【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。
特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。
そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。
どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。
楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!
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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(61〜70)
お人形の夢と目覚めTheodor Oesten

給湯器の「お風呂が沸きました!」の音楽として記憶している方も多いであろう、メルヘンチックな作品です。
1862年に公開されたピアノ小品集『Kinderscenen』に収められたこの楽曲は、「夢」から「目覚め」へと続く物語が4つの部分に分けて描かれています。
穏やかで優しい夢の世界から、少しずつ華やかに目覚めていく情景は、変化に富んでいて演奏効果も抜群!
発表会でもきっとすてきに響きます。
物語を想像するのが得意な小学生のお子さんや、少し背伸びして豊かな表現に挑戦したい中学生のお子さんにピッタリです。
自分だけのお人形の物語をイメージしながら、表情を豊かに弾いてみてくださいね!
子供のためのアルバム 作品39-20「ババヤガ(魔女)」Pyotr Tchaikovsky

なにか悪いことが起こりそうな、不穏な空気が漂う『子供のためのアルバム 作品39』の第20曲『ババヤガ(魔女)』。
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーがおいにささげたピアノ小品集の中の1曲です。
ババガヤとは、ロシアに古くから伝わる民話に出てくる、人間の肉を食らう恐ろしい魔女の名前。
まさに、曲の雰囲気とピッタリですよね。
スピード感と力強い曲調で、ピアノを習っている男の子からの支持の厚い作品でもあります。
かっこいい衣装を身にまとい、歯切れよく演奏しましょう!
クシコスポストHermann Necke

軽快なリズムと躍動感のあるメロディが印象的な珠玉の1曲です。
馬車が草原を駆け抜ける様子や、馬のひづめの音をイメージしながら、左手の速いパッセージと右手の跳躍的なメロディで表現された作品となっています。
ポップな雰囲気ながらも、中間部では優雅で落ち着いた旋律も織り交ぜられ、聴き手を魅了します。
日本では運動会のBGMとして定着し、幅広い世代に親しまれており、1990年代のゲームソフト『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』でも採用されました。
華やかで聴き映えのする本作は、手の小さな方でも演奏しやすいアレンジが施されており、ピアノ発表会を盛り上げたい方にぴったりの曲です。
野ばらFranz Schubert

ピアノ初心者の代表的な練習曲、『野ばら』。
偉大な作曲家、フランツ・シューベルトの作品です。
日本でも音楽の授業で、リコーダーを用いて演奏されることがあるため「どこかで聴いたことがあるメロディーだな」と感じる方も多いはず。
そんな『野ばら』はもともと、詩人ゲーテの詩に作曲された歌曲のため、メロディーが非常にシンプルでピアノでも演奏しやすい曲として知られています。
小さなお子さんでも取り組める難易度なので、ぜひ参考にしてみてください。
ウィンナー・マーチCarl Czerny

明快なリズムと軽快なメロディーが魅力のオーストリアのピアノ行進曲です。
ウィーンの優雅さと洗練された雰囲気を感じさせる本作は、ピアノの発表会やコンサートでも人気の高い曲となっています。
19世紀前半に作曲された作品ながら、現代でも多くのピアニストや音楽愛好家に親しまれ続けているのは、聴衆を魅了する華やかな表現力があるからでしょう。
かっこよく舞台映えする楽曲を探している男の子におすすめです。
技術的な練習にもなりつつ、音楽的な表現力も磨ける本作は、ピアノを学ぶ皆さんの実力をぐっと引き上げてくれることでしょう。
ノクターン 第2番 Op.9-2Frederic Chopin

芸術性の高いピアノ作品を数多く生み出した作曲家、フレデリック・ショパン。
言わずと知れたフランスの偉大な作曲家ですね。
こちらの『ノクターンOp.9-2』は、そんなショパンの作品のなかでも、それほど難易度の高くない楽曲として知られています。
といっても、メロディーをたっぷりと歌いながら演奏できる表現力が求められるため、弾くことにいっぱいいっぱいな状態から早い段階で抜け出して、曲の表情などに意識を向けられるといいですね。
気持ちをこめて最後まで弾ききれば、ピアノ発表会でも大いに聴き映えするでしょう。
幻想小曲集 Op.12 第2曲「飛翔」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが1837年に作曲した『幻想小曲集 Op.12』第2曲『飛翔』は、力みなく駆け巡る旋律と、流麗な中間部の美しさの対比が情熱を呼び覚ます、聴き映えすること間違いなしの1曲です!
へ短調で始まるドラマチックな部分から、変ニ長調、変ロ長調への叙情的な移行は、表現の幅を広げる最高の機会になるでしょう。
ピアノの経験を積んだ子供たちが新たな感情の解放に挑戦する、発表会の舞台に最適な作品です。






