切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ
数ある楽器の中でも一番身近にある楽器で、ピアノを弾ける方に会うと思わず憧れてしまう代表的な楽器の一つですよね。
切ない旋律の楽曲は聴いていて思わず世界に入り込んでしまいます。
今回の記事では「切なさ」をテーマとした人気のピアノ曲をご紹介します!
定番のクラシック曲はもちろん、映画やアニメにゲームなどのサウンドトラックで使われたピアノがメインの切なく美しい作品も含めたバラエティが豊かな内容となっていますから、切ないピアノ曲がお好きな方であれば要チェックです!
切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ(41〜45)
楽園にて「レクイエム」よりGabriel Fauré

天使の声が歌う優美な旋律が印象的な宗教曲から、ピアノ用に編曲された作品で、穏やかで心が和む調べが魅力です。
1888年1月にパリのマドレーヌ教会で初演された作品からの一曲で、映画やドラマでも使用されているため、なじみがある人も多いのではないでしょうか。
天上へと導かれるような優しい音の流れは、慰めと希望に満ちており、フランスの作風らしい繊細な表現が随所に見られます。
本作は技巧的な要素も少なく、ゆったりとしたテンポで進行するため、ピアノ学習中の方でも楽しみながら練習できる楽曲です。
心を落ち着かせたい時や、穏やかな気持ちで演奏したい方におすすめの一曲といえます。
エレジー ハ短調 作品24Gabriel Fauré

甘く繊細な響きと感情が豊かな旋律が特徴的なフランス近代音楽の名曲です。
深い哀愁を帯びた静かな冒頭から始まり、中間部では情熱的な盛り上がりを見せ、最後は再び静けさへと戻っていく三部形式の曲調は、聴く人の心に深い感動を与えます。
ゆったりとしたテンポの中に込められた繊細なハーモニーと美しい旋律は、フランス音楽ならではの上品さと温かみを感じさせます。
独奏チェロと管弦楽の調和が見事な本作は、2022年の北京冬季オリンピックでも使用され、フィギュアスケートの金メダリストたちの演技を彩りました。
チェロやピアノを学んでいる方で、ロマン派音楽の魅力に触れてみたい方にぴったりの一曲です。
舟歌 第10番 イ短調 Op.104-2Gabriel Fauré

滑らかに揺れ動く水面のような6/8拍子のリズムが印象的な作品です。
1913年に世に出た本作は、イ短調の調性の中に深い情感を秘めた美しい旋律が流れています。
幻想的な和声の移り変わりと、左右の手で奏でる繊細なリズムの絡み合いが、ヴェネツィアの水上を漂うゴンドラの情景を鮮やかに描き出しています。
穏やかな印象を持ちながらも、中間部では徐々に音楽が盛り上がり、テクスチュアも豊かになっていく構成も魅力です。
ピアノ学習者の方には、基本的なリズムパターンを保ちながら、繊細な表現力を養える格好の曲といえます。
フランス音楽特有の洗練された雰囲気を味わいたい方におすすめの1曲です。
ピアノソナタ第8番「悲愴」第二楽章Ludwig van Beethoven

穏やかで歌うような旋律が印象的なこの楽曲は、変イ長調2/4拍子の緩やかなテンポで進行します。
三部形式で構成され、シンプルながら情感の豊かな主題が繰り返し現れることで、抒情的な魅力を引き出しています。
映画『不滅の恋/ベートーヴェン』で効果的に使用されたほか、ビリー・ジョエルの『This Night』でも旋律が引用されるなど、ポップスとの融合も見られます。
本作は豊かな表現力を持ちながらも技巧的な難しさは控えめで、小学校高学年の発表会でも取り組みやすい曲となっています。
落ち着いた雰囲気の中にも豊かな音楽性があり、音楽を真摯に学びたい方に最適な1曲です。
ニュー・シネマ・パラダイス「愛のテーマ」Ennio Morricone

1988年公開のイタリア映画から生まれた名曲です。
映画のストーリーと深く結びついた楽曲で、主人公の初恋や別れ、再会といった感情的なシーンで効果的に使用されています。
美しいメロディーと深い歌詞が特徴的で、多くの人々の心に響く曲となっています。
弦楽器やピアノを中心とした編成で、ゆったりとしたテンポが印象的で、ピアノで練習しても映える名曲です。
映画音楽の枠を超えて、さまざまなアーティストによってカバーされており、クラシックやイージーリスニングのファンにもおすすめです。
映画と音楽が融合した感動を味わいたい方に是非弾いていただきたい1曲です。