【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。
特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。
そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。
どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。
楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!
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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(91〜100)
愛らしいタランテラStreabbog

ピアノを習い始めて間もないけれど、両手をばっちり使ったダイナミックな曲を弾いてみたい……そんなお子さんにぜひおすすめしたい作品が『愛らしいタランテラ』!
アップテンポで力強い8分の6拍子を軸としたなかなか激しく情熱的な楽曲で、ピアノの発表会でも演奏される機会の多い作品です。
「タランテラ」とはイタリア、ナポリ地方の舞曲を指す言葉。
シンプルな構成ながら、情熱的な表現を求められる1曲です。
よく動く右手の強弱を意識しながら、ミスタッチのないように繰り返し練習してみてくださいね。
君をのせて久石穣

ジブリ音楽の中でも特に人気の高い楽曲の一つである『君をのせて』。
映画『天空の城ラピュタ』の世界観を切ないサウンドと歌詞で表現したこの作品は、ピアノソロや合唱、合奏など、さまざまな形で演奏されています。
レベル別のアレンジ楽譜も多数出版されており、自分の弾きやすいアレンジで演奏できるため、発表会曲にもピッタリ!
初級用は音の構成が非常にシンプルですが、美しいメロディと和声によって聴いている人に簡単そうな印象を与えないところも、この曲のオススメポイントです。
紡ぎ歌Albert Ellmenreich

その生涯の詳細は不明ながら、19世紀のドイツで宮廷劇場俳優そして作曲家として活動していたというアルベルト・エルメンライヒ。
そんなエルメンライヒが世に残した作品の中で唯一広く知られているのが『紡ぎ歌』です。
CM曲として起用されたこともあるため、ほとんどの方が一度は耳にしたことがあるはず!
『紡ぎ歌』は、タイトル通り糸を紡ぐ、つまり糸車の動きを表現したややアップテンポで躍動的な旋律が特徴的な作品です。
左手の伴奏は規則正しいパターンが続きますが、中間部のオクターブで変に力が入り過ぎないように、かつ単調になりすぎないように注意しましょう。
全体的に音の強弱をうまく表現できれば、かっこいい演奏ができますよ!
ジプシーの踊りHeinrich Lichner

ドイツの作曲家、ハインリヒ・リヒナーによる『ジプシーの踊り』は、発表会の定番曲としても人気の1曲!
初級から中級者へと手が届きそう……というくらいの方におすすめの楽曲です。
どこか異国情緒あふれる旋律は情熱的な踊りをイメージさせますし、この曲を弾きこなせたら発表会でも注目を集めることは間違いないでしょう。
スタッカートを使った左手の伴奏はスピードについていけずにバランスを崩しやすいため、歯切れよくも右手の旋律の邪魔にならない力加減を意識して弾いてみてください。
右手の旋律はなめらかに弾くためにもまずはテンポを落として、正確に弾けるまでじっくり練習してくださいね。
中間部でがらりと曲調が変わる際にも、しっかりとメリハリをつけて楽曲の持つドラマ性をうまく表現してみましょう。
子供のためのアルバム 作品68-10「楽しき農夫」Robert Schumann

ロベルト・シューマンによってわずか2週間で作曲して仕上げられた、全43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第10曲目『楽しき農夫』。
この曲集の中でも、特に知名度が高い作品の一つです。
ポイントは、終始左手がメロディーであること!
メロディーの音が伸びている部分で、合いの手のように右手の刻みが入ります。
はじめは左手をなめらかに演奏するのが難しいと感じるかもしれませんが、弾けるようになってしまえば、陽気なメロディーとリズムを刻む右手のフレーズに、なんともいえない心地よさを感じられるはずです!
「版画」第3曲「雨の庭」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの中期の代表作『版画』の第3曲『雨の庭』は、フランスの童謡をもとにした旋律と、雨が降り注ぐ庭を思わせる豊かな音色の変化で、子供たちの想像力を刺激します。
演奏時間は約3分と短めですが、テクニック面、表現面ともに難しい要素が盛り込まれているため、発表会に向けて練習を重ねるなかで、成長を感じられるはずです。
この作品の魅力でもある繊細な強弱のコントロールに、自分の解釈を反映させながら演奏することで、水彩画のように美しいドビュッシーの世界観をより身近に感じられるでしょう。
道化師Dimitri Kabalevsky

子供向けの楽曲を多く世に送り出した近代のロシアの著名な作曲家、ドミトリー・カバレフスキーさんの『道化師』といえば日本では運動会のBGMとしてよく使われる『道化師のギャロップ』が思い出されますが、本稿で取り上げているのは1944年に作曲されて翌年に出版された作品集『24の子供のためのやさしい小品』に収録された『道化師』です。
4分の2拍子で臨時記号を用いた半音で変化していく旋律と、スタッカートを活用した躍動的な左手の伴奏が特徴で、短いながらもインパクトを与えられる楽曲ですね。
単に音符を追うだけではなく、次々と変化していく楽曲の展開を楽しみながら弾いてみましょう。