最新のテクノミュージック|2025年のトレンドを紹介
一口にテクノミュージックと言っても、その実態は相当詳しい方でないと、なかなかつかみづらいジャンルでもありますよね。
EDMやディープハウス、エレクトロポップにエレクトロニカとサブジャンルを掘り下げればキリがありません。
こちらの記事では、広い意味でのダンス・ミュージックの最新ヒット曲や人気曲、まだあまり知られていない注目の楽曲までを幅広く紹介しています。
メロディアスなボーカル入りの楽曲も多く含まれますから、あまりテクノに興味がないという方もぜひチェックしてみてくださいね!
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最新のテクノミュージック|2025年のトレンドを紹介(71〜80)
Push Up (Main Edit)Creeds

少しミステリアスな雰囲気がただよう曲っていいですよね。
ということで紹介するのがCreedsの『Push Up』です。
こちらは弾むようなビートが心地よいテクノミュージック。
その特徴は大きく2つです。
まずは冒頭から最後まで、タイトルのフレーズがささやかれていること。
そのウィスパーボイスがどこか大人な印象を与えています。
もう一つの特徴は、曲の合間合間にピアノの音色が入ること。
そこでいったん曲を区切ることで、リズムの変化をわかりやすくしています。
leavemealoneFred again..

Fred again..さんが手掛け、Baby Keemさんとのコラボレーションが実現した『leavemealone』は、ひと聴きするだけで心を掴む力強いトラックです。
シカゴでのライブセットで初オンエアされ、その後もファンの間で話題を呼んだ曲です。
この曲では、Baby Keemさんの「South Africa」「Bullies」を巧みにサンプリング。
Fred again..さんの感性が存分に発揮されたドラム&ベースを基調とするサウンドは、聴く者を無条件にテクノの世界へ誘います。
また、今年はCoachellaでのヘッドラインやBrian Enoさんとのアンビエントアルバムリリースと、彼の活躍は止みません。
『leavemealone』は、その新たな魅力を示す1曲であり、テクノ好きでなくとも引き込まれること間違いなしです。
SomebodyGotye, Kimbra, FISHER, Chris Lake, Sante Sansone

失恋の痛みと喪失感を描いた『Somebody That I Used to Know』。
そんな名曲をフィッシャーさんやクリス・レイクさんといった実力派DJがリミックスした『Somebody (2024)』が2024年2月9日にリリースされました。
オリジナルのメロディーを活かしつつ、ダンサブルなテクハウスにアレンジされた本作は、Ultra MiamiやParklifeといった大型フェスティバルでも演奏される予定だとか。
原曲の感動的な歌詞が持つメッセージ性はそのままに、クラブでも存分に楽しめる作品に仕上がっています。
EDMファンの方はもちろん、オリジナル・バージョンのファンの方にもオススメです。
最新のテクノミュージック|2025年のトレンドを紹介(81〜90)
MothsRY X

オーストラリア出身のシンガーソングライター、ライ・Xさん。
ミニマルで感情的なポップやインディー・ロックの要素を持ち、深いエモーションと静寂の中に力強さを感じさせるスタイルが特徴です。
本作は、深い感情と象徴的なイメージが交錯する内容となっており、「蛾」というイメージを用いて、恋愛や感情の複雑さを描いています。
音楽的にはミニマリスティックなアレンジとライ・Xさんの独特なボーカルスタイルを特徴としており、アンビエントな雰囲気が聴く者に静かな中にも激しい感情の流れを感じさせます。
The Majestic YesShackleton

イギリスを代表するエレクトロ・ミュージックのプロデューサー、シャックルトンさん。
オーソドックスなテクノはもちろんのこと、実験音楽やアバンギャルドなど、挑戦的なジャンルにも挑戦しているプロデューサーです。
そんな彼の新曲が、こちらの『The Majestic Yes』。
生の打楽器と電子音楽をミックスさせた個性的な一曲で、実験音楽に挑戦している彼の発想の豊かさが考えられる作品です。
テクノの魅力をより深く味わいたい方はぜひチェックしてみてください。
HomeTwo Shell

あのフォーテットさんもプレイ、大物たちのサポートでも話題を呼んでいるロンドン出身のデュオ、TWO SHELLによる英国ベースミュージックの最先端!
こちらの『Home』は、本人たちが主催するレーベルMAINFRAME AUDIOより2021年の10月にフィジカル・オンリーという形で限定リリースされたものなのですが、2022年を迎えてデジタル音源としても楽しめるようになったということで、今回改めて紹介します。
高速ブレイクビーツにどこか愛嬌を感じさせるシンセ・サウンド、コペンハーゲンのエレクトロポップ・トリオCHINAHが2015年に発表した楽曲『Away From Me』を引用、大胆に加工したボーカルによるメロディがなんともキャッチーですね。
ダンス・トラックでありながらインディポップ風の雰囲気が漂う、といった不思議なバランス感覚が実におもしろいです!
Mwaki (feat. Sofiya Nzau)Zerb

多様性に富んだテクノシーンにおいて、ZerbさんとSofiya Nzauさんの『Mwaki』は異文化の素晴らしい融合を体現した名曲です。
圧倒的なストリーミング数を誇り、TikTokでは多くの人が振り付けをマスターし盛り上がっていますね。
Zerbさんはブラジルの風を感じさせる魅力的なサウンドを、Sofiya Nzauさんはケニアの伝統的な感性で表現しています。
感染性の高いリズムが心地良く、絶妙なボーカルハーモニーが聴く人の心をとらえるでしょう。
恋愛の機微を描いた歌詞も、リスナーの情感を揺さぶります。
文化の枠を超えたこの楽曲は、世界を席巻しているのも納得です。






