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【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】

1990年代に入り、現在多くの人がイメージする洗練された「R&B」が確立して以降は多くのメガヒット曲を生み出しつつもジャンルは細分化して、2010年代以降はトラップミュージックがチャートの主流となり、既存のR&BにとらわれないオルタナティブR&Bなども生まれました。

おもしろいことに、2020年代を過ぎた今は90年代や00年代にシーンを席巻したR&Bの影響を感じさせる名曲が次々とリリースされているのですよね。

こちらの記事では、そんな2020年代の「今」を感じさせる最新の洋楽R&Bのトレンドが一目で分かる注目の楽曲をまとめています。

ベテランから期待の新人まで幅広く紹介していますから、ぜひチェックしてみてください!

【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(21〜30)

Pretty Promises,NEW!Kali Uchis, Mariah The Scientist

Kali Uchis, Mariah The Scientist – Pretty Promises, (Audio)
Pretty Promises,NEW!Kali Uchis, Mariah The Scientist

コロンビアにルーツをもつシンガー、カリ・ウチスさんと、アトランタ出身のシンガーソングライター、マライア・ザ・サイエンティストさんがコラボレーションした楽曲が2025年10月にリリースされました。

本作はカリ・ウチスさんの5枚目のアルバム『Sincerely』の拡張版『Sincerely: P.S.』に収録されたナンバーで、ドリーミーな音像のなかで「約束」と「言葉の重み」をテーマに二人が歌い交わす内容となっています。

レトロなソウルの質感とモダンなR&Bが融合したサウンドは、聴く人の心に静かに寄り添うような優しさに満ちていますね。

アトランタ公演では、マライアさんがステージに登場して本作を披露するというサプライズもあり、会場は大きな盛り上がりを見せました。

誰かとの約束や信頼について考えたいときに、そっと背中を押してくれる1曲です。

In My Bag (ft. GloRilla)FLO

FLO, GloRilla – In My Bag ft. GloRilla (Official Video)
In My Bag (ft. GloRilla)FLO

現代R&B界で最も注目されている若手グループの一つ、FLOが自信と成功への意欲を表現した楽曲を発表しました。

2024年11月にリリースされたデビューアルバム『Access All Areas』に収録された本作は、R&Bとポップのエッセンスをミックスしたサウンドが特徴です。

歌詞では、メンバーたちが自身の独自性や贅沢なライフスタイルを誇らしげに歌い上げ、リスナーにポジティブなエネルギーを届けています。

アメリカのラッパーGloRillaさんもフィーチャリングで参加し、楽曲にさらなる深みを与えています。

自己肯定感を高めたい時や、自信を持ちたい時にぴったりの一曲です。

I Need HerNEW!Bryson Tiller

Bryson Tiller – I Need Her (Official Lyric Video)
I Need HerNEW!Bryson Tiller

トラップ・ソウルの旗手として知られるブライソン・ティラーさんが、2025年10月にリリースした二部作アルバム『Solace』からの1曲です。

プロデューサーのチャーリー・ヒートさんとタッグを組んだ本作は、90年代のR&Bを彷彿とさせるノスタルジックな音色と現代的なトラップのビートが絶妙に融合した仕上がりになっています。

切なさと渇望が交錯する歌詞世界は、大切な存在への強い思いを音楽そのものに例えながら表現しており、彼が「音楽をセラピーとして扱っている」と語るように内省的で感情豊かです。

メロウでスタイリッシュなサウンドは、静かな夜にひとり聴き入りたくなる魅力がありますね。

go (ft.Kehlani)NEW!Karri

サンフランシスコ・ベイエリア出身の若手R&Bシンガー、カリさん。

2023年の『3AM in Oakland』がSNSで大きな話題となり、2025年1月にはBillboardの「R&B Rookie of the Month」に選出された彼に、地元の先輩であるケラーニさんが客演した新曲がこちら。

E-40さんの2006年のハイファイクラシック『Tell Me When to Go』を再解釈したこの楽曲では、オリジナルのグルーヴを残しながらもシンセやオルガンで現代的なR&Bへと昇華させています。

相手への誘いと称賛を歌ったラブソングで、ケラーニさんのハーモニーが本作に深みを与えていますね。

ベイエリアの音楽文化へのリスペクトと新世代の感性が融合した、ノスタルジックかつスムーズな夜の雰囲気を求める方にオススメです。

Dancing In The SmokeNEW!GIVĒON

GIVĒON – Dancing In The Smoke (from Netflix Series “Nobody Wants This” Season 2) (Official Audio)
Dancing In The SmokeNEW!GIVĒON

深いバリトンボイスで世界的な人気を集めるR&Bシンガー、ギヴィオンさん。

ジャスティン・ビーバーさんの名曲『Peaches』への参加でグラミー賞4部門にノミネートされた経験を持つ実力派ですね。

そんな彼の2025年10月にリリースされた新曲は、Netflixドラマ『Nobody Wants This』シーズン2のサウンドトラックに提供されたナンバー。

1980年代ニュー・ウェーブやシンセポップの影響を感じさせつつ、揺れ動く感情や終わらせたくない恋愛の葛藤を描いたゆったりとしたバラードに仕上げられています。

破綻寸前の関係性に悩んでいる方や、切ないラブストーリーが好きな方にはぴったりの作品です。

AlrightNEW!Lojay

Lojay – Alright (Official Visualizer)
AlrightNEW!Lojay

ナイジェリア出身のシンガー・ソングライター、ロジェイさんが2025年10月にリリースした待望のデビュー・フルアルバム『XOXO』。

その大トリを飾るトラックは、プロデューサーのP・プライムさんとのコラボレーションによって生まれた珠玉の一曲です。

明るいシンセサウンドとリズミカルなパーカッション、滑らかなベースラインが織りなすアフロビーツとR&Bの融合は、聴く者に安心感と前向きさを届けてくれます。

アルバム全体のテーマである「言葉にできなかった感情」を昇華させるように、本作は希望に満ちたメッセージで締めくくられており、混乱や迷いを乗り越えた先にある穏やかな心境が表現されていますね。

ロンドン公演を皮切りにしたグローバルツアーも控えており、今後の活躍が楽しみなアーティストです。

Just How You AreNEW!Leon Thomas

ブロードウェイの舞台やニコロデオンの人気番組で活躍した後、プロデューサーやソングライターとしてSZAやアリアナ・グランデさんといった大物アーティストの楽曲を手がけてきたレオン・トーマスさん。

2024年にはアルバム『MUTT』がビルボードのR&Bアルバムチャートで首位を獲得し、ソロアーティストとしても確固たる地位を築きました。

2025年10月にリリースされたこの楽曲は、EP『PHOLKS』からの先行シングルで、ファンキーなベースラインとブラスが絡み合うグルーヴィーなR&Bナンバーです。

ありのままの姿を愛するというストレートなメッセージが込められた本作は、レトロなファンク感覚と現代的なサウンドが見事に融合しており、体を揺らさずにはいられない魅力があふれています。