【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。
特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。
そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。
どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。
楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!
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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(71〜80)
ソナチネ Op.36-1 より3楽章Muzio Clementi

軽やかなタッチで始まり、明るく躍動感があふれる旋律が特徴の3楽章は、華やかなピアノ発表会を彩る上質な1曲です。
技巧的にも練習しやすく、生き生きとした表現力が存分に発揮できる本作は、1797年の出版以来、多くのピアニストに愛され続けています。
主題の提示から展開、再現という流れが理にかなっており、クラシック音楽の基本的な形式も学べます。
軽快でエネルギッシュな演奏を目指す方に、ぜひチャレンジしていただきたい作品です。
指の独立性を高め、速いパッセージも上手く表現できるようになることで、演奏の楽しさを実感できることでしょう。
風の即興曲中田喜直

アルバム『こどものゆめ』に収録された一曲は、まるで風が吹き抜けていくような爽やかな旋律が印象的です。
軽やかで流れるような自由なメロディが心地よく、グリッサンドの技法を取り入れた仕上がりは発表会でも魅力的な要素となっています。
本作は、流麗なフレーズと繊細なタッチが溶け合い、ピアノならではの表現力を存分に引き出した1分20秒の小品。
2011年のピティナ・ピアノコンペティションでC級の課題曲に選ばれた本作は、音楽の楽しさを感じながら技術を磨きたい方におすすめの一曲です。
手の大きさを考慮した自然な運指で、誰もが楽しく演奏できる工夫が施されています。
華やかなワルツGlenda Austin

アメリカ出身のピアノ教師、作曲家として知られるグレンダ・オースティンさんによる華やかなワルツ。
ジャズとクラシックの要素を融合させたスタイルが特徴的で、演奏者に技術的な挑戦と音楽的表現の幅広さを提供します。
テンポや表現に関する細かな指示が随所にあり、それらを適切に実行することで楽曲の魅力を最大限に引き出せるでしょう。
ペダルの使用や指使いにも注意を払いながら、華やかさを表現することがポイントです。
耳なれない和音にはじめは戸惑うかもしれませんが、自分の演奏を録画して客観的に見直すことで、さらなる上達につながるでしょう。
お菓子の世界 第14曲 「鬼あられ」湯山昭

きらきらと硬質なピアノの響きが印象的なアルバム『お菓子の世界』に収録された小品です。
1973年に制作されたこの楽曲は、1分25秒という短い時間の中に、和と洋の要素を見事に融合させた独創的な世界を描き出しています。
イ短調の4分の4拍子で始まり、不協和音とスタッカートを巧みに操ることで、硬くて跳ねるような音の表現を実現。
3声のパートや複雑なリズム、テーマの変奏など、演奏の難しさと魅力を兼ね備えています。
発表会やコンクールで演奏されることも多く、表現力を試される作品として愛されています。
プログラムの締めくくりに効果的な一曲として、クラシック音楽の新しい魅力を求める方におすすめです。
カスタネットWilliam Gillock

和音の連続から始まるインパクト大の冒頭と、エキゾチックな曲調が特徴的なウィリアム・ギロックの『カスタネット』。
変化に富んでいて楽しみながら演奏できるだけでなく、左右の手を交互に使う部分やテンポをコントロールする部分、指の独立が必要な部分など、ピアノ学習を進めていく上で重要な要素が多数含まれているため、練習しながら今後の演奏にも役立つ技術を身につけられます。
「定番曲じゃつまらない」「発表会だからこそ普段のテキストに載っている曲とは違う雰囲気の作品にチャレンジしたい」という方にオススメの1曲です!
エチュードアレグロ中田喜直

アップテンポで疾走感あふれる『エチュードアレグロ』は、発表会映えすること間違いなしの楽曲!
この作品は、童謡などの作曲者として知られる中田喜直さんが「子供のためのピアノ曲集を作ってほしい」という依頼を受けて作曲した、小品集『こどものピアノ曲』の中の1曲です。
ワクワクさせてくれる冒頭部分のあと静かな中間部がやってきて、明るい曲調が戻ってきたかと思いきや、そっと終わりを迎える、そんな変化を楽しみながら、勢いよく元気に弾けるとよいでしょう!
幻想曲「さくらさくら」平井康三郎

平井康三郎さんが1971年に発表した『幻想曲「さくらさくら」』は、日本の伝統美とクラシックの要素が見事に調和した楽曲です。
箏曲『さくらさくら』をベースに、ロマン派風のピアノ演奏法を取り入れ、変奏曲として新たな息吹を吹き込みました。
この曲の持つ豊かな表情とリズム感は、子供たちが自らの感性を育むのに最適!
まさに、高学年になり一層の技術向上を目指すお子さんにとって見逃せない1曲といえるでしょう。
「日本らしい音楽、ハーモニー、メロディってどんなもの?」と自分に問いかけつつ、日本のエッセンスを感じながら演奏してみましょう。