【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。
特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。
そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。
どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。
楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!
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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(121〜130)
ジプシーの群れFranz Behr

600もの小品を残したとされているドイツの作曲家、フランツ・ベール作曲の『ジプシーの群れ』。
軽やかなメロディーと伴奏が華やかな、演奏効果の高い作品です。
速いパッセージを弾きこなす練習になるのはもちろん、中間部で大きく曲想が変化するため、幅広い表現力を身につける練習にもなります。
切なさをたたえた美しいメロディーをきれいに響かせるためには、伴奏との音量のバランスをとることが重要!
右手の細かく動くメロディーをかき消さないよう、左手の伴奏は極力静かに軽く弾けるといいですね。
手品師William Gillock

子供向けのピアノ作品を数多く作曲したアメリカの作曲家、ウィリアム・ギロックさんの『手品師』は、特にアップテンポで元気な曲を好む子供たちから大人気の作品です!
規則正しく軽やかに鳴り響く左手の伴奏の上に重なるリズミカルな右手のメロディは、まるでお客様に次々と不思議なマジックを繰り出す手品師のコミカルな動きを表しているかのよう!
ワクワク感を音で表現するイメージで弾いてみると、リズムの感覚をつかみやすくなるでしょう。
ピアノソナタ 第11番 イ長調 作品311 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『トルコ行進曲』は、実は『ピアノソナタ 第11番』の第3楽章!
この楽章だけがあまりに有名なため、ピアノソナタとしてではなく、単独で演奏されることも多い作品です。
『トルコ行進曲』といえば、同タイトルのベートーヴェンの作品も有名ですが、モーツァルトの作品の方がテクニックや弾ききる体力が必要なため、難易度は高めです。
しかし、弾き終わったときには、大きな達成感が得られるはず!
名曲をかっこよく弾きこなして、発表会で日頃の成果を思いきり発揮しましょう!
三つの星Villa-Lobos

ヴィラ・ロボスさんのピアノ曲『三つの星』は、南米ブラジルの心を映す独特な旋律が魅力的な作品です。
3つの小品で構成されたこの曲は、それぞれ独自の色彩をたたえており、聴き手を異国の香りただよう幻想的な世界へと誘います。
縦横無尽に絡み合うラテンのリズムは、多くの子供たちにとってはじめての経験となるはず。
子供たち自身も、自分の感性を探りながら演奏に挑むことができるでしょう。
好みがわかれやすい曲調なので、「この曲ね!」と押し付けず、候補曲の一つとして演奏者本人に提案してみましょう。
【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(131〜140)
ポロネーズ ハ長調 Op.155-4Theodor Oesten

19世紀のドイツで活躍したピアノ教師兼作曲家、テオドール・エステンによる作品です。
タイトルにもなっている『ポロネーズ』はフランス語で「ポーランド風」を意味しており、クラシック音楽がお好きな方であればフレデリック・ショパンの『英雄ポロネーズ』辺りがすぐに思い浮かぶでしょう。
エステンの『ポロネーズ』は初級の終わりが見えてきた、くらいの技術を身につけた子どもたちにぜひ発表会の課題曲として挑戦してほしい楽曲。
テンポの早いリズミカルなワルツのテンポは難しく感じられるかもしれませんが、左手の伴奏は非常にシンプルで右手のメロディも単旋律で譜面通りに弾くだけなら難しくはないはずです。
まずはゆっくりと、徐々にスピードアップしてぜひかっこよく弾きこなしてみてくださいね。
新時代Ado

ノリのいいポップなメロディが発表会の会場を明るく照らす、Adoさんの『新時代』。
2022年に配信、そしてアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』に収録されリリースされたこの曲は、映画『ONE PIECE FILM RED』のオープニングテーマに起用されました。
シンセのメロディーが印象的な曲なので、シンセの音に負けないような華やかさのある演奏を心がけましょう。
オクターブで演奏するところを多くしてみたり、サビ前などのキメのメロディーをしっかり演奏したりするのがオススメ。
ウタになりきったつもりで、自信を持って演奏してみてくださいね。
舞踏の時間にHeinrich Lichner

ピアノ初級者向けの作品を数多く残したことで知られている、ドイツの作曲家ハインリッヒ・リヒナーの『舞踏の時間に』。
リヒナー作曲の『忘れな草』や『短いお話』などと並んで、発表会で取り上げられることの多い作品です。
軽やかなワルツのリズムを保ちながら、かわいらしいメロディーや途中で現れる装飾音符のような三連符を、明るくキラキラした音で弾けるとよいでしょう。
伴奏の1拍目のベース音が伸びているところにも、注目してみてくださいね!






