【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。
特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。
そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。
どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。
楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!
- 【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ
- 【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】
- 【ピアノ発表会】小学生・高学年にオススメのクラシック曲を厳選
- 【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
- 【ピアノ発表会】男の子におすすめ!かっこいい&聴き映えする人気曲を厳選
- 【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選
- 【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
- 【ピアノでディズニーの名曲を】発表会にもおすすめの簡単な楽曲を厳選
- 【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
- 【初級】ピアノ発表会にもオススメ!弾けたらかっこいいクラシックの作品
- 【幼児~小学生の子供向け】ピアノの難しい曲|コンクール課題曲から厳選
- 【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介
- 【ポピュラーピアノ】観客の視線集中!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめポップス曲
【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(91〜100)
ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

躍動感がありつつどこか懐かしさを感じさせる曲調が魅力的な、フレデリック・ショパンの『ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1』。
『子犬のワルツ』としておなじみのこの曲で繰り返し登場する明るく愛らしい旋律は、子犬が自分の尻尾を追いかけてクルクル回る様子を表しているとされています。
この曲を弾く際には、軽やかな右手の旋律と左手の分散和音のバランスを取りながら、曲が持つ天真らんまんなイメージを大切にしつつ、クリアな音色で表現するのがポイントです。
練習を重ね、細かいパッセージを丁寧に弾けば、きらびやかな舞台にふさわしいパフォーマンスができますよ!
ウクライナ民謡による7つの陽気な変奏曲Dmitri Kabalevsky

多彩な子供向けのピアノ曲で知られるドミトリー・カバレフスキーさんが手がけた『ウクライナ民謡による7つの陽気な変奏曲』は、ウクライナ民謡の魅力あふれる1曲。
各変奏はそれぞれ異なる雰囲気を持っており、演奏技術の向上はもちろん、表現力の幅も広げてくれます。
特に軽快な第6変奏や、情熱的なコーダは演奏効果も抜群!
カバレフスキー作品のなかでも、発表会で取り上げられる機会が少なめの作品なので、定番曲ではなく誰とも被らなさそうなインパクトのある曲を演奏したいお子さんにオススメです!
【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(101〜110)
ジプシーの踊りHeinrich Lichner

ドイツの作曲家、ハインリヒ・リヒナーによる『ジプシーの踊り』は、発表会の定番曲としても人気の1曲!
初級から中級者へと手が届きそう……というくらいの方におすすめの楽曲です。
どこか異国情緒あふれる旋律は情熱的な踊りをイメージさせますし、この曲を弾きこなせたら発表会でも注目を集めることは間違いないでしょう。
スタッカートを使った左手の伴奏はスピードについていけずにバランスを崩しやすいため、歯切れよくも右手の旋律の邪魔にならない力加減を意識して弾いてみてください。
右手の旋律はなめらかに弾くためにもまずはテンポを落として、正確に弾けるまでじっくり練習してくださいね。
中間部でがらりと曲調が変わる際にも、しっかりとメリハリをつけて楽曲の持つドラマ性をうまく表現してみましょう。
「版画」第3曲「雨の庭」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの中期の代表作『版画』の第3曲『雨の庭』は、フランスの童謡をもとにした旋律と、雨が降り注ぐ庭を思わせる豊かな音色の変化で、子供たちの想像力を刺激します。
演奏時間は約3分と短めですが、テクニック面、表現面ともに難しい要素が盛り込まれているため、発表会に向けて練習を重ねるなかで、成長を感じられるはずです。
この作品の魅力でもある繊細な強弱のコントロールに、自分の解釈を反映させながら演奏することで、水彩画のように美しいドビュッシーの世界観をより身近に感じられるでしょう。
ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」Frederic Chopin

1833年に作曲されたフレデリック・ショパンの『ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」』は、ショパンのワルツ作品の中でも特にポピュラーな曲のひとつ。
その名のとおり華麗なメロディが魅力的な作品で、発表会でもたびたび取り上げられています。
ショパンの弟子の一人であったローラ・オースフォールにささげられたこの曲は、華やかさとエレガントさをあわせ持つまさに女の子にピッタリの1曲!
音色の美しさにこだわって練習を重ねることで、聴く者の心をひきつける魅力的な演奏に仕上がるでしょう。
ソナチネ ヘ長調 第1楽章Anton Diabelli

優雅で親しみやすい旋律と、ヘ長調ならではの明るく開放的な響きが魅力です。
クラシック入門にぴったりな本作は、古典派の音楽様式の基本を学べる素晴らしい曲となっています。
温かみのある音色と流れるような優美な旋律が印象的で、アルベルティ・バス伴奏による穏やかな響きが心地よく、聴く人の心を癒してくれます。
1839年にウィーンで出版された本作は、堅苦しさを感じさせない心温まる表情が随所にちりばめられており、やさしい雰囲気に包まれながらもしっかりとした音楽の構造を持っています。
ピアノ発表会で演奏してみたい方や、クラシック音楽の素晴らしさを味わいたい方におすすめです。
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第2番「狩り」Johann Burgmüller

軽やかな流れるような旋律と、「4分の2拍子」のリズミカルな伴奏が美しく調和した作品です。
本作では、イスラム美術の装飾模様をモチーフにした優雅な音の模様が織りなされており、躍動感のある行進曲風の曲調と相まって華やかな雰囲気を演出しています。
右手の16分音符による流麗な旋律と左手のスタッカートによる和音の組み合わせは、まるで光り輝く宝石のような輝きを放っています。
1851年にパリで出版されたこの曲は、やさしい技巧でありながら聴き映えのする魅力的な作品として長年愛され続けています。
皆様も、この華やかで優美な音の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。