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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち

ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。

特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。

そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。

どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。

楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!

【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(41〜50)

ソナチネOp.13-1 第1楽章Dimitri Kabalevsky

カバレフスキー ソナチネOp.13-1 第1楽章 Kabalevsky Sonatine No.1 Mov.1 (9歳)
ソナチネOp.13-1 第1楽章Dimitri Kabalevsky

明るく快活な雰囲気が漂う3つの楽章構成の本作は、音楽の楽しさが溢れるすてきな作品です。

第1楽章では、強い和音が3回響き渡るインパクトのある冒頭から始まり、優美な旋律と躍動感のあるリズムが印象的。

ソナタ形式で書かれ、活気のある第1テーマと歌うような第2テーマが対照的な表情を見せます。

音楽が目まぐるしく変化する展開部では、冗談っぽく演奏する部分と歌うように奏でる部分が交互に現れ、豊かな表現力を引き出します。

各部分のキャラクターの違いを大切にしながら、和音の響きやリズムの躍動感を意識して演奏することで、聴衆の心をぐっとつかめる演奏しがいのある作品です。

音楽を楽しみながら技術を磨きたい方に、ぜひおすすめしたい一曲です。

【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(51〜60)

クシコスポストHermann Necke

『ネッケ:クシコスポスト』(H.Necke, Csikos Post)(ピアノ楽譜)
クシコスポストHermann Necke

軽快なリズムと躍動感のあるメロディが印象的な珠玉の1曲です。

馬車が草原を駆け抜ける様子や、馬のひづめの音をイメージしながら、左手の速いパッセージと右手の跳躍的なメロディで表現された作品となっています。

ポップな雰囲気ながらも、中間部では優雅で落ち着いた旋律も織り交ぜられ、聴き手を魅了します。

日本では運動会のBGMとして定着し、幅広い世代に親しまれており、1990年代のゲームソフト『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』でも採用されました。

華やかで聴き映えのする本作は、手の小さな方でも演奏しやすいアレンジが施されており、ピアノ発表会を盛り上げたい方にぴったりの曲です。

ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第11番せきれいJohann Burgmüller

11.せきれい/ブルグミュラー25の練習曲-Burgmüller:25 No.11 La Bergeronnette -クラシックピアノ-Classical Piano-CANACANA
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第11番せきれいJohann Burgmüller

小鳥のように軽やかで可愛らしい旋律が特徴の「4分の2拍子」の楽曲です。

スタッカートと十六分音符を効果的に使った「タタタン」というリズミカルなモチーフが、鳥のさえずりや愛らしい動きを見事に表現しています。

1851年にパリで出版されたこの作品は、たった30秒ほどの短い演奏時間ながら、右手のスケールや左手の伴奏が織りなす美しい旋律が魅力的です。

手首の柔軟な動きと指先のコントロールを意識して演奏することで、曲の持つ優美さをより引き出せます。

ピアノを学び始めて間もない方でも、軽快なリズムと親しみやすいメロディーで楽しく取り組める作品です。

主よ人の望みの喜びよJ.S.Bach

主よ人の望みの喜びよ【楽譜あり】バッハ/Jesu,Joy of Man’s desiring/J.S.Bach/classic Pinao/クラシックピアノ/CANACANA
主よ人の望みの喜びよJ.S.Bach

教会の礼拝に使うことを目的として作られた名曲『主よ人の望みの喜びよ』。

バロック音楽の代表的な作曲家、そして音楽の父として知られている、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品です。

ピアノの原曲はないものの、発表会でも頻繁に演奏される作品で、さまざまな難易度の楽譜が出版されているため、自分のレベルに合ったアレンジで演奏できます。

洗練された旋律で聴き映えを狙うのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

慣れてきたら、中級、上級レベルのアレンジにも挑戦してみましょう。

ワルツエチュードWilliam Gillock

【ピアノ発表会おすすめ】ワルツ エチュード ♫ ギロック / Valse Etude, Gillock
ワルツエチュードWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックの『ワルツエチュード』は、子供が駆け回っているような部分もあれば、優雅にステップを踏んでいる光景が目に浮かぶ部分もある、変化に富んだ作品です。

発表会で「かっこよかったよ!」と言ってもらうためには、聴いている人を飽きさせないインパクトのある演奏に仕上げたいところ。

この曲は、華やかで強弱や表現でたっぷり変化をつけられるので、強く印象に残る演奏に仕上げやすいといえるでしょう。

お友達やご家族をあっと驚かせる演奏をしたいお子さんにピッタリの作品です!

スティリエンヌ-ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番Johann Burgmüller

14.スティリエンヌ/ブルグミュラー25の練習曲-Burgmüller:25 No.14 La Styrienne -クラシックピアノ-Classical Piano-CANACANA
スティリエンヌ-ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番Johann Burgmüller

暖かな光が差し込むアルプスの山間部で、民族衣装をまとった人々が軽やかに踊る情景が目に浮かぶ3拍子の楽曲です。

1851年にパリで出版された本作は、オーストリアのシュタイヤー地方の伝統的な舞曲をモチーフにしています。

右手のスタッカートと左手の伴奏が織りなすリズム感、跳躍を伴うフレーズなど、技術的な要素を含みながらも、親しみやすい美しいメロディーが魅力です。

発表会で演奏すると、聴衆と一緒に踊りの楽しさを共有できるすてきな一曲といえるでしょう。

情景が目に浮かぶ豊かな表現力を身につけたい方におすすめの作品です。

子供のアルバム 第1集「少年時代の画集」 第5曲「エチュード」Aram Khachaturian

C級 ハチャトゥリアン:エチュード(2022ピティナコンペ課題曲)pf.小塩 真愛:Koshio, Mai
子供のアルバム 第1集「少年時代の画集」 第5曲「エチュード」Aram Khachaturian

『剣の舞』や『仮面舞踏会』でおなじみのロシアの作曲家、アラム・ハチャトゥリアンさんのピアノ曲集『子供のアルバム 第1集「少年時代の画集」』の第5曲『エチュード』は、コンクールの課題曲や発表会曲として多くの子供たちが挑戦する作品です。

この曲には、8分音符のスタッカートの連続や、3+3+2の特徴的なリズム、同音連打など、ピアノ学習者ならマスターしておきたいリズムや奏法が詰まっています。

そして、なんといってもおしゃれで聴き映え抜群!

発表会にピッタリの作品ですので、ぜひチェックしてみてください。