どこか懐かしい気持ちがよみがえったり、ふともの悲しい感情になるノスタルジックな音楽。
そんな音楽を聴いていると、ジーンと胸に染みるものがありませんか?
ノスタルジックは、英語の「nostalgia」からくる言葉で、日本語にすると「郷愁に満ちた」という意味があります。
この記事では、そんなふるさとのことを懐かしく思ったり、なぜか昔を思い出してしまうような、ノスタルジックな感情になれる楽曲を紹介していきます。
二度と戻らない日々を思い描いたり、大切な人を思い浮かべたり、あなただけの感情を大切にして聴いてみてください。
ノスタルジックな曲。どこか懐かしい心にしみる名曲(1〜10)
やさしさに包まれたらなら荒井由実

映画『魔女の宅急便』エンディング曲に使用された曲。
ミドルテンポの盛り上がりが少ない曲ですが、タイトルのように、やさしい気持ちになれる曲です。
曲調がシンプルなので、歌詞の良さを浮きだたせてくれるのかもしれません。
タイトルがリフレインされて、サビが目立たないのが特徴的です。
ユーミンの声と詞がとてもノスタルジックな気分にしてくれます。
二十九、三十クリープハイプ

ボーカル尾崎世界観さんの独特な歌声と、生々しくぬるっと心に入ってくるワードセンスが魅力のバンド、クリープハイプ。
こちらの楽曲『二十九、三十』はこの数字の意味するところの通り、何か人生において現実がリアルにおそってくる微妙な年齢をテーマに歌った楽曲です。
美しいメロディに乗せたメッセージが活字の本を読んでいるかのように無理なくすっと心に入りこんでくれます。
聴いているうちにどこか自分の気持ちや現状とリンクするところが見つけられる、そんな楽曲だと思います。
地球儀米津玄師

淡いメロディーと優しい歌声が心に染み入る米津玄師さんの1曲。
懐かしさと希望が入り混じったような歌詞には、宮崎駿監督から受けた影響が感じられます。
スタジオジブリ映画『君たちはどう生きるか』の主題歌として2023年7月に発表されたこの楽曲は、CDとA5版の写真集が同梱された形でリリースされました。
自分の進むべき道を探す旅路を描いた本作は、人生の岐路に立つ人にぴったり。
静かな夜に1人で聴きながら、これまでの道のりを振り返ってみるのもいいかもしれません。
夏の終わり森山直太朗

2003年8月20日に発売された森山直太朗さんの3枚目のシングルの楽曲です。
夏の終わりと共に忘れてしまった遠い記憶を思い出させてくれるようなこの楽曲。
一聴するとラブソングに思えますが、森山さんいわく「反戦歌」でもあるようで、「夏の終わり」で「戦争の終わり」でもありこの楽曲にノスタルジーを感じるのは、こういった反戦の思いも込められているからなのかもしれません。
1984andymori

日本のスリーピースロックバンド、andymori。
世界のさまざまなロックバンドのテイストを日本語の歌詞でアウトプットする、サウンドも歌詞も天下一品のロックバンドです。
こちらの楽曲『1984』はアルバムの中でも特に哀愁のただようスローなロックナンバーです。
優しい歌声に力強いビート、しかしながらその聴き心地は初めて聴いたのに、なぜだか懐かしい気持ちにすらさせてくれます。
人の血のこもった音楽とはこういうことなんだと思わせてくれる1曲です。
少年時代井上陽水

日本を代表するシンガーソングライターの1人である井上陽水さんが1990年9月21日にリリースした29枚目のシングル楽曲です。
学生時代に教科書に載っていたり、合唱曲として歌ったことで思い出に残っている人も多いこの楽曲ですが、歌詞には井上陽水さんが響きの良さだけで作った造語がいくつもあります。
意味を探るのではなくフィーリングで聴くのがこの楽曲の聴き方なのかもしれません。
若者のすべてフジファブリック

フジファブリックの代表曲として知られるこの楽曲は、夏の終わりを告げる花火を通じて、青春の終焉と新たな始まりの間で揺れ動く若者の複雑な感情を表現しています。
2008年1月にリリースされたこの曲は、日本テレビ系『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』のPOWER PLAYに選ばれ、その後もドラマやCMに起用されるなど、多くの人々の心に響き続けています。
青春時代の切ない想いや、過ぎ去った日々への郷愁を感じたいときに聴いてほしい1曲です。
繊細で心地よいメロディが時を超えて響き渡り、静かな余韻を残します。