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【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】

1990年代に入り、現在多くの人がイメージする洗練された「R&B」が確立して以降は多くのメガヒット曲を生み出しつつもジャンルは細分化して、2010年代以降はトラップミュージックがチャートの主流となり、既存のR&BにとらわれないオルタナティブR&Bなども生まれました。

おもしろいことに、2020年代を過ぎた今は90年代や00年代にシーンを席巻したR&Bの影響を感じさせる名曲が次々とリリースされているのですよね。

こちらの記事では、そんな2020年代の「今」を感じさせる最新の洋楽R&Bのトレンドが一目で分かる注目の楽曲をまとめています。

ベテランから期待の新人まで幅広く紹介していますから、ぜひチェックしてみてください!

【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(91〜100)

EcstasyCiara

官能的なスローR&Bに原点回帰したアメリカのシンガー、シアラさん。

2025年4月に8枚目となるアルバム『CiCi』のリードシングルをリリースしています。

グラミー賞「ソングライター・オブ・ザ・イヤー」を受賞したセロン・トーマスさんとの共作による本作は、過去の名曲『Promise』や『Body Party』から受け継がれるセクシーな雰囲気を漂わせながらも、最先端のプロダクションが織り込まれた一曲です。

「Promise」など数々の名作を手掛けた名匠ダイアン・マーテルさんが監督を務めたミュージックビデオも話題を呼び、タイムズスクエアのビルボードでも紹介される反響を見せました。

心地よい夜を演出したい方にぴったりな一曲となっています。

CANDY GUM (ft. Jessie Reyez & Becky G)Emotional Oranges

Emotional Oranges – CANDY GUM (ft. Jessie Reyez & Becky G) [Official Music Video]
CANDY GUM (ft. Jessie Reyez & Becky G)Emotional Oranges

若手のR&Bシーンに新しい風を吹き込むエモーショナル・オレンジスは、ロサンゼルスを拠点に活動する男女2人組デュオ。

アップテンポなビートに官能的なメロディが乗った2025年2月のリリース作は、カナダ出身のジェシー・レイエスさんとラテンポップ界の歌姫ベッキー・Gさんをゲストに迎えた強力なコラボレーション。

『RuPaul’s Drag Race』のテーマソングとして使用された「Motion」で注目を集めた彼らの音楽性は、90年代R&B、ファンク、ネオソウルを融合させたユニークなもの。

本作はその魅力を存分に発揮し、官能性と自己肯定感を表現した美しいハーモニーが印象的です。

恋に落ちたい気分の夜や、ドライブのBGMとして聴きたい一曲です。

SMHJae Stephens

Jae Stephens – SMH (Official Music Video)
SMHJae Stephens

2000年代初頭のR&Bサウンドと現代的なポップセンスを兼ね備えたアメリカ・テキサス州ダラス出身のジェイ・スティーブンスさん。

自身を「R&Bポップ・フューチャリスト」と称する彼女は、2023年にアルバム『SELLOUT』を通じて独自の音楽性を確立してきました。

そんな彼女が魅せる2025年4月の新曲は、軽快なハンドクラップとシンセサウンドが織りなす洗練されたR&Bポップ。

恋愛における自由と主体性をテーマに、ファルセットを自在に操る歌唱力と、会話調のリズミカルなフレーズが印象的です。

そしてミュージックビデオではマエタさんやTAトーマスさんらがカメオ出演。

2025年春には英国のガールズグループFLOの「AAA Tour」のオープニングアクトとしても出演予定と、今後の活躍が期待される一曲となっています。

RATHER BE ALONELeon Thomas, Halle

Leon Thomas, Halle – RATHER BE ALONE (Audio)
RATHER BE ALONELeon Thomas, Halle

コンテンポラリーR&Bを基盤としながら、ロックとソウルを織り交ぜた感情豊かな楽曲に仕上がっています。

アメリカ出身のレオン・トーマスさんとハリー・ベイリーさんによるコラボ曲で、2025年4月に発売されたアルバム『MUTT』のデラックス版の先行シングル。

関係性に迷いを覚えた二人の心情を、スモーキーなギターリフと絡み合うストリングスが美しく表現し、自己と向き合う瞬間を印象的に描き出しています。

グラミー賞を受賞したトーマスさんと、ノミネート歴を持つベイリーさんの歌声が見事に調和した本作は、心の整理をつけたい夜に、そっと寄り添ってくれる一曲になるでしょう。

Burning BlueMariah the Scientist

Mariah the Scientist – Burning Blue (Official Audio)
Burning BlueMariah the Scientist

アメリカはジョージア州アトランタ出身のマライア・ザ・サイエンティストさんは、生物学への愛着から芸名をつけた個性派R&Bシンガー。

溶け出すような甘美な歌声と科学的な視点を融合させた歌詞で、オルタナティブR&Bシーンを席巻しているアーティストなのですね。

2025年5月に発売された本作は、氷のように冷たい心が恋に落ちて溶けていく様を、ゆったりとしたミッドテンポのリズムに乗せて描いた美しいラブバラッド。

プロデューサーのNineteen85さんとJetski Purpさんが手がけたレトロな雰囲気のトラックに、彼女の艶やかなボーカルが見事に溶け込んでいます。

Apple Musicの米国チャートでは2025年のリリース曲として女性アーティスト初の1位を獲得。

失恋や孤独を感じている時に聴くと、心が癒やされる一曲です。

On SightCoco Jones

強烈な自己主張と艶やかな歌声が融合した、2025年4月のデビューアルバム『Why Not More?』からのシングルです。

元ディズニーチャンネルの子役から、今や最も注目されるR&Bアーティストの一人へと進化したココ・ジョーンズさん。

アメリカ・サウスカロライナ州出身の彼女は、2024年のグラミー賞で最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞するなど、その実力は折り紙付き。

本作では現代的なR&Bサウンドを基調に、彼女の力強いボーカルと感情表現が見事に調和しています。

プロデューサーのラランス・ドプソンとの共同制作により、洗練されたリズムと魅力的なメロディが生まれました。

ミュージックビデオも制作され、ライブパフォーマンスでも披露されています。

自分の感情や経験を音楽で表現したいという方には、ぜひ聴いていただきたい一曲です。

Can’t WaitEric Benét & Keri Hilson

待望の新曲が、アメリカのR&Bシーン屈指のデュオによって2025年4月に届けられました。

エリック・ベネイさんとケリ・ヒルソンさんによる本作は、グルーヴィーなディスコR&Bに仕上がっており、恋人との夜の外出前の高揚感が見事に表現されています。

滑らかなボーカルが互いを補完し合うようなハーモニーが魅力的な一曲で、プロデューサーのキャンパーさんの手腕も光っていますね。

この楽曲はベネイさんの10年ぶりとなるフルアルバム『The Co-Star』の先行シングルで、JBR Creative Groupより配信されました。

両アーティストのコラボレーションは長年の夢だったそうで、その相性の良さが存分に発揮されています。

ヒルソンさんにとっても15年ぶりのアルバム『We Need to Talk: Love』に続く重要な作品となっていますよ。

夏のクラブアンセムにぴったりの一曲、成熟した大人のR&Bファン必聴です。