【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。
特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。
そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。
どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。
楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!
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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(71〜80)
ジャズ・プレリュードWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックのピアノ曲集『ジャズスタイル・ピアノ曲集』の中に収録されている『ジャズ・プレリュード』は、その名のとおりジャジーな雰囲気がとってもかっこいい楽曲です。
ジャズのリズムは、はじめは慣れないかもしれませんが、一度習得してしまえば、クセになってしまうことも!
クラシックの定番曲とは違うおしゃれで大人な雰囲気の曲なので、発表会で大きなインパクトを残せるかもしれませんね。
「みんなと違う雰囲気の曲が弾きたい!」というお子さんにピッタリの1曲です!
紡ぎ歌Albert Ellmenreich

その生涯の詳細は不明ながら、19世紀のドイツで宮廷劇場俳優そして作曲家として活動していたというアルベルト・エルメンライヒ。
そんなエルメンライヒが世に残した作品の中で唯一広く知られているのが『紡ぎ歌』です。
CM曲として起用されたこともあるため、ほとんどの方が一度は耳にしたことがあるはず!
『紡ぎ歌』は、タイトル通り糸を紡ぐ、つまり糸車の動きを表現したややアップテンポで躍動的な旋律が特徴的な作品です。
左手の伴奏は規則正しいパターンが続きますが、中間部のオクターブで変に力が入り過ぎないように、かつ単調になりすぎないように注意しましょう。
全体的に音の強弱をうまく表現できれば、かっこいい演奏ができますよ!
雨の日の噴水William Gillock

子供たちに愛されるピアノ曲を数多く生み出したことで知られるアメリカの作曲家、ウィリアム・ギロック。
彼が作曲した『雨の日の噴水』は、水がきらめく様子を表すかのような心地よいメロディと、クロスハンドや流れるようなアルペジオなどのテクニックを要するパッセージが特徴的な作品です。
短い曲でありながら、表現力やテクニックを存分に発揮できる作品ですので、まさに日頃の成果を観客に披露する発表会にピッタリの曲といえるでしょう。
【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(81〜90)
ファイナルファンタジーⅦ ピアノコレクション「片翼の天使」植松伸夫

親しみやすい中にも荘厳さを秘めた傑作ラストバトルテーマのピアノアレンジが、圧巻のクオリティで蘇ります。
ゲームのCG制作技術で制作された映像作品『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』のセフィロス戦でも使用された本作は、クラシックとロックを融合させた斬新な曲調で、合唱とオーケストラの壮大なサウンドをピアノ一台で表現することに成功。
1997年に世に出た原曲の雰囲気を損なうこともなく、むしろピアノならではの繊細さと力強さを加えた素晴らしいアレンジとなっています。
演奏は決して容易ではありませんが、ダイナミックな表現力と華麗なテクニックを存分に披露できる楽曲です。
発表会でかっこよく弾きたい男の子はもちろん、技術を活かした見せ場を作りたい上手な演奏者にぴったりの一曲といえます。
フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調 K.265(きらきら星変奏曲)Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1778年ごろに作曲したとされる『フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 K.265』は、『きらきら星変奏曲』として多くのピアノ学習者から愛されている作品です。
この曲は、私たちが『きらきら星』として親しんでいるフランス民謡がベースになっており、そのシンプルな旋律が美しくアレンジされていきます。
初めの部分は弾きやすいですが、変奏が進むにつれて難易度がぐんぐん上昇……。
女の子らしいかれんさとモーツァルトらしい洗練された音楽性が組み合わさりつつ練習しがいもある、まさに発表会曲として取り組むのに最適な作品といえるでしょう。
「版画」第3曲「雨の庭」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの中期の代表作『版画』の第3曲『雨の庭』は、フランスの童謡をもとにした旋律と、雨が降り注ぐ庭を思わせる豊かな音色の変化で、子供たちの想像力を刺激します。
演奏時間は約3分と短めですが、テクニック面、表現面ともに難しい要素が盛り込まれているため、発表会に向けて練習を重ねるなかで、成長を感じられるはずです。
この作品の魅力でもある繊細な強弱のコントロールに、自分の解釈を反映させながら演奏することで、水彩画のように美しいドビュッシーの世界観をより身近に感じられるでしょう。
ジプシーの踊りHeinrich Lichner

ドイツの作曲家、ハインリヒ・リヒナーによる『ジプシーの踊り』は、発表会の定番曲としても人気の1曲!
初級から中級者へと手が届きそう……というくらいの方におすすめの楽曲です。
どこか異国情緒あふれる旋律は情熱的な踊りをイメージさせますし、この曲を弾きこなせたら発表会でも注目を集めることは間違いないでしょう。
スタッカートを使った左手の伴奏はスピードについていけずにバランスを崩しやすいため、歯切れよくも右手の旋律の邪魔にならない力加減を意識して弾いてみてください。
右手の旋律はなめらかに弾くためにもまずはテンポを落として、正確に弾けるまでじっくり練習してくださいね。
中間部でがらりと曲調が変わる際にも、しっかりとメリハリをつけて楽曲の持つドラマ性をうまく表現してみましょう。






