最新のテクノミュージック|2025年のトレンドを紹介
一口にテクノミュージックと言っても、その実態は相当詳しい方でないと、なかなかつかみづらいジャンルでもありますよね。
EDMやディープハウス、エレクトロポップにエレクトロニカとサブジャンルを掘り下げればキリがありません。
こちらの記事では、広い意味でのダンス・ミュージックの最新ヒット曲や人気曲、まだあまり知られていない注目の楽曲までを幅広く紹介しています。
メロディアスなボーカル入りの楽曲も多く含まれますから、あまりテクノに興味がないという方もぜひチェックしてみてくださいね!
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最新のテクノミュージック|2025年のトレンドを紹介(71〜80)
The Age Of Love (Charlotte de Witte & Enrico Sangiuliano Remix)Age Of Love

純然たる新曲ではありませんが、2021年という時代にこの色あせないダンス・クラスックのリミックスが発表されるということは意義深いものがある、と言えるのではないでしょうか。
2020年度の「Alternative Top 100 DJs」において、No.1に選ばれた人気テクノDJのシャーロット・デ・ウィッテさんと、イタリアはミラノを拠点とする若手DJにして、シャーロットさんのパートナー絵もあるエンリコ・サンジュリアーノさんによるこちらのリミックスは2021年の8月に発表されました。
『The Age Of Love』は初期のテクノ・シーンにおける不朽の名作であり、オリジナルは1990年にリリースされています。
2020年の2月からアイデアはあったそうですが、世界的なロックダウン後に本格的な作業が始まったとのこと。
オリジナル・バージョンに敬意を表しつつ、20年代の空気感を落とし込んだ手腕に脱帽です。
Vois sur ton chemin (Techno Mix)BENNETT

かなりユニークな1曲といえるのが『Vois sur ton chemin (Techno Mix)』です。
こちらはドイツの音楽プロデューサー、ベネットさんが手掛けた楽曲。
彼はSNSを中心にノリノリサウンドを発信しているのですが、本作はやや異なったテイストです。
というのもこの曲は、映画『Die Kinder des Monsieur Mathieu』の劇中歌を、サンプリングしたものなんですよ。
オリジナルがクラシカルな雰囲気に対し、EMDに仕上げています。
DopplerCharlotte de Witte

ベルギー出身のDJ、シャーロット・デ・ウィットさんはエレクトロニック・ミュージックやテクノのDJで、独特の浮遊感、高揚感がただよう、個性的なグルーヴを生み出しています。
エレクトロニックミュージックの分野において権威を持つDJで、ベストDJアワード2019も受賞しています。
また、BBCラジオでも賞をもらうなど、「テクノ・クイーン」の称号も手にしています。
作曲活動、レコーディング、DJとして活躍する、多彩な彼の活動から目が離せません。
PumpChris Lorenzo

「これまでにない音楽だ」と口コミが広まっているのが、『Pump』です。
こちらはイギリスの音楽プロデューサー、クリス・ロレンゾさんが手掛けた作品。
その冒頭では数秒の沈黙ののち、低音のサウンドが流れ始めます。
そこから電子音などが加わり、じょじょにサウンドが加速していきます。
そして最後には超高速になり、停止したのちサビに移ります。
このサビに向けて盛り上がれる構成が聴きどころです。
またラストに向けて何度か転調するので、常に新鮮な気持ちで聴けるのも魅力ですね。
Push Up (Main Edit)Creeds

少しミステリアスな雰囲気がただよう曲っていいですよね。
ということで紹介するのがCreedsの『Push Up』です。
こちらは弾むようなビートが心地よいテクノミュージック。
その特徴は大きく2つです。
まずは冒頭から最後まで、タイトルのフレーズがささやかれていること。
そのウィスパーボイスがどこか大人な印象を与えています。
もう一つの特徴は、曲の合間合間にピアノの音色が入ること。
そこでいったん曲を区切ることで、リズムの変化をわかりやすくしています。
leavemealoneFred again..

Fred again..さんが手掛け、Baby Keemさんとのコラボレーションが実現した『leavemealone』は、ひと聴きするだけで心を掴む力強いトラックです。
シカゴでのライブセットで初オンエアされ、その後もファンの間で話題を呼んだ曲です。
この曲では、Baby Keemさんの「South Africa」「Bullies」を巧みにサンプリング。
Fred again..さんの感性が存分に発揮されたドラム&ベースを基調とするサウンドは、聴く者を無条件にテクノの世界へ誘います。
また、今年はCoachellaでのヘッドラインやBrian Enoさんとのアンビエントアルバムリリースと、彼の活躍は止みません。
『leavemealone』は、その新たな魅力を示す1曲であり、テクノ好きでなくとも引き込まれること間違いなしです。
SomebodyGotye, Kimbra, FISHER, Chris Lake, Sante Sansone

失恋の痛みと喪失感を描いた『Somebody That I Used to Know』。
そんな名曲をフィッシャーさんやクリス・レイクさんといった実力派DJがリミックスした『Somebody (2024)』が2024年2月9日にリリースされました。
オリジナルのメロディーを活かしつつ、ダンサブルなテクハウスにアレンジされた本作は、Ultra MiamiやParklifeといった大型フェスティバルでも演奏される予定だとか。
原曲の感動的な歌詞が持つメッセージ性はそのままに、クラブでも存分に楽しめる作品に仕上がっています。
EDMファンの方はもちろん、オリジナル・バージョンのファンの方にもオススメです。