役目が切り替わる部分などに注意しつつゆっくりと練習してみてくださいね。