【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】
1990年代に入り、現在多くの人がイメージする洗練された「R&B」が確立して以降は多くのメガヒット曲を生み出しつつもジャンルは細分化して、2010年代以降はトラップミュージックがチャートの主流となり、既存のR&BにとらわれないオルタナティブR&Bなども生まれました。
おもしろいことに、2020年代を過ぎた今は90年代や00年代にシーンを席巻したR&Bの影響を感じさせる名曲が次々とリリースされているのですよね。
こちらの記事では、そんな2020年代の「今」を感じさせる最新の洋楽R&Bのトレンドが一目で分かる注目の楽曲をまとめています。
ベテランから期待の新人まで幅広く紹介していますから、ぜひチェックしてみてください!
【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(91〜100)
No SecretsJessie J

力強く感情的なヴォーカルで知られる英国ロンドン出身のジェシー・Jさんが約4年ぶりとなる注目の新曲を2025年4月にリリースしました。
喪失やトラウマ、SNS時代における自己開示のプレッシャーなどを率直に歌い上げた本作は、彼女自身の経験を反映した非常に個人的な内容となっています。
SZAやBrent Faiyazとの仕事で知られるLos Hendrixと、Jesse Boykins IIIがプロデュースを担当し、ソウルフルなオルタナティブR&Bの要素と現代的なサウンドが見事に融合。
5月には続く新曲『Living My Best Life』のリリースや、ロンドンのユニオン・チャペルでのアコースティックライブも予定されています。
人生の苦難を経験しながらも音楽と向き合い続ける彼女の姿に共感できる方にぜひ聴いてほしい一曲です。
ILYSMIHKali Uchis

母性の深さを滲ませた繊細なサウンドが心に響く新作をコロンビア系アメリカ人シンガーソングライター、カリ・ウチスさんが2025年4月に公開しています。
幼いわが子が眠る傍らで綴ったという本作は、彼女のこれまでの孤独や自立をテーマにした楽曲から一転、家族への無条件の愛と癒しの感情が豊かに表現されています。
ドリーミーでソウルフルなサウンドは彼女の初期作品『Por Vida』を思わせる雰囲気を纏いながらも、母親となった彼女の新たな心境を映し出す珠玉の一曲。
5枚目のスタジオアルバム『Sincerely,』の最終トラックとして収録された本作は、彼女の音楽的成熟を感じさせる作品となっています。
英語とスペイン語を自在に操り多彩な音楽性で知られる彼女の新境地を、静かな夜のリラックスタイムにぜひ味わってみてください。
【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(101〜110)
Bout URema

甘美で煌びやかなメロディと、アフロビーツならではの躍動的なリズムが見事に調和した珠玉のラブソングです。
ナイジェリア出身のレマさんは、2019年のEP『Rema』からセレーナ・ゴメスとのコラボ曲『Calm Down』まで、アフロビーツシーンで目覚ましい活躍を見せてきた実力派アーティスト。
2024年にロンドンのO2アリーナで行われた公演は大成功を収め、2025年4月には世界最大級の野外フェス・Coachellaにも出演を果たしました。
本作はアフロビーツとR&Bを融合させた魅惑的なサウンドに、スタイリッシュなギターが印象的な一曲。
輝くような恋の予感を感じさせる雰囲気を纏った楽曲なので、ドライブミュージックやパーティーシーンで楽しむのがおすすめです。
This Is WhyTucker Nichol, Lil Wayne

アメリカのポップR&Bシーンで注目を集めているタッカー・ニコルさんは、元ミス・テネシーUSAの経歴を持つテネシー州ナッシュビル出身のシンガーソングライター。
本作はヒップホップ界のレジェンド、リル・ウェインさんとのコラボレーション楽曲で、操作的な関係性からの解放という重いテーマを、ニコルさんのソウルフルなボーカルとウェインさんの円熟したフロウで表現した意欲作です。
2022年にリリースされたアルバム『Too Close To Home』収録曲のリメイク版で、ジュリア・ロバートが監督を務めたミュージックビデオも公開中。
メンタルヘルスや自己肯定感について考えたい方におすすめの一曲ですよ。
Headphones OnAddison Rae

R&Bとトリップホップを融合させた洗練されたサウンドに、魅惑的なボーカルが重なる優美な楽曲です。
米国ルイジアナ州出身のアディソン・レイさんは、TikTokでの活動から音楽活動をスタートさせ、2021年に本格デビューを果たしました。
2025年4月にリリースされた本作は、彼女のデビューアルバム『AR』からの第4弾シングルで、自身の内面を深く掘り下げた歌詞と、スウェーデンのマックス・マーティンのスタジオで録音された上質なプロダクションが見事にマッチしています。
ミュージックビデオも必見で、アイスランドのレイキャビクで撮影された幻想的な映像美が、楽曲の世界観をさらに引き立てています。
All I KnowRudimental, Khalid

イギリスのエレクトロニックユニットRudimentalと、アメリカのR&Bシンガーソングライターのカリード さんによる待望のコラボ曲が2025年4月に公開された作品です。
ドラムンベースとストリングスをベースに、ゴスペル調のピアノとオルガンが織りなす荘厳な音の広がりと、カリッドさんのソウルフルな歌声が見事にマッチした、信頼と絆をテーマにした楽曲となっています。
本作は、Rudimentalの2025年を代表する楽曲として期待を集めており、カリッドさんにとってもアルバム『Sincere』以来の新作となります。
彼らの音楽的な個性が見事に融合した本作は、温かな気持ちになれる心地よい雰囲気を持ち合わせており、朝の通勤時や友人との語らいのBGMとしても最適な一曲です。
ENVYChris Grey

カナダのトロント出身で、オルタナティブR&Bを軸に独自の音楽性を展開するクリス・グレイさん。
彼の魅力は、R&Bにハードロックやクラシック音楽のエッセンスを巧みに取り入れた唯一無二のサウンドにあります。
2025年4月に公開された新作は、アナ・ホアンの小説『King of Envy』の公式サウンドトラックとして書き下ろされた作品。
過去の恋愛や嫉妬といった感情をテーマにした歌詞は、小説の登場人物であるヴィクとアヤナの関係性と深くリンクしています。
彼はこれまでアルバム『THE CASTLE NEVER FALLS』や、EPシリーズ『CHAPTER I: DESIRE』などをリリース。
2023年にはグラミー賞で3部門を受賞するなど、評価も急上昇中です。
ジャンルの壁を軽々と越える彼の音楽は、複雑な感情や心の機微を大切にする音楽ファンにぴったりですよ。