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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち

ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。

特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。

そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。

どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。

楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!

【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(81〜90)

ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第2番「狩り」Johann Burgmüller

9.狩り/ブルグミュラー25の練習曲-Burgmüller:25 No.9 La Chasse -クラシックピアノ-Classical Piano-CANACANA
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第2番「狩り」Johann Burgmüller

軽やかな流れるような旋律と、「4分の2拍子」のリズミカルな伴奏が美しく調和した作品です。

本作では、イスラム美術の装飾模様をモチーフにした優雅な音の模様が織りなされており、躍動感のある行進曲風の曲調と相まって華やかな雰囲気を演出しています。

右手の16分音符による流麗な旋律と左手のスタッカートによる和音の組み合わせは、まるで光り輝く宝石のような輝きを放っています。

1851年にパリで出版されたこの曲は、やさしい技巧でありながら聴き映えのする魅力的な作品として長年愛され続けています。

皆様も、この華やかで優美な音の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。

ポロネーズ ト短調 BWV Anh.119J.S.Bach

B級 J.S.バッハ:ポロネーズ ト短調 BWV Anh.119(2022ピティナコンペ課題曲) pf.濵田 眞子 Mako Hamada
ポロネーズ ト短調 BWV Anh.119J.S.Bach

バロック音楽を代表する偉大な作曲家、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ。

こちらの『ポロネーズ ト短調』は、バッハの作品のなかでも初心者向けの作品として知られている名曲です。

若干、右手が大きく移動する部分がありますが、それでも難易度は比較的やさしいため、小学生の低学年でも取り組みやすい作品といえるでしょう。

ト短調の哀愁のただようメロディーは、ピアノ発表会でも聴き映えすること間違いなし!

短い作品のため、他の小品などと組み合わせて演奏するのもオススメですよ!

幻想小曲集 Op.12 第2曲「飛翔」Robert Schumann

第42回 入賞者記念コンサート B級 [金賞] 岩室 瑛士/シューマン:「幻想小曲集 Op.12」より「飛翔」
幻想小曲集 Op.12 第2曲「飛翔」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが1837年に作曲した『幻想小曲集 Op.12』第2曲『飛翔』は、力みなく駆け巡る旋律と、流麗な中間部の美しさの対比が情熱を呼び覚ます、聴き映えすること間違いなしの1曲です!

へ短調で始まるドラマチックな部分から、変ニ長調、変ロ長調への叙情的な移行は、表現の幅を広げる最高の機会になるでしょう。

ピアノの経験を積んだ子供たちが新たな感情の解放に挑戦する、発表会の舞台に最適な作品です。

ノクターン 第2番 Op.9-2Frederic Chopin

ショパン/ノクターンOp.9-2/Chopin/NocturneOp.9 No.2/ピアノ/Piano/弾いてみた/CANACANA
ノクターン 第2番 Op.9-2Frederic Chopin

芸術性の高いピアノ作品を数多く生み出した作曲家、フレデリック・ショパン。

言わずと知れたフランスの偉大な作曲家ですね。

こちらの『ノクターンOp.9-2』は、そんなショパンの作品のなかでも、それほど難易度の高くない楽曲として知られています。

といっても、メロディーをたっぷりと歌いながら演奏できる表現力が求められるため、弾くことにいっぱいいっぱいな状態から早い段階で抜け出して、曲の表情などに意識を向けられるといいですね。

気持ちをこめて最後まで弾ききれば、ピアノ発表会でも大いに聴き映えするでしょう。

人生のメリーゴーランド久石譲

Howl’s Moving Castle – Main Theme Piano Solo | Leiki Ueda // arr. Kyle Landry ハウルの動く城
人生のメリーゴーランド久石譲

スタジオジブリが製作した映画『ハウルの動く城』のメインテーマ『人生のメリーゴーランド』。

4分の3のワルツのリズムで演奏される、切なさと懐かしさを感じさせるメロディが印象的な曲です。

曲はとても静かに始まり、最後に向かってどんどん盛り上がりを見せていきます。

この強弱やギャップ感をしっかり演奏に落とし込むことで、メリハリがあり、ストーリー性をきっちり感じさせるような演奏になりますよ。

曲の冒頭はルバート気味に演奏し、その後しっかりワルツを刻むことでもメリハリが出るので、原曲なども聴きながら演奏に取り入れてみてくださいね。

野ばらFranz Schubert

野ばら(シューベルト) ピアニスト 近藤由貴/Schubert: Heidenröslein Piano Solo, Yuki Kondo
野ばらFranz Schubert

ピアノ初心者の代表的な練習曲、『野ばら』。

偉大な作曲家、フランツ・シューベルトの作品です。

日本でも音楽の授業で、リコーダーを用いて演奏されることがあるため「どこかで聴いたことがあるメロディーだな」と感じる方も多いはず。

そんな『野ばら』はもともと、詩人ゲーテの詩に作曲された歌曲のため、メロディーが非常にシンプルでピアノでも演奏しやすい曲として知られています。

小さなお子さんでも取り組める難易度なので、ぜひ参考にしてみてください。

【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(91〜100)

ジャズ・プレリュードWilliam Gillock

ギロック:ジャズ・プレリュード  pf. 恩田 佳奈:Kana,Onda
ジャズ・プレリュードWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックのピアノ曲集『ジャズスタイル・ピアノ曲集』の中に収録されている『ジャズ・プレリュード』は、その名のとおりジャジーな雰囲気がとってもかっこいい楽曲です。

ジャズのリズムは、はじめは慣れないかもしれませんが、一度習得してしまえば、クセになってしまうことも!

クラシックの定番曲とは違うおしゃれで大人な雰囲気の曲なので、発表会で大きなインパクトを残せるかもしれませんね。

「みんなと違う雰囲気の曲が弾きたい!」というお子さんにピッタリの1曲です!