歌が上手くなる条件って何でしょう?
もちろん正式なボイトレレッスンなどを受けて正しい発声を身につけて、自身の体をまずは「しっかりとよく鳴る楽器」にすることは基本にして最大の重要ポイントですが、そうやって「歌うための基礎技術」を身につけた上で、ご自身のレベルや目的に合った曲を選んで実際に歌ってみて、歌の表現力等を育てるための「実戦訓練」もとても大切です。
今回のテーマでは、そんな「歌が上手くなりたい」とお考えの男性の方に向けて、練習素材としてオススメの曲をセレクトしてみました。
各曲についての記事では、その曲を歌う上での気をつけるポイント、その曲を選んだ理由なども紹介していますので、ご自身の目的に合わせてぜひこの記事をお役立てください。
【男性向け】歌が上手くなる曲。カラオケ上達のための練習曲(1〜10)
Same BlueOfficial髭男dism

人気バンド、Official髭男dism。
カラオケでのウケが非常に良いバンドなので、彼らの楽曲をレパートリーに入れたい方は非常に多いと思います。
そこでオススメしたいのが、こちらの『Same Blue』。
高さが目立つ楽曲ですが、挑戦できないほどの広い音域というわけではありません。
しっかりとハイトーンパートで伸びのある発声をすれば、多少なりともプロっぽく聞こえるでしょう。
ハイトーンの持久力や完成度を高めたい方にとっては、良い練習曲になるのではないでしょうか?
DystopiaONE OK ROCK

世界的な活躍を収める日本のロックバンド、ONE OK ROCK。
歌が上手いボーカルのバンドといえば、まずONE OK ROCKを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
そんなONE OK ROCKの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『Dystopia』。
パワーポップとオルタナティブロックをミックスしたような楽曲で、ハイトーンが何度も登場します。
ミックスボイスというよりは、シャウトを入れた地声といったハイトーンパートが多いので、高音部分での厚みや持久力を高めたい方にオススメです。
旅路NEW!藤井風

藤井風さんの『旅路』も私の生徒さんが練習していた曲で、低音男性さんにオススメの曲です。
全体の音域は、B2~G#4、Aメロは低音がかなり多くてサビにかけてだんだん音域が高くなっていく曲の構成です。
サビの部分が高いと感じる方は、最初から藤井風さんの歌い方をマネして優しい雰囲気で歌うと息まじりの声になるので、わりと歌いやすいかもしれないです!
練習曲としてはわかりやすい曲だと思うので、だんだん勢いをつけていくという感覚で歌ってみてくださいね!
風神Vaundy

Vaundyさんの新曲『風神』。
TBSのドラマ「ライオンの隠れ家」の主題歌でもあるため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
そんな本作の魅力はなんといっても、グルーヴ。
サビはJ-POPといった感じですが、AメロやBメロはネオソウルというソウルにヒップホップ、ジャズ、ファンクなどをミックスしたジャンルに似ています。
このジャンルは日本人にはないグルーヴ感を重視しているため、そういった要素の強い本作を歌えば、外国人のようなグルーヴを身につけられます。
恋だろNEW!wacci

「声が低い男性」をテーマに曲を上げていますが、私の生徒さんの中にも「声が低い男性」がたくさんいます!
その中の方で練習していたのがwacciの「恋だろ」です。
こちらの曲、サビはF#4まで一気に音域が上がりますが、最低音はなんとB2というなかなか低い音が全体を通して何度も出てきます。
まずはこの出しやすい音をしっかり出せるようになってから、高音を勢いつけて歌ってみるのはどうでしょう?
もちろん最初は地声ではなく裏声で大丈夫です!
歌い続けると絶対にどこかでハマってくるので「少し高いけど……」と挑戦してみるのもいいかなと思います。
無理はせずに!
TAKE IT BACKDa-iCE

ハイレベルなダンスボーカルで人気を集めるボーイズグループ、Da-iCE。
アイドルに興味がなくても、彼らの楽曲を一度は耳にしたことがある男性は多いと思います。
そんな彼らの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『TAKE IT BACK』。
本作はミックスボイスを練習する際にオススメの楽曲です。
とてつもなく高いミックスボイスパートが何度も登場するため、誰でも歌えるわけではありませんが、ミックスボイスにおいてはこれ以上ないほど参考になる楽曲と言えるでしょう。
DearMrs. GREEN APPLE

キャッチーなメロディーとリリックで10代から絶大な支持を集めているバンド、Mrs.GREEN APPLE。
多くのヒットソングを生み出してきた彼らですが、その中でも特に歌が上手くなりやすい楽曲としてオススメしたいのが、こちらの『Dear』。
本作はMrs.GREEN APPLEの特徴である高音がいたるところで登場します。
力強い歌い方が求められる楽曲ではありませんが、声量もロングトーンも必要なので、基礎歌唱力を上げるにはうってつけの楽曲と言えるでしょう。